ギリホリ・アラサー留学はチャンス!
オーストラリア留学4年目、32歳で渡豪。留学当初は「仕事がなかったらどうしよう」「結婚できなかったらどうしよう」と迷いに迷って、1年ほど決めきれず結果ギリホリと呼ばれるワーキングホリデーの年齢を過ぎてから海外留学した筆者が説明します。
現在、シドニーに海外インターン、ローカルIT勤務を経て、ビジネススクールと掛け持ち起業、現在シドニーのビジネスソシエティの理事をさせていただいております。
日々、留学を希望されるみなさまからご連絡いただき、「留学に行きたいけど、失敗したくない」「留学に行きたいけど、帰国したあとの仕事が不安」「オーストラリアについてからのことが不安」「年齢が…」
と色々なご意見を聞かせて頂きます。
結論から先に言うと、
「ギリホリ・アラサー留学はチャンス!」だという事。
アラサー留学はチャンス!と思う私の理由を3つご説明させてください。
1:「社会人経験がある」
留学に行くときはおそらくほとんどの人がローカルと言われる現地の人や他国からきた留学生と友達になりたい、もしくは海外で現地ローカルの企業でインターンや勤務したい、と思っていると思います。ここでとても強みになるのが、日本での社会人経験です。どんな仕事でもいいです。
販売をしていたとか、〇〇人くらいの規模のレストランで接客をしていたとか、アドミン、マーケッター、営業、etc 本当にどんな経験でも良いのですが、これまでの経験でどんなことをして、自分はどんな対応したか、という棚卸しが大切です。それをきちんと自分で説明すること。
この経験があるからこそ海外に出た際も「あなた何ができるの?」という質問に、自身の経験を持って自信を持って返答ができます。
オーストラリアにきてから年齢のことは皆無というほど聞かれることがなくなりました。これはとても良い反面、「あなたは何ができるの?」「あなたは何をしているの?」という質問には自信を持って答える必要があります。どんなお仕事経験でもいいです。「私はこれができるよ!」というスタンスで海外にくるとグッとお仕事のチャンスもローカルの友人も出来やすくなります。
お仕事経験が深くないと思っている方、本当にそうですか?
エクセルを綺麗に整理できる、データを上手にまとめられる、販売で売り上げを出していた、そういったものも十分なスキルです。過小評価せずに30代頃まで続けてきたことを1つ1つ、棚卸ししてみてくださいね。
それでも「ない!」という方は、20代の時間を使って夢中になった趣味はありませんか?趣味だって立派な経験です。
2:「お金と時間の大切さをわかっている」
20代の半ば〜30代で留学に希望する方は、「行ってみたい気持ち」と「いってどうなるんだろうか、周りのみんなは昇格していたり、家族を持っていたりしているのに...お金はどうなるのか...帰国後に仕事はあるのか...」と、不安になっている方も多いと思います。
だからこそ、留学が良いものになるのです。
お金は無駄にはできない→「色々行動して調べてみよう!」
帰国後に仕事がなかったら嫌だ→「なんとか海外インターンをしてみよう、海外企業で勤務してみよう!」
不安な事は、どうなるとその不安が消えるのか反転させてみましょう。その答えは、行動する際のヒントになります。
できる限りのことをしてみようとお金と時間の大切さを感じているアラサーだからこそどんどん実際に調べてみて、挑戦してみることができるのです。確実にそう感じながら行動する方と何も考えずに行動する方では、そもそもチャンスが来ていたとしてもそのチャンスに気がつくこともできなければ、つかもうとするマインドセットも持ってないのです。
なのでその沢山の不安や葛藤も心配しすぎないでください。その心配や不安を反転させて、「だったらこうしてみよう」で行動して、どんどん海外でのチャンスをぜひつかんで下さい。
3:「たくましく柔軟な30代」
海外に来ると毎日が新鮮で新しいことに出会います。それだけでもあなたの価値観を広げる可能性があるため十分です。時にはこれまで当たり前と思っていた日本の常識が全く当てはまらないことや、日本にいる時は言わずともわかったことがきちんと伝えてないことで伝わっておらず、損をしてしまうこともあります。
20代の頃であれば、他の人と話すことで傷ついたり、英語が上手く話せず傷ついたりすることもあるでしょう。ですが、30代にもなれば日本でも他人の言葉の1つや2つで傷ついたことはすでに経験済みですので、今回はこの感情のパターンだな。とパターン化することができます。
英語ネイティブのスピーカーを目の前にして伝わらなくても、こちらは第二言語だからね!という気持ちになるし、常識が違う相手とも冷静に「育った環境が違うしね」と伝えることができます。
それを繰り返すうちに、次はこういう英語の表現を覚えよう!とか、日本と海外の文化にはこういう違いがあるんだ、もっと質問してみよう。とか、相手からの影響をどんどん吸収するだけではなく、自分の経験や感情をきちんと加えて表現したり、コミュニケーションをとることができるようになります。
ポイントは、10〜20代で培った自分の経験にきちんと誇りを持ちつつも、決して固執しないこと。「これはこうだから!」と新しい考えや変化を受け入れない姿勢でいると、成長が止まってしまいます。
海外で新しい人や新しい価値観に触れて、自分の経験とブレンドして、どんどんその価値観を広げるイメージでいてください。
30代の海外留学ーtransferable skill (転換可能なスキル)を持っている
ざっと「アラサー留学はチャンス!」についてご説明させていただきました。
アラサーは、これまでの経験からトランスファラブルスキル(Transferable Skills)と呼ばれる、ある仕事から別の仕事へ応用可能なスキルをもっています。「ポータブルスキル(portable skills)」とも呼ばれます。
これまで日本でされていたことを過小評価せずに書き出してみください。必ず海外で活かせるものがあります。
海外に来てから作った人脈やチャンスのために、本当にたくさんの挑戦を3年でしてきました。実際の行動が多すぎて記事では書き切れませんが、シドニーに来てからいただくDMや、不安な思いを持っている皆さんの少しでも助けになれば幸いです。
純粋にいつもお話しするセミナーで皆さんのお仕事経験や、日本で頑張ってきたからこそ次30代になる前に海外を一度見てみたい!という海外留学への想いがいつも素敵だなぁと感じているからです。
「ギリホリ・アラサー留学はチャンス!」
20代でいくスポンジのように吸収する留学も良いですが、
やはりすでにtransferable skill (転換可能なスキル)を持っている30代の海外留学が可能性がいっぱいで楽しみでワクワクだと思って仕方がないです!
しつこいですが、もう一度言いたい。
「ギリホリ・アラサー留学はチャンス!」
日本で働いてた経験もあるからこそ海外に出てもその経験を沢山語れるし、お金も時間もより大事だと感じるアラサーだからこそ、海外での時間を貪欲に、探究して楽しむことができます✨
どんな選択肢をしても、
その選択肢を「正解」にするのはあなた。
あなたがゼロなら意味がないです。
恐れず、ワクワクして
飛び込んでほしいです。
これから来るアラサー留学の皆さまも、不安はあると思うのですが、ワクワクする気持ち!を大切に良い海外留学にしてください✨
不安だった4年前、飛び出してくれた自分に今ありがとうと私は思ってます。
皆さんも後悔しない留学をしてくださいね。
Womencanfly.Co(ウィメンキャンフライ)では、海外留学のスタートダッシュを応援するプログラム「海外スタートダッシュ」を開講しております。(これまでの開催レポートは▶︎こちらです。)