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夢をつかむ! 018_20240918

テンポが違う

 3連休に私の地元の先輩がご夫婦で旅行に来ていた。私は土日が仕事だったため、月曜日だけお付き合いをした。
 この先輩は私が18歳で初めて仕事をした時に30歳で、同じ職場でお世話になった人だ。当時すでに結婚もされていてしっかりしたお父さんだった。一回り違ったが、ものすごく大人に見えた。
 趣味が同じで、職場のサークルにも誘ってもらい、とてもかわいがってもらった。
 2年前に定年退職されたときに、退職祝を送り、久しぶりに電話で話をした。それまでは年賀状のやりとりだけで10年以上おつきあいがなかった。このご夫婦は国内旅行がお好きで、いつかうぉんのすけのところにも行ってみたいと電話で話された。実は奥さんが幼少期にこちらの地に3年ほど住んでおられたこともあり、縁があるということだった。
 半年前から9月に行くという連絡をもらい、実現した。
 なんともパワフルなご夫婦だった。一回りも年上なのに、体力も活力もすごくて圧倒された。
 夫婦漫才がずーっと続き、私が話す場面がなかなかなかった。
 奥さんに「うぉんのすけさんは大人しい方ですね」と言われたのだが、まぁ、この夫婦と比べれば大人しくなっちゃうなという感じ。
 話のテンポが速すぎて、私の頭の回転が追い付かない。
 えーっとと考えているうちに次の話題に移っちゃうもんだから、発言の機会を逸してしまうのだ。もっと困るのは、夫婦同時に別の話をされること。 奥さんと私が話しているところに先輩が入ってきて、えーっとえーっとって言っているうちに、先輩の話に移ってしまい、いつも奥さんとの話が途中になってしまう。
 そんな状況もその都度把握しながら会話をしようとするから、私のテンポは余計に遅くなる。
 気がつくと先輩と夫が楽しそうに会話をしていた。
 夫はどちらかというと「聞き上手」。上手く先輩の話に相槌を打って、気持ちよく話を誘導している。
 私はどちらかというと話す方が得意で聞くのは苦手。それなのに、今回は得意の話術が使えない。となると、上手に会話ができていないということになる。
 私は地元にいる時、割とおしゃべりな方だったが、今や地元ではおしゃべりの部類に入らない。しかし、今いるこの地では、やっぱりおしゃべりな方である。なんとなくだが、雪国はテンポがゆっくりのような気がしている。
 私はいつの間にかこちらのテンポに慣れて、すこーしゆっくりになっているのかもしれないな。うぉんばっとのように。
 もしかしたら、このゆっくりテンポが自分の性質と合うので、この地に嫁いできたのかもしれないな、とも思う。昔の環境はちょっとガヤガヤしてうるさくて落ち着かなかったため、苦手意識があったかもしれないと改めて認識した。
 おだやかに流れるこの空気感が私は好きだなぁ。そして、のそのそ動いているうぉんばっとくんがやっぱり好きだなぁ、と思ったのでした。
 先輩は「うぉんのすけはこっちに嫁いできてよかったな。うぉんばっとくんもいい人でよかったな。どう見てもお前がうぉんばっとくんに迷惑をかけているっぽいけど、幸せそうで安心したよ」と言って帰っていった。


<1年前の”種まき日記”>
敬老の日に関しては反省。うちには97歳の義祖母がおり、敬老の日というとおじいちゃんおばあちゃんを思ってしまう。
16日に実家の母と電話をしている時に「今日は敬老の日」と母が言ったことに私は全く反応をせず、実は母もすでに敬老の仲間だったことに後で気がついた。自分の母が敬老の仲間だなんて信じられない!

<2年前の”つれづれ日記”> 
仕事を辞めたら認知症になるんじゃないか?という心配をしているのが面白い。今の方が頭を使っているかもよ~(笑)

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