キラキラ✨ひかる 113_20240616
たからもの
先日断捨離(捨て活)の記事を書いたが、結婚で引っ越しの際、実家から持ってきた絵がある。
これは私が赤ちゃんの時の絵。
父が描いたものだ。
結婚する前の父の趣味は油絵だったようだ。
父が描いた絵は(私が知る限り)この絵を含めて3作しかない。
一つは秋の風景の油絵。もう一つは母(妻)の肖像画(ペン?)だ。
妹や弟を描いたものはないから、長子の特権だ。
私はつくづく恵まれているなぁと思う。
これは何歳の時だろうか?
額をとってみれば裏にでも日にちが書いてあるのかな?
首はしっかり座り、きちんとお座りができている。車つきの椅子に乗せられると脚で蹴って進む。床が畳でなく絨毯だ。洋間だったのかな?
自分のことなのに全く覚えていない。
顔立ちがしっかりしすぎていて笑える。
似てると言えば、似てるのか?
私と父しか分からない世界である(笑)
この絵はずっと子供部屋に飾ってあった。
小さい頃、私はこの絵と一緒に育ってきた。
中学?高校?少し成長したら、この絵がアンマッチになり、自分で壁から下ろし、行き止まりの廊下の一番奥に置いて埃をかぶせた。
結婚するとき、迷わずこの絵をとった。
これは私が私の責任において、嫁入り道具としてもっていくべきだと思った。
そして、結局壁に飾られることはなく、やはり部屋の片隅で埃をかぶせることになってしまっていることを申し訳なく思う。
先月だっただろうか。
弟や両親をめぐる実家の後始末の話を記事にした。
その時、「うぉんのすけの帰る場所を残してやりたい」という父の言葉が私の心を激しく打ち、父との思い出を少しずつ蘇らせていた。
気がつけば、父の愛を手繰り寄せ、思わずこの絵を手にしたのだ。
そうだった。
私はたしかに父に愛されていた。
今ももちろん愛されていると感じている。
でも70歳すぎの老年の父と50歳の老娘との愛の物語ではない。
ここにあるのは、23歳と1歳の父と娘の物語なのだ。
あー私は50年もこの父から愛されて育ったのか。
おとうちゃん、うぉんのすけはもう可愛げがなくなってしまった50歳のおばちゃんかもしれないけれど、私がどんなに年をとったって、いつまでも愛おしい眼差しでかわいいといってくれる人を私は知っているよ。
おとうちゃん、今まで本当にありがとう。
そしてこれからもずっとおとうちゃんの娘だよ。
だからずーっと元気で長生きしてね。
<1年前の”ほのぼの日記”>
たびたび気にしている老化現象と体重。
1年前と変化がない(いや、さらに1歳年とった)のが残念である。
最近、MEGUMIさんの影響を受け、毎晩化粧水パックだけは頑張っています!
タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗