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#55 附属園受験を紐解く[女子編](幼稚園受験)

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 「#42 幼稚園受験の基本戦略」に引き続き、本noteでは女子の附属園受験の具体的な戦略を紐解いて参ります。
 お受験新規層の附属園受験の最大のハードルは、間に合う時期に「受験の存在に気付けるか」と「幼稚園生活が可能な家庭環境か」でしょう。
 気づきの点では、本noteをご覧の親御さんは相当早くに気づきを得ているわけで、小学校受験に向けても大きなアドバンテージを得ていると思います。問題は後者です。こればかりは戦略云々の前に家庭環境次第ですので、ご夫婦でしっかり話し合われて下さい。

 その上で、過熱する小学校受験、中学受験のレッドオーシャンを避けて、まだ大きな過熱は見られない附属園受験に取り組まれる際には、本noteが少しはお役に立てるかと思います。

※幼稚園受験を学べるnoteはこちらから

■女子の附属園受験とは

 女子の附属園受験は、男子とは風景が一変します。
 一言でいえば、「お嬢様の成長を信じて逃げ切る受験」と言えるでしょう。その理由は大きく三つです。

 一つ目は、圧倒的な定員数です。
 後ほどの定員数表をご覧頂ければ分かる通り、附属幼稚園のある学園は、小学校と幼稚園の定員数はほぼ同数です。しかも幼稚園受験の方が受験者数が圧倒的に少ないことはご承知の通りです。
 情報をキャッチした先行優位の状況を活かさない手はありません。

 二つ目は、女子の発達の早さです。
 特に小学校受験での高月齢女子の戦いは目を見張るものがあります。男子から想像も出来ない仕上がりです。ペーパーの習熟度然り、行動観察の理解度然り、受験が何たるかも理解します。2保受験でもその傾向はありますので、女子のお受験は「逃げ切る」のも一つの選択肢です。

 三つ目は、女子の勤勉さです。
 ご家庭の方針、お嬢様の性格によりますが、女子の真面目さは、一貫校での長期目線での学習に適してます
 すなわち、世間が気にする中学受験偏差値など気にせず、お嬢様・ご家庭に合った一貫校での継続的な学習は、将来の選択肢に困らないであろうという判断です(詳しくは「#6 出口戦略(女子編)」にて)。
 したがって、雙葉白百合は幼稚園受験でのチャレンジの結果を受け入れて、ご縁のあった学園で、附属園のメリットを十分に享受しての一貫校生活は十分に意義があると考えます。


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