雪かきをめぐる攻防
この季節がやって来た。うんざり。
屋根からの落雪や雪の捨て場所など、お隣との戦いの話ではない。お隣さんはいい人。敵はいつも家族にいる。
雪かきが嫌い。それでなくても寒いの嫌い。四十肩……順調に五十肩。毎年、自分の身体と相談しながらイヤイヤやってきた。
「大したことないじゃん」て思いますよね。今年の大雪の報道がスゴくて、今この写真見ると、わたしもそう思います。
うしろ側が道路。右側に玄関への通路。わたしと子供たちの車は、道路からぐるっと左側を廻って入って来て、冬だけ玄関前を通り右から出て行きます。雪かきが間に合わない。
長くなりそうだな。思い出したらイヤになってきた。
いや、もういい。終わったことだ。家を建ててから冬が24回。がんばった!ちなみに、雪かきがイヤで離婚したわけではありません。そりゃそうだ。
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実家に出戻った。ここの雪かきはすぐ終わる。玄関から真っ直ぐ道路。なんだこんなの。カラ元気で雪かきをする。ところが、ここにも敵がいた。86歳の父だ。わたしのやり方が気に入らないらしい。
今年、家の前の道路が拡張された。松やオンコの庭木を伐ることになった。業者さんに頼んだが、父はツツジの木だけは「花が咲き終わってから自分で伐る」と言って聞かなかった。淋しかったと思う。
庭がアスファルトになり、わたしと娘の車が並ぶ。わたしがせっかくきれいにかいた雪を、わざわざ持ってきて真ん中に積み上げる。そんなところに置かれたら方向転換もできないじゃん。
父は眼底出血のあと、両目の視力が急に落ちた。真っ白い雪は境目がわからないらしく、玄関から道路までの通路と庭との境目に、ぼっこ(北海道弁?棒っこ?)を立てていた。
父が新しく積み上げた雪、ぼっこが立てられたその位置は、かつての庭との境目だ。父の目には伐ったはずの松やオンコやツツジの木が、ちゃんと見えているらしい。
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わたしが冬にうつになる原因は、なんだろう。いつも一人で頑張ってきた。孤独だった。辛かった。自分以外は敵。自分の心を守ってきた。時々、海や青空の写真を見るけど、余計に辛くなる。いつも外は真っ白、雲がどんよりだ。
ここまで書くのに10日かかった。10日もかかったけど書いたら少し気が晴れた。そうだ、固定記事にも書いたっけ。愚痴を書いて笑って忘れなきゃね。
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いつも読んで下さる、ツバメさん、タヌキさん、猫さん、犬さん、熊さん、ウサギさん、鳥さん、動物ばっかりだな、ほかにも色々な動物…、いや、人間のみなさん。ありがとうございます。今年noteを始めてよかったです。
雪かきの事故が多発しています。北国のみなさん、どうか、くれぐれもお気をつけて。