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自分に自信の無い女性が多いのはなぜ?

女性活躍推進の仕事をしています。
企業や団体、自治体で働く女性のキャリア研修をしたり、
女性リーダーの育成のプロジェクトに携わらせていただいたりしています。

共通しているのが、
「自分に自信の無い女性が多い」ことです。
先日も色んな企業からリーダー候補の女性が集まり、
リーダーになるための意識醸成や今後のキャリアを考える4回シリーズの講座に登壇しました。
30名程の方がいらっしゃいましたが、
最初はほとんどの方が自信が無いと言われていました。

4回の講座の中で、自身の強みを改めて考えていただいたり、職場でどんなことに貢献できるのかといったことをワークショップ形式で考えていただきました。

マインド醸成では、
・いつまでに〇〇しなくては、もう〇歳だからと年齢を気にし過ぎて視野が狭い
・皆を引っ張っていくリーダーシップは自分には無い
・自分には取り柄が無い
といった考え方を持っていたら、もっと視野を広げよう、視座を上げよう。
リーダーシップには色々あり、現在は引っ張っていくよりも、皆を後ろから支えたり、協同して動けるようにいざなったりするリーダーシップが必要だ。
といったような考え方を伝えました。

また、妻、母、子、仕事といった複数の役割を持っていると、ついどれも頑張り過ぎてしまって、全部が不十分に感じている人も多いが、
他人と比べない、全部を完璧にこなす必要は無い。
という話をすると、安心される女性も多くいました。
4回終了すると、皆さん、自分の強みや価値観を把握し、自分でもやれそうという自己効力感が出てきました。

ということは、自信が無い女性が多いのは、
今まで、ただ挑戦する機会が少ない、知識が足りないということが大きな原因ではないかと思います。
女性に比べて男性の方が、経験を積んで成功体験を増やしたり、リーダー的役割を早くに担って、挑戦する場面が多かったり、外部の方と話す機会も多かったりすることが多く、自然に知識も増え、刺激も受けます。
そういう差が自信の差につながっているのではないかと思います。

勇気を出して、自分を見つめる勉強会に出てみたり、
普段とは違う本を読んでみたり、
いつものコミュニティとは違う集まりに参加してみたりしてはどうでしょうか。

きっと違った視点が得られます。
違った友人ができます。
違った景色が見られるのではないかと思います。

                         篠田寛子


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