見出し画像

【夢日記】交差点にて

    まずは以下の図をご覧いただきたい。夢の中で私が居たある交差点の図であり、AとBは各信号が赤青入れ変わる前と後のものである。
    また、赤丸は現在地、緑丸が進行したい方向である。


    ちなみに現在地には自分含め大人男性3名がおり、乗り物は大人数名であれば持ち運びできるバイク(謎)である。
    黄色の網目模様部分には犬の散歩中の男性1名がおり、信号待ちをしている。

    先述の通り我々は緑丸の方向に進みたかった。しかし、信号が青に変わったとて、現在地から緑丸方向に一気に左折するのは夢の中の交通ルール上不可とされていたようで、一旦左折し直進、少し進んでから右折し、赤文字a地点を経由してからでないと進めないという状態であった。
    いや、そもそも交差点の4つの車両用信号機は無かったような気もする。歩行者用信号機だけだったような気もする。まあ夢のことなんてハッキリ覚えてないって事もままあるものなので、とりあえずどっちでも良いものとする。

    ともかく、目の前の信号が青に変わったら緑丸方向を目指したい我々。しかし先述の通り赤文字a地点を経由する大回りルートを選んでしまうと時間がかかり過ぎ、赤文字a地点に着く頃には信号は赤に、つまり図Aの状態に戻ってしまうだろう。
    という事は車両用信号機もあったって事じゃね?そしてそうであるならば、そもそも現在地の信号が青になっても一旦赤信号で停止しないとダメじゃね?いや、わからん、進んでいいのか?何この交差点。

    ともかく、夢の中ではそういう事になっていたのである。そこで我々3名は考えた。黄色の網目模様部分で信号待ちをしている男性に頼み、大人数名であれば持ち運びできるバイク(謎)を4人で担いで歩行者として横断歩道を渡れば、直接赤文字a地点までショートカット出来るのではないかと。
    そうすればおそらくその時点ではまだ信号の状態は図Bのままなので、そこから直進し緑丸方向に進めるのではないかと踏んだのである。

    閃いてからは早かった。すぐに信号待ちの男性に声を掛け、事情を手短に説明し、協力の了承を得る。直後、信号が青に変わった為(図Bの状態)、4人は慌てて大人数名謎バイクを担ぎ上げ、赤文字a地点へと走った。急にリードを放された犬は、近くをたまたま通りかかったおばちゃんが、逃げないよう見てくれていた。

    程なくして、我々は赤文字a地点に到着。作戦は功を奏した…かに思われたが、信号を確認するともう点滅中。今から謎バイクのエンジンをかけて発進させていたのではおそらく間に合わない。てか今更だけど3人で乗るの?謎バイクすぎひん?
    ともかく、これはまずいと思った我々。しかし私はすぐに次の手を閃いた。このまま3人で謎バイクを担いで横断歩道を渡り、直接緑丸方向に向かおう、と。それをほか2名に提案し、すぐさま実行。信号が赤に変わる前に、なんとか緑丸側に辿り着いたのであった。一件落着。

    いや待て待て待てーい!3人で運べるんかーい!結局3人で運ぶんかーい!謎バイク運ぶの手伝ってくれた男性の立場わい!散歩中の犬放っぽらかしてまで手伝ってくれたのに!ほならわざわざ男性の手を借りずとも、わざわざ一旦赤文字a地点を経由せずとも、さらにゆーたら多分一番最初の時点で青信号に変わるの待たずとも、3人で謎バイク持って直接緑丸方向に向かえば良かったんちゃうんかい!わざわざ手伝ってもらっといて結局これぇ!?

    …などといった風な事を、私の頭の中の関西人が騒ぎ立てた。それは他の2名の頭の中の関西人も同じだったようで、我々3名はその状況が可笑しくて可笑しくて、ただただ馬鹿笑いをし続けた。謎バイク運びを手伝ってくれた男性も、それを見て微笑んでいるような気がした。





    したら、目が覚めた。笑いながら。

    笑いながら目が覚めるというのは、ストレスが溜まっている証だという説がある。溜まったストレスを解消する為、夢の中で面白い事を起こし、自ら笑いを誘発して発散させているのだとか。
    その説が本当なのかは分からない。分からないが、私の中でひとつだけ確かな事は、いつもよりも少しだけ幸せな気分で目覚める事が出来た、という事である。

    時刻は6時57分。さあ、そろそろ活動開始しよう。昨日ダイエーで買った30%引きのおにぎり2つ食ったら、歯を磨こう。シャワーを浴びて、部屋の片付けをして、洗濯をして。気分がスッキリしたら、出かけよう。目的地は無いけれど。知らない街を、知らない景色を見に行こう。夢で見た、あの謎バイクに乗ってーーーーー(謎)。

いいなと思ったら応援しよう!