見出し画像

ほのぼの生きる  009_20230109

兄弟(妹弟)がいるということ

うちの母は一人っ子だ。
「3人きょうだい、仲良くしてほしい」が口癖。
「あなたたちを見ているといいなと思う。お母さんは一人でさみしい」

私が長子であり、妹と弟のお姉ちゃんとしてまとめなければということを意識したのは、大人になってからかなぁ。
妹とは3歳離れているが、私がお姉ちゃんだから妹を可愛がらなければならない、と思ったことがなかった。むしろ「私が優先!」と、譲ることをしなかった。
親が二つのものを与えれば、当然、自分が先に取ってしまう。お先にどうぞの精神は全くなしっ。
今思うと、妹にとっては本当に申し訳ないお姉ちゃんだった。

弟とは11歳離れているので、弟が生まれた瞬間から、立派なお姉ちゃんとして面倒を見た。当時高校生だった私は、保育園の送り迎えもしたし、授業参観にだって参加した。
弟が生まれる前までは私がこの家の跡取りとして、しっかりしつけられて育てられた。婿をとることを前提に、家のことを教えられた。自分もそのつもりで学んだ。洗脳!!(笑)
小学5年生で突然、ぽいされた。(もう跡取らなくてもいいです)
ええーーー、もう無理です。洗脳解けません!

弟は待望の男の子ではあったが、上の姉がしっかりし過ぎたため、だいぶ甘やかされた育った。(跡取りのくせに、私が受けたしっかり目の教育は施されなかった。羨ましい・・・)
というわけで、弟は上の二人の姉から溺愛され、祖父や両親からも甘やかされてしまったため、この家のことは結局私が中心に回す感じになっている。

仕事人間でとっても結婚できそうになかった私は、もしかしてこのまま実家暮らしか?と少し心配のところがあった。そうなれば、弟の跡取り問題と衝突し、私がいつかお荷物になってしまうのでは・・・?と余計な心配をした。幸い、今の夫に拾われ、しかも遠方に嫁ぐことになったため、実家のことに簡単に口出しできない状況を自ずとつくることができて、一人シメシメと思っていたのだが、それが少しだけ浅はかな考えであったかもと思うことはある。実際、弟は県外に出てしまったし、結局みんなが一番頼りにしている長子は遠方におり、全く役に立たないという結果になったから。

まぁ、そんな3人姉弟が集まった。1年ぶりの再会。

今朝、5時に目覚めた私は隣に姪っ子が寝ている中、いそいそとスマホでnoteを開始した。人の記事を読み、いただいたコメントに返事を書いているうちに妹が起きてきて、姉妹トーク(バトルではない)が始まった。

私は小さい時の姉としての苦労話を面白おかしく妹に伝えた。「あの時、実は・・・」シリーズが予想外にウケたので、話が止まらなくなり、朝から異常に盛り上がった。妹が「えーーー、お姉ちゃんにそんな苦労が・・・」と言うたびに嬉しくなり、いろんなエピソードを語った。
妹は私が何でも知っているスーパーウーマンに思えていたらしい。妹は何でも姉の二番煎じ。気に入らないこともたくさんあっただろう。でも、上からの情報がない長子が流行を取り入れるのは並大抵のことではなかったという事実に驚きを隠せない様子であった。
長子は何でも最初だから恵まれることもあるが自由が利かなかったこと。次子は長子のお古が多かったがたくさんの情報を得、親も二番目には割と自由を与えていたこと、などをお互いに確認し、楽しく思い出話をした。

弟とは最近仕事を辞めた話(もちろん知っていたがその詳細話)や社会の話などをした。

私は妹と弟に大切にされている。
私は妹と弟を大切にできているだろうか。(自信がない)

母が望むような姉弟になれるかどうかは分からないが、3人で楽しく話している様子をとても羨ましそうに見ている母が少しかわいそうであった。。。


嵐のような3日間が過ぎた。
妹の家族も弟の家族も3連休が終わり、それぞれの家に帰っていった。
明日からは両親と私の3人。
おじいちゃんとおばあちゃんはヘトヘト。疲れ果てて今日は早々に眠ってしまいましたとさ。今日は母とのトークバトルはなし(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?