【夢日記】でけえ猫とのかまし合い

    なんかよく分からんが動物を扱う仕事に就くための職業訓練(ではないんだけど)みたいなのに参加している、僕と2人の女子。その日の実習は、3人がそれぞれ別の猫を懐かせるという内容だった。なんか体育館ぐらいの広さの大きな部屋で、壁の一つの面に小学校の教室のロッカーのようにずらりと猫の寝床みたいなのが並んでおり、そこから自分が懐かせる相手の猫を探し出すところから始まる。伝わる?
    まあともかくまず1人目、女子Aがチャレンジし、確かまあまあ普通に成功して終わった。

    次僕の番だったのでまず猫を探す。ようやっと見つけ出したが、なんだかこの猫すごいふてぶてしい顔をしていらっしゃる。女2人男1人だから、ちょっと厄介そうな個体が僕の担当になったってことかな、男女差別だーっつって炎上するで、この時代。そう思った。
    まあともかくそのままそいつを誘き寄せ懐けようと試みるも、シャーッて言ってきたり結構生意気。人差し指出してみたら思いっきり噛まれるし。コルラぁッ!!!とか言って普通にキレて頭バッシバシ叩いてやった。動物虐待だーっつって炎上するかしら。

    それはさておき、完全に僕にキレてる感じの表情でグルルルルなんて言っちゃったりしながら僕との距離を測り始める猫。なんか知らんがよく見たらというか気づいたらこいつこんなデカかったっけ、虎ぐらいデカい。と思ってたらまた気付いたらラクダぐらいデカくなってた。何言ってっか分からんかもしれないが、さっきまで通常猫サイズだった、頭バッシバシ叩いてたあの猫の話ですよ。
    これは戦いになったら勝てるだろうか、でも女子2人も見てるしカッコ悪いところは見せられない、と僕もヤツとの距離を測る。互いに牽制し合い睨み合ったままその場をゆっくりぐるぐる周る。時折両腕を上げて体を大きく見せながら、シャーーーッ!と唸って相手を威嚇する。

    暫くそんな膠着状態が続いたが、ある時不意に猫がこう言った。「…お前明日も来るのか?」
    それは明らかに「また明日も会いたい」といったニュアンスを含んだ言葉であった。僕は、この凶暴で獰猛な猫の王(知らんけど)に認められたのだ。さながら拳を交えて初めて相手を認める男の友情。正直戦いになれば勝てる気がしなかった僕は安堵し、ただ「ああ。」とだけ言った。
    すると猫はニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、「ヒロトは歌えるのか?」と尋ねてきた。甲本ヒロトぐらい歌えないと男としては認められない、さあお前に出来るのか?彼のそんな言外の意思を感じ取った僕は、また「ああ。」とだけ返事をしたが、ヒロトの歌は聴いた事は何度もあるが歌える歌は一つも無い。明日までに1〜2曲覚えとかなきゃな、と思ってたら起きました

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