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[移植]読書録『ウォンバットの撫で方』第1回 アメリカの古本屋からお取り寄せ
livedoor Blog うぉんばっとのぽっけより移植
2018年02月03日
G’day!
連載第1回は,How to Scratch a Wombat という本そのものについての情報や,実際に本を取り寄せるまでの経緯,これから入手する段取りをご紹介します。
How to Scratch a Wombatってどんな本?
作者は Diary of a Wombat(とっても可愛いウォンバット絵本!これもAmazonで "wombat" と検索するとイの一番で出てくる本ですね)と同じ,著・Jackie French,画・Bruce Whatley のコンビです。Jackie French さんはオーストラリア勲章を受章した売れっ子の児童書作家で,Diary of a Wombat とその続編の絵本シリーズが有名です。作家業の傍ら30年以上ウォンバットと共に暮らし,2005年に The Secret World of Wombats を著しました。
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これがオーストラリアで出版されたオリジナルのデザイン。眠そうなウォンバット。足元にシダが生い茂っています。
そして本連載でご紹介していくのは,米国で2009年に発売された新版。文章は同じですが題名が How to Scratch a Wombat へと変更され,イラストのレイアウトなども更新されています。
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表紙も大きくデザインが変わり,シダではなく芝生のような地面。ウォンバットもあざと可愛く笑顔を振りまいています。
いずれにせよ絵本とは違って文章主体の本ですが,大人向けの一般書ではなく児童書です。ウォンバットの進化や生態なども扱っているので,高学年程度向けと思われます。個性的なウォンバット達と著者との交流の思い出や,ジョーク半分のウォンバットクイズを織り交ぜつつ,実体験に基づくウォンバットの生活の様子が描かれています。米国の読者は純粋な興味で読むのでしょうが,オーストラリアの特に田舎の子供たちはこの本を通じて,生活圏内にふと現れるかもしれない野生のウォンバットとの適切な接し方も学ぶことができるようです。
実際に本を購入するまで
今回購入したのは入手しやすかった米国版でした。日本のAmazon.co.jpから購入する方法と,米国のAmazon.comから購入する方法とがあり,アカウントさえ作ってあればどちらでも大して変わりません。というのは,新品にせよ中古品にせよ日本にはほぼ流通していないので,アマゾンマーケットプレイス経由で米国の書店や古本屋の在庫を狙うことになるからです。米国の書店から直接購入する(シッピング代金を自分で払う)か,日本の販売業者が代理輸入したものを購入する(シッピング代金が価格に反映されている)か,という違いなので,総額を比べてもどっこいどっこいです。その時の状況でより安いほうを選べば良いと思います。私が買ったものは「良い」状態の中古品で,総額4,000円かかりませんでした。
注文が完了したら,あとは待つだけ。私の場合は1週間ちょっとで配送完了。
このパターン以外に,Amazon.com.auからオリジナル版を購入することもできますし(国際配送に対応した出品者のみ),もちろん各Kindle版をダウンロードすることもできます。
次回はいよいよ第1章 "Writing with Wombats" を読み始めます。