選挙のときのハラスメントのはなしから伝えたいこと #WOMANSHIFT #票ハラスメント
こんにちは!
「届きづらい女性の声を政治につなぎ、1つずつ実現していく」ことをミッションとしているWOMAN SHIFTです。
にわかに盛り上がる票ハラスメント
「ミヤネ屋」での放送や、関西の放送でも、
↓こちらのハラスメントの事例が取り上げられました。
あらためて見ても、(一人の議員があっているわけではありませんが)ひどい目にあっているな~と思います。
テレビ取材などで、ハラスメントについて話してくれる議員を紹介してくれないか?と言われることもあるのですが、これについてはお断りをしています。なぜなら、個人として取材を受けることでその議員に二次被害が行くことを防ぐためです。
それは「政策実現をできる女性議員を増やす」という私達の目的からも、そこは望むことではありません。(もちろん覚悟をもって取材を受けていただいている議員の方には敬意を表します!!)
ハラスメント被害自体を公表すること自体(匿名でとはいえ)も、するべきかどうか?悩みました。
なぜなら、これだけの事例を見たら、それが広まったら女性がますます議員になりたくなくなってしまうのでは?と思うからです。
でも、なぜ、ハラスメント被害を公表しているのか?
票ハラスメントの事例を通じて伝えたいこと
マスコミの方々に事例を使っていただくときにお願いしていることがあります。
・被害にあった人は悪くないこと
・周りで見かけたらできること
も合わせて伝えてほしい。また、
ハラスメントがあるからといって議員の仕事はやりがいがないわけではなく、社会を変える仕事として、とてもやりがいがあるということも、できれば伝えてほしいこと
もお願いしています。
事例の公表を通じて、止めてくれる人やかばってくれるひと、またこういうことはよくないことだ!と認識してくれる人が一人でも増えたらいいと思っています。
票ハラスメントよりも先に改善しなくてはいけないこと
話題になりました政党の候補者間のハラスメント。
候補者間といっても、都知事経験者と年齢などから力関係があってもおかしくはありません。
被害に合われた(と思われる)ご本人はあたっていない、とtweetされていました。
これに対して、被害にあった人が声を上げないなんて!という彼女に対する抗議の声も見られましたが、WOMAN SHIFTとしては、被害にあった人が声を絶対にあげなければいけないとは考えていません。
私達現職の議員としては、後進の女性議員の方々のためにも、なるべく声を上げて「NO」を言っていこうという流れになってはいますが、それは被害を公表することとイコールではありませんし、様々な状況や立場によって必ずNOを言わなければならないものではありません。
被害にあった方が
政策実現するためにはここで被害を公表するべきではない、NOと言えない
と思うことについて、決して否定ができるものではないからです。(そこはハラスメントをなくすことを目的として議員になったのか?それとも何かやりたい政策や変えたい社会のために議員になったのか?にもよってくるかと思いますし、個人の優先順位の違いにもよるかと思います)
それよりも、政党内でこういったことがないようにしていただきたい!
一般社団法人ポリライオンと合同でだした、政治家ハラスメント白書でも、政党にお願いしたいこと、として、きちんと研修をすることなどを上げています。
一般社団法人ポリライオンとともに、私達、一般社団法人WOMAN SHIFTでも、政党の方々に対する研修会なども請け負っています!
まずは、政治家や候補者から、ハラスメントをしない人を擁立していきたいですね!
ハラスメントをする人が政治家になると、関係する公務員の方にも被害がある場合もあります。職員の方々に対するハラスメントもそうですし、マスコミの方に対するセクハラ疑惑も話題になりました。
一般企業の中ではハラスメント研修なども一般化しているものの、顧客からのカスタマーハラスメントはまだまだあります(政治家ではそれが票ハラと呼ばれるものに該当しそうですね)。
すべての人がハラスメントで悩み苦しむことがなくなりますように。私達WOMAN SHIFTもできることから取り組んでいきます。