えいがさき、観てきた

えいがさきを観てきました。
今までに作品の感想を文章化したことがないので稚拙な文章になると思いますが、自分なりに感じ取ったものを言語化してみようと思います。


1.概観
映画公開直後の周りの評価がかなり良かったため、期待と同時にハードルがやや高めに置かれていましたが、私の期待を裏切らない素晴らしい作品でした。映画館のスクリーンと音響でMVを浴びるというだけでテンションが上がるし、その上で曲のクオリティも非常に良く、本当に言うことなしだったと思います。要するに皆めちゃくちゃ可愛くて最高だった。


2.シナリオについて
ラブライブ!シリーズにおいて、虹ヶ咲固有の特徴であるソロでのライブ。アニメでもずっと中心にあった話題ですが、映画でもまた重要なテーマとなっていました。

「スクールアイドルであることと、ラブライブ!を目指すことは地続きなのか?」
「同じ虹ヶ咲学園 スクールアイドル同好会のメンバーなのに、各々がソロで活動していたらぶつかり合ってしまうことがあるのではないか?」

アニメではこの2つの問いかけが主題であったように思いますが、映画ではスクールアイドルコンテストの開催にあたって後者の問いが再び生じていました。

ランジュが歩夢に対抗心を燃やしており、その姿勢を見た他のメンバーがややこのような不安を抱えていましたが、2期序盤のランジュとは異なり、ライバルであるとしつつも相手(特に歩夢)に強い敬意を抱いており、きっちりとリスペクトを持った上でなお彼女の「一番になりたい」という強い想いが現れていて、彼女のメンタル面での成長と、仲間を大切に思っているからこそ、尊敬しているからこそ湧いてくる対抗心であるのだと伝わってくる良い描写でした。ずっと独りであることを強みとしていた彼女が、仲間のことを本当に大切に思っているシーンが多々見られた(贔屓されてると勘違いしてコンテストから身を引こうとしたシーンや、歩夢に尊敬の念を述べるシーンなど)のが、彼女の人間的成長を感じさせてくれて、とても素敵だったと思います。

また、彼方の成長の描写も印象深かったです。妹とのすれ違いを乗り越えて、自分の気持ちに素直になることができた彼方。あれをしてみたい、これをしてみたい、ああなりたい、こうなりたい。彼女がライブで披露した「Daydream Mermaid」は、daydreamerに、“欲張りさん”になることができた彼女にぴったりな、とっても素敵な楽曲でした。
ちょっぴりわがままになった彼女でしたが、面倒見の良い姉気質が抜けた訳ではなく、メンバー同士のぶつかり合いを恐れるしずくの微細な心境の変化を汲み取り、彼女を励ます優しい一面も見せてくれました。わがままでありながら仲間想いな、まさしく良いところを“欲張った”彼女の活躍がとても素敵でした。(これは本当に主観の感想ですが、今回の映画の楽曲では私はこの「Daydream Mermaid」が一番好きです)


3.感想
私が本作を観て一番感じたことは、この映画は、他のどのラブライブ!シリーズのグループにも真似出来ない作品であるということでした。私は虹ヶ咲には特別一番好きなキャラクターがおらず、いわゆる箱推しに近い形で虹ヶ咲というコンテンツが好きなのですが、その理由は「ビビっとくるキャラクターがいない」ではなく、「皆が素敵なキャラクターすぎて特別好きなキャラクターが選べない」という状態になっているからです。本当に各キャラクターにそれぞれの良さと個性があるなあともとより思っていたのですが、映画を観てよりその気持ちは強まりました。ソロだから、仲間でありながらもライバルである、そんな特性のある虹ヶ咲学園の彼女たちだからこそ出すことができる魅力が詰まった最高の完結編第一章だったと思います。繰り返しますが本当に皆好きなので、次回作が待ち遠しくてたまらないです。今回受けた衝撃と感動が、もう一度劇場で味わえる日が来るのが楽しみで仕方ありません。


4.終わりに
勢いで文章を書いています、日本語が変な所があるかもしれません。ご容赦ください。
虹ヶ咲は好きですが、戦術の通り非常に浅いため、解釈が異なる場合や、的外れなことを述べている可能性があります。なんか言ってんなこいつぐらいに思いつつ流してください。
ツイートの延長のノリでnoteを書いているのでほぼ独り言だと思ってください。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


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