書評:シリコンバレー式超ライフハック


ライフハック大全の本が非常によかったので、タイトルとアマゾンの評価をみて、即ポチってしまいました。全体的に、良くも悪くも「明日からできるアクションプラン」を書いているというよりは、より抽象化されたことが書かれています。いくつか面白いなと思ったことを書いておきます

ライフハック大全の本の書評はこれです
https://note.com/woiwoi/n/nc85963122719

<決定疲れについて>
この話は、ちまたでもよく聞くようになってきたが、自分の人生に関係のない決断は限りなく少なくするべきだ。朝何を着ていくか、昼食に何を食べるか、おやつのお菓子を何にするか。。。などなど。ワードローブは少ないほうがいいし、食事の選択肢も5-6個定番のメニューを作ってそれをローテーションしたほうがいい。衣食住関係のルーティーン的な項目は、自動で決定できるような仕組みにしたい。

どうやら、「カプセル・ワードローブ」という言葉がこういった人の中では好まれているらしい。ミニマリストたちは、どういったコーディネートも可能な、中間色を使った服を「#カプセルというような管理の仕方をしているようだ」

<恐れについて>
抽象的な話だが、怖れについて面白いことが書いてあった。人間は、太古の昔から自然と共存して生きており、昔の人間は、怖れを感じること=死を意味すること。であった。たとえば、野生のトラに襲われるとか、食料がすべてなくなってしまうとか。
 ただ、現代を生きる僕らからはそういった恐れは消えていて、何か僕が「恐れ」を感じたとしても、それは命にかかわるようなことではない。たとえば、●●さんに怒られるとか、△△の損が出るとか、そういったことは、キャリアには関係のあることだが、命には関係がない。
 だから、ちょっと自分の中で「恐れ」を感じたとしても、「恐れ」を理由にアクションを止める必要はない。それ以上明確なアクションプランには落とせないけど、このことを知っているだけでも少し怖れを克服できるような気がした。

<健康法について>
多くのところで語られている話ではあるが、ヨガ・瞑想など、メンタルフルネスの考え方は非常に世界の多くの人に受け入れられていることが語られている。合わせて、有酸素運動だけでなく、筋力トレーニングを行わないと健康を保つことができないことが書かれている。これらのことも積極的に習慣にしていきたい

<その他>
・二重Nバック課題というのを行うと、脳が活性化するとのこと。(Tyrskeranta作)
・ジム・クウィクの速読能力を高める何かが良いらしい
・このサイトで昼型か夜型かがわかるらしい(私は最も良いBEARだった)
http://thepowerofwhenquiz.com
・寝る前にトゥルーダーク社のメガネをかけると、テレビやスマホやパソコンが発する有害なライトをカットできるらしい


あとは、性に関することもかなりのページを割いて記述されている。ここに書くことは差し控えるが、ライフハック本でそのような話が明示的に詳細に書かれることは珍しいので、論点としては非常に目新しく感じた。そして、本当にそうなのかどうかというのが、いまいち証明されていないような気がした。感覚的におかしな話が並んでいるような気がするのと、サンプルが著者だけというイメージである

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