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ChatGPT, Claude, Gemini, LlamaのAPIが全部使えるSiderの課金プランについての検討


前提: Siderとは (https://sider.ai/)

  • 話題の言語モデルChatGPTやClaude, Gemini, Llamaのapiが全部使える拡張機能

  • Chrome等のブラウザのside barに配置されるので、アクセスしやすい

  • Monica,MaxAI等の酷似したサービスもあるが、比較的, Siderが色々(会社の情報、イベントに出展、UIが馴染みやすい等)と安心できる.

  • GPTplusやGPTのapiを持ってる人なら、それらのアカウントでそのまま使えるので取り敢えず使ってみるのがオススメ. (https://sider.ai/ からダウンロード後、"設定/一般的な構成"から変更可能)

目的: 様々なモデルを手軽に使いたい

最近では、言語モデルのSoTAは目まぐるしく変わる。つい先日、GPT4o凄いとなったと思ったら、数ヶ月後に出てきたClaude3.5 sonnetが更に凄いというようなニュースばかり見ている気がする。新しいモデルが出るたびに乗り替えるのは少しばかりストレスだし、数字上で〇〇凄い!となっても実際に併用なければ、各モデルの特性は分かりづらい。

Siderはその辺りの使い分けが行いやすく、例えば、GPT4oに質問してみて期待していた回答と違った場合、ワンクリックでClaude3 opusやGemini1.5proに聞くことができる(セカンドオピニオン的な).
また、Sider自体のUIや独自の拡張的機能もなかなか優れているので、普段の作業に言語モデルを持ち込む精神的なコストを下げてくれる.(youtubeサマリーやgithub上でのcode分析、文字選択時の説明や翻訳等、ブラウザの画像に質問、画面OCR(https://www.awesomescreenshot.com/が必要)等々).

主題1: Siderに課金するべきか否か?

Siderを使うにはいくつかの方法がある. A:Siderに課金する. B:GPTplusに課金し、Siderの拡張機能のみを使う. C:GPTのapiを紐づけて、Siderの拡張機能のみを使う. 
AはSiderのフル機能が使え、GPT以外にもClaudeやGeminiなどの他のモデルに切り替える事ができる. 一方でBやCではあくまでGPTしか使えない.  
私の目的の一つは最新の言語モデル比較を手軽に行うことなので、自ずと課金することにした.

主題2: Siderに課金するならどのプランにするか

以下はSiderの各プラン及びChatGPTplusについて簡単にまとめた内容である。

SiiderとChatGPTの基本機能・料金の比較図
*1:06/23の為替, *2:月800クエリを保証


私は以前プレミア契約(月300トークン)を使っており、Claude3 Haiku(上記のトークンを消費しない)を基本的に使いつつ、回答がおかしい場合にはGPT4やClaude3 opusに聞くような方針を取っており、おおよそ200~300程度に収まるかなといった程度だった。また、画像生成はたまにスライド用の画像がほしい時以外はほとんど使わない。その為、プレミア契約で十分利用可能と判断できる.
しかしながらサブスクのよくある商法だが、年額契約することにより、プレミアよりも無制限プランのほうが安くなる。

(私の環境での)結論: 無制限の年額プラン

1.GPTだけではなく、他のモデル(特に最新のClaude3.5 sonnet)に簡単に切り替えたい。
2.無制限プランに年契約することでプレミアプランよりも格安で使える。
3.トークン量の増加によりこれまでベースで使っていたHaikuをGPT4oに上げることができ、生産性が高まり、トークン不足に悩まなくて済む。
4.これまでは毎月のGPTやSiderの更新時に、更新するか否かという選択を迫られ少しストレスになっていたが、それが1年間解消される.
という4つの理由から年32000円の無制限プランに課金を決意するに至った。

懸念はSiderが他のサービス(Monica, MaxAI)に比べて整備されているとはいえ、サービスが陳腐化する恐れがある事だが、各言語モデルのapiの提供と勢力図争いが続くことを考慮すると少なくとも1年くらいは大丈夫なのでは無いかと考えている。
また、もう一つの懸念はGPTplusユーザーでないと、Nothing earに搭載された音声アシスタントのようなGPTアプリベースのアプリを十分に使えないのではないかということだが、これも綺麗に整備されるのに1年くらいはまだ猶予があるのではないかと楽観視している。

(他の人の環境での)結論

上記はあくまでも私の目的や環境での状況である。利用目的等によっては選択肢は変わってくる。基本的なGPT+Siderの方針は以下の通り

  • GPT-4oに不満はない. 使えれば問題ない. 無制限で使いたい. 画像もバリバリ作りたい → GPT plusに課金し、Siderを使う

  • GPT-4oに不満はない. ほとんど利用しないので、利用した分だけ支払いたい. → GPT apiを発行し、Siderを使う

  • GPT以外にも色々使ってみたい. Siderの機能をフルに使いたい → Siderに課金(まずは、基本プランで試すのがオススメ)

もちろん、Siderを使うかはお好みです。
SiderでClaude3.5 sonnetが使える様になったらしいが、アイコンが切り替わってないので、3なのか3.5なのかまだ分からない^^;

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