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抽象的な依頼を具体に落とし込むコツ

こんにちは。
今回は、表題のテーマ、上位者からの抽象的な依頼を部下の方が具体的な要求やニーズ、実行可能なタスクレベルにまで落とし込む為の意識付けや、癖になるまでの習慣化のコツについて書いていければと思います。
この文章を書いている背景として、昨今コロナ禍以後、あらゆる組織や会社において、オフライン・対面ではなくオンライン上やテキストベースでのコミュニケーションスタイルが一般化した事もあり、徐々にそのメリットとデメリットが可視化されつつあると考えたからです。
個人的な所見で極論を申し上げると、僕は一定の言語能力や文書化能力を備えていない人が、オンライン上で的確な意思疎通を図ることや、意見や考えを正確に伝達する事は不可能で、著しく非効率でさえあると考えている人間です。
仕事はもちろんのこと、プライベートでの関係構築にも非常に大きな要素であると思っており、全社会人が習得すべき現代の必須教養、常識であるとさえ言い切っても良いです。
ではなぜ、抽象的に依頼を投げてしまう上位者の方が多いのでしょうか。それは大きく2つの理由があると考えられます。

1.楽だから
抽象的にざっくりと物事を要求したり依頼するのは正直楽なことです。
なぜなら、依頼側はあまり深く考えることなく、依頼を受け取る側の解釈や判断に委ねることができるからです。受け取り側、つまり部下にあたる人間はそれをなんとか解釈し具体的なタスクやアウトプットとして消化するわけですが、偉い人側の頭の中や考えを正確に外さずとらえる事は容易ではありません.。 
仮にそれができる人がいるならば相当に賢く頭の切れる人か、エスパー超能力者の類と言っても良いでしょう。 もちろんそういう方が多く存在していて、いわば阿吽の呼吸で全てのコミュニケーションが円滑に回るのであればこんなに望ましい事はありません。

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