咀嚼、反芻
にどめまして。
留年しないことは相変わらず確定していませんが、また読みに来てくださって嬉しいです。
はじめまして。
大阪芸術大学短期大学部、舞台制作コース2回生のgabi3です。
一つ目の投稿に詳しめの自己紹介があるので、ぜひ読んでください。ハートを押すといいことがあるかもしれません。
今回は風呂キャンからのオールでbad入っている時に考えた文章なので痛々しいものになってます。
でもせっかく書いたものなので上げときます。
自分でも読み返すのめちゃ恥ずかしいので、なんかカッコつけてんなこいつ(笑)みたいなノリで読んで欲しいです切実に。
フランツ•カフカの変身を、読んだことはない。いやどこかで読んだことはあるが遠く薄暗い。なので読んでいないことにする。
だが印象として、芋虫みたいなでかいモノになることは知っている。いろいろな劣等感に苛まれて、芋虫へ。
結局、何者かにはなれたんじゃないのか?それってすっごく羨ましいことだ。
しかも芋虫。なんだよ芋虫って。人よりデカいんだってよ。いいなー。
もしかしたら、いつかは羽化すると信じているが僕には無理なんだー的な、そう言う描写かもしれないが、もうヒトから芋虫になってるから良いんじゃないか。読んでないからすべて妄想だけど。
こうやって思考を何でも良いから、メモってみる。
bad入った時によくおすすめされる方法で、Twitterとか見るには落ち着くらしい。
いやそんなのあり得んだろとか思っていた。
しかし、bad入ってる時にまでも頭の中で自分と語らいたくないし、実在する友人にたびたび悩みを聞いてもらうのも少し申し訳ない。
だからまあ、ついぞやってみたところ、酷く落ち着いた。
メモを書きながら思考をなおしていく。
ところで、なおしていく、は方言らしい。今回だと収納みたいなイメージを掴んでいてほしい。
フランツ•カフカの変身に絡めて考えていたのは、自分が1番何に恐怖しているのかということ。
この時は「何者にもなれていない」と言う恐怖に苛まれていた。
自分は、普通よりかはちょっと変だが、変に振り切れているわけではない。そう言う人間は割とザラにいるらしい。
大事なのは、普通でもなく変でもなく割とザラにいるという無個性さ。それこそ、「何者にもなれていない」という不安感。
短期大学部とはいえここは大阪芸術大学という場所で、自分よりもすごい人はたくさんいる。
所属しているだけで、成長出来ていないのではないか、と考える。
ふとメモを見ると、こう書かれている。
「もうヒトから芋虫になってるから良いんじゃないか。」
ここでちょっと昔の話をさせてほしい。
自分は国語の成績だけはよかった。いや、美術もちょっと良かった。提出物を出していた記憶は一切ないが、点数や作品を褒められた記憶はある。
だか特に今、話したいのは美術ではなく国語である。
国語のテストを解く時、そこには初めて読む文章が広がっている。テストということを忘れて、文章の中身をたのしくよむ。
ああよみおわっちゃった。そう思った時に、慌てて時間を見るけど、10分しか経っていない。早く読める才能があってよかったー。
その後にようやく問題を見る。
〇〇に入る言葉はなんでしょうか。
さっき読んだからわかる。
国語のテストは、それの繰り返し。
前によんだ、みた、言葉をそのまま書く。
探偵の真似事みたいでたのしかった。
でも厨二病をこじらせた辺りの中学生にもなると、あんまり好きじゃなくなりました。
ただの間違い探しゲーム、いやゲームでもないただの作業のように思えました。
楽しい楽しい物語も、はっと気付かされる小論文も、すべて問題文に変わってしまって、答えの載ってある文章になりました。
ちっちゃいころから小説が好きで、小説の中の人物が医者であったり魔法使いであったりすると、将来の夢がぐらぐらと揺れていた。
なんというか、キラキラしていて綺麗で、大切にしていたものでした。
昔の話から戻すと、ふとメモを見た時、自分は「ああよみおわっちゃった。」と思った。
憂鬱な気分になった。
「何者にもなれていない」ことに対してではない。「学生生活で共感し合える•相談し合える要素が消えた」ことに対してである。
自分は会話において共感が先に来ることはない。終わっている。
なら何から始まるか。アドバイスである。終わっている。
だからこそ、自分の頭で悩みを見つけ出し、身近な人と共感し合ったり相談し合ったりする。ずっと自分の中で解決してきたことを、周りのみんなと一緒に解決しようと話す、笑う。
それって普通だよね、とほくほくする。
ふとメモを読み返すと、こう書かれていた。
「結局、何者かにはなれたんじゃないのか?それってすっごく羨ましいことだ。」
今回はこれで終わろうと思います。読んでくれてありがとう。
この文章が、だれか、落ち込んでる人の何かになれたらいいなって祈っときます。
留年したら来年も学生らしいので、何者かにはなれますね。冗談じゃない。
大阪芸短留年しなかったら、またね。