【ポケモンSV】S22使用構築 想定外マリルリ
構築記事は成功した方が書くのが普通ですが、"逆に"失敗したのを書いても自分の二の舞を起こさない用途で役に立つ可能性があると考え、試験的に書いてみます。
結果
目標:最終500位以上
結果:最終2503位(最高1100位くらい)
構築経緯
<9月上旬>
最終的に流行する構築の種類を考えてみたところ、スタンは当然として、ママングライ構築も多くなるだろうと予想した。そこで自身でママンロンゲグライを使用したところ、ステロ+腹太鼓マリルリへの対処が不明だったため、マリルリ軸でスタンにも対抗できるように構築を組めば勝てると考え、軸に決定。【失敗した大きな要因①】
マリルリが出しにくい物理受けを見た際に出す積みエースとしてパワフルハーブブリジュラスを採用。
<9月下旬>
最初はステロ撒き+欠伸ガチグマで使用していたが、流行していたイエニューラ・雨パに負けることが多かった。そこで、その両構築に対応でき、かつ汎用性も高いカバルドンを採用。
カバルドンは2手目に出すことが多いため、イエニューラ・雨パにカバルドンと併せてイージーウィンを取りやすい悪テラス鉢巻マスカーニャ、およびカバルドンが呼ぶサーフゴーに強くてかつ一定数いたクエスパトラ・グライオンに呪いを入れられる襷ヒスイバクフーンの2体を初手置きする対面駒として採用。【失敗した大きな要因②】
<最終日>
残り1体に適当に竜舞カイリューを入れていたが、採用意図が不明確であったため、カバルドンの代わりに2手目として対面選出できるようにブーツアンコールカイリューを採用。
反省点
①最終的にママングライにはヘイラッシャが共存していたため、軸であったマリルリが刺さらず本末転倒であった(結局ママングライラッシャには、バクフーンカイリューマスカーニャと出していた)。
②マスカーニャバクフーンの両者が初手ガチグマに対面負けするため、スタンに数的有利を取られる展開が多かった。数的有利を取られてしまうと、相手の残りの選出に腹太鼓アクジェで縛れているポケモンがいないとほぼ負ける。
いちばんの反省点
上記2つの課題に関して、最終日の対戦中に薄々は感じていたが確信することができなかったため、構築を組み直すことなく、だらだらと対戦数を重ねてしまった。
教訓
①レギュレーションHの初手置きする対面駒には、最低限ブリジュラス・ガチグマに対面勝てる性能が必要。
②展開構築の積みエースは環境的に刺さっている必要があり、刺さっていないと感じたらすぐに違うエースを考察するべき。
③構築の課題にいち早く気付くために、試合は録画ないし展開をメモし、いつでもすぐ構築を組み直せるようにするべき。
本構築の良かった点
・カバルドンの調整
215(252)-132-176(172+)-x-103(84)-67
S22でカバルドンを使用した構築記事を読んだところガチグマ意識でDに厚い個体が多かったように感じるが、エースにテラス依存ではないポケモンを選んでいる場合、ガチグマはカバルドンの鋼テラスで対応できると考えている。そのため、カイリュー・ガブリアス・オオニューラ意識でBに厚い個体を採用するのも一考の余地がある。正直、もっとBに厚くしてもよかった。
・マリルリの調整
194(148)-112(252+)-101(4)-x-102(12)-82(92)
Sを無振60族+2にしたことで、アシレーヌやポリゴン2を見ても自信満々に選出することができたため、腹太鼓マリルリを使う予定がある人はS振りも一考の余地があると思う。
・カバルドン+最速エレビブリジュラス
カバルドンは飛行テラス/風船サーフゴーに何もできないが、そこに上手く最速エレビブリジュラスを着地することができると逆に起点にできるため、この2体は嚙み合っていると感じた。また、この2体で雨パに有利を取れる。
終わりに
S22は冒頭にも書いたように500位以上を目標に掲げていましたが、達成できず、非常に悔しいシーズンでした。今後は教訓を生かし、ポケモンをちゃんとやると決めたシーズンでは今度こそ必ず目標を達成いたします。