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ヘルスケア・ガジェット

スマートウォッチよりもFitbitといったヘルスケアガジェットを長く使っていましたが、今はAppleWatch使ってます。そんな自分が最近気になったものを紹介します。

指輪型ヘルスケア・ガジェット、Oura

日曜朝に「がっちりマンデー」をよく見ています。その中で毎年新年恒例のスゴイ社長の座談会の中で、社長のどなたかが紹介していたのが、Ouraリングでした。

Accurate Health Information Accessible to Everyone (ouraring.com)

指輪型のデバイスで、センサーのみが内蔵されており、外に何らかの情報を発するためのものは何もついていない、完全に情報収集に特化したデバイスです。モニタの類だけでなく、LEDとかも一切ありません。振動もしません。各種センサが光るくらいです。

フィンランドの企業で、Webサイトもほとんどが英語ですが、サポート関係の一部が日本語になっています。海外からの輸入になりますが、日本への発送は可能です。

Amazonでも購入は可能ですが正規代理店ではなありませんし、かなり高額です。また、公式で買えば最初にサイズを確認するためのキットが送られてきて確認してからサイズを指定するのですが、非公式サイトではサイズ確認キットが別売りです。公式から買った人がメルカリ等に出品しているらしいので、そちらを入手した方が安上がりですが、そもそも本体が公式の倍以上します。なお、公式は通関時に消費税を払う必要があります。

指輪としてはかなりゴツそうですが、腕時計しない人にもおすすめです。ただ、繰り返しになりますが画面もなければLEDなどもなく、振動もしないので、これを使ってメールやチャット、電話の着信を知ったりすることはできません。あくまで健康に関するデータを収集するデバイスです。

AppleWatch標準の睡眠アプリは不満

これを気にしたのは、睡眠に関するデータが収集、閲覧できるからです。AppleWatchも今のバージョンは睡眠データを収集、確認できます。が、睡眠時間だけです。時間も目安にはなりますが、長ければ良いというものでもありません。

標準睡眠アプリのデータ

以前、Fitbitのリストバンド型のヘルスケア製品を使っていましたが、そちらは睡眠の深さもグラフ化してくれてわかりやすかったのと比べるとだいぶ不満です。まあ、だから何?という部分はあるのですが、こういうデータを見てニヤニヤするのがガジェオタですので。

これがOuraリングだと睡眠の深さといったデータもグラフィカルに確認できます。他にも運動量とか皮膚表面の温度とか、様々なデータを収集して、それを単なる数値だけではなくて総合的な健康状況として表示してくれます。詳しくは以下のレビューを参照してください。

終日身につける睡眠ガジェットはこれに決まり! Oura Ring【いつモノコト】-Impress Watch

障害はお値段と形状

なかなか良さそうに思いましたが、(個人的に)いくつか問題があります。

まずお値段。公式サイトでは通関時の消費税を含めて33,000円程度。まあ、これは良いとしましょう。問題は月額約800円($6.99)のランニングコストです。まあ、なかなかに良さそうなので十分元は取れそうな気はしますが、使っている間はずっと800円かかってしまいます。
なお、一応このサブスクなしでも利用は可能です。ただ、当日分のデータしか確認できません。また、まだハード的には対応しているけどソフトがまだ対応していない機能がありますが、そのアップデートがサブスクなしでも対応してもらえるのかわかりません。

次に指輪型ということ。好きな腕時計を着用できるとかメリットでもありますが、普段指輪を身につけないおっさんには心理的な障壁が非常に高いです。どうせほぼ引きこもりで誰も気にしないとは分かっていても、ちょっと。まあ、リストバンド型も当初は抵抗がありました(腕時計しているのに!)ので、単に慣れだと思いますけど。

結局、有償アプリで対応

なかなか良さそうなガジェットではあるのですが、結局、睡眠データについては有償アプリのAuto Sleepを使うことで妥協しました。一応、各種のサイトを調べて、Fitbitのリストバンドとデータを比較したサイトを見つけました。そこによるとFitbitと遜色ないデータが取れていそうなので、ひとまずこれで妥協(失礼な!)しました。こちらはサブスクではなくて買い切りです。

早速、昨日のデータを確認してみました。一応、過去分もWatchからデータを吸い出して表示してくれるようです。

Auto Sleep サマリ表示

こちらはサマリ表示。途中覚醒を除いた寝ていた時間と判定されたのが6時間10分、深い眠りが約2時間、良質な睡眠時間判定が4時間半程度だと分かります。睡眠はヘルスケアの睡眠のデータだけでなく、周囲の騒音とか心拍数、血中酸素飽和度、iPhoneやWatchを動かしたか、明るさなんかも考慮して判定するようです。

Auto Sleep 詳細表示

こちらは詳細画面。1時半から3時くらいまでの「目覚め」の部分は寝落ちから目が覚めて入力した際にWatchを外していた時間です。実際には、入浴中にまた寝落ちしています。
紫から緑のグラデーションが睡眠の深さ、赤が心拍数、黄色が呼吸数です。Watchを外した時間は当然計測できません。Ouraリングならバッテリが数日保つのと、防水なので入浴中でも計測できるかと思います。Watchも一応防水ですが、入浴時は充電も兼ねて外しています。
思ったよりも深い眠りが多いです。確かにそれほど眠気はない気はします。3時過ぎの寝つきは悪かったですが、それがグラフの傾きの緩さで分かります。深い眠りに入ったのも一度だけで、あとはうたた寝な感じでしょうか。

Auto Sleep 眠かった日の詳細画面

こちらは翌日、やたら眠かった日の詳細画面です。この日はちゃんと入浴してから就寝しています。覚醒判定になっていませんが、3時半過ぎに心拍が急に上がっているところは覚醒しているような気はします。
よく寝た感がある方ではレベルが深いから静か、軽いの下の方を行ったり来たりしていますが、こちらは深いの時間の長さはあるものの、何やら平板な感じです。それ以上に、呼吸数が不味い感じです。やたらと変動幅が大きいいかにも寝不足っぽいグラフになっています。あくまでそういうイメージということですけど。

最初、うまく連携できないので悩みました。iPhoneとWatchを再起動してみたりしましたが改善せず。調べてみると一度アプリを削除したら直ったという話を見つけたので半信半疑で試したところ、無事に上のようなデータが取れました。
また、誤検出というか、判定がずれることはあるようです。例えば、じっとしていたら睡眠判定されたとか。その辺りはサマリ画面の調整ボタンでいくつかパターンが表示されるので自分の感覚と近いものを選ぶと学習してくれるらしいです。また、どうにも違う場合には個別に修正できます。

なお、このアプリの存在はWatch登場時から知っていて、いつか入れようと思っていたのですが、レビューを見ていると時間経過に伴ってどんどん価格が上がってきています。そこがちょっと不安で二の足を踏んでいた面もあります。そのうち、サブスクになるんじゃないかと。まあ、妥当な価格であればそれは構わないのですが、無収入には敷居が高いです。

とりあえず、睡眠レベルが見えて満足

というわけで、Ouraリングに惹かれたものの、ひとまず評判高いアプリを入れることで満足しました。まあ、こうやって見ただけでは意味がないので、何らかのアクションをしないといけないのですが、見ただけで満足してしまうのもガジェオタの性です。

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woinary
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