Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)/ライヴでお勧めの楽曲<ベスト10>
2024年5月、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ ベストヒット満載のスペシャルライブ、東京ドーム2公演のみ
<The Unlimited Love Tour>
ライヴ前に予習しておきたい楽曲、ベスト10を
音楽ライターの鈴木美穂さんと一緒にお届けしたいと思います!
Red Hot Chili Peppersについて!
LA出身の4人組。
ヴォーカルのアンソニー・キーディスとベースのフリーを中心に83年に結成。日本では通称レッチリとして知られている。
これまでに8000万枚以上ものアルバム・セールスを記録しており、Youtubeでは50億回の再生回数、Spotifyでは220億回のストリーミング再生回数を誇っている。2012年4月にはバンドはロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たした。
2011年にリリースした『I'M WITH YOU / アイム・ウィズ・ユー』は18ヶ国で1位を獲得。2022年4月1日、通算12作目となるアルバム『Unlimited Love / アンリミテッド・ラヴ』を全世界リリースし、同年10月、最新作品『Return of the Dream Canteen / リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン』をリリース。
それでは、鈴木美穂さん宜しくお願い致します!
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日公演が目前に迫っている。5月18日、20日と二日間に渡っての東京ドーム公演だ。
2023の2月に行われた16年ぶりの単独公演からまだ1年ちょっとしか経過していないが、前回の東京&大阪公演は即完売だったため、観られなかったファンも多くいたことだろう。アメリカを代表するライブ・バンドであるレッチリのショウは、途中でしばしば即興ジャムに突入する4人のケミストリーが肝で、その素晴らしさは現在ピークを迎えている。
そんなわけで、ライブの前に押さえておきたいレッチリの10曲をご紹介。ちなみに彼らの曲の良さに順番はつけられないので、このリストは順不同です。(鈴木美穂)
ライブでお勧めの楽曲<ベスト10>(順不同)
1. Can’t Stop
2002年の『By the Way/バイ・ザ・ウェイ』からのサード・シングル。「止まらない!」という曲名通り非常に勢いのある曲で、ツアーではオープニング曲として定着している。フリーとジョンがベースとギターをかき鳴らし、チャドの強力なドラムが加わっての長い即興ジャムで会場内の熱を上昇させてからこの曲のイントロに移る流れは、ショウの最初の見どころだ。グルーヴィーなリフとアンソニーの勢いのあるラップが絡み合い、そこにジョンのバックボーカルが乗って、オープニングから爆発的に盛り上がる。
2. Snow (Hey Oh)
2006年発表のダブル・アルバム『Stadium Arcadium/ステイディアム・アーケイディアム』のサード・シングル。イントロのジョンのギターの旋律で、「ジョンが戻ったレッチリだ」という感動を改めて噛み締めたくなり、アンソニーの哀愁たっぷりかつリズミカルな歌声に涙腺が刺激されるバラード曲。もちろんシンガロングに最適の一曲だ。
3. Scar Tissue
「Snow (Hey Oh)」に続き、切ないメロディが琴線に触れるバラード。1999年発表の『Californication/カリフォルニケイション』のファースト・シングルで、全米シングル・チャートで9位を記録し、2000年のグラミー賞では「最優秀ロック曲賞」を受賞した彼らの代表曲の一つだ。ジョンの情熱的なギターが特に冴え渡っているだけでなく、アンソニーが長年の間に素晴らしいロック・ヴォーカリストになったことが明らかに見える曲で、それを支えるチャドとフリーのリズム隊も見事だ。今ツアーのロサンゼルス公演では、大合唱が巻き起こっていた。
4. Black Summer
2022年発表の『Unlimited Love/アンリミテッド・ラヴ』のファースト・シングル。MTVヴィデオ・ミュージック・アウォードで「最優秀ロック・ビデオ賞」を受賞した。
ジョン・フルシアンテが再びバンドに戻って16年ぶりに出したシングルがこれで、バンドにとっても長年のファンにとっても特別な思い入れがある哀愁たっぷりの曲。途中で入るジョンの鮮やかなソロも見所だ。
5. By the Way
『By the Way/バイ・ザ・ウェイ』のアルバムタイトル曲で、全英シングル・チャートの2位を記録した。「Can’t Stop/キャント・ストップ」と同様に彼らのライブでは欠かせない定番曲になっている。ジョンのギターリフが印象的なイントロから爆発的に盛り上がり、アンソニーのラップが炸裂して、チャドとフリーが繰り出すレッチリ独特の濃いグルーヴが渦巻く中でサビに突入し、シンガロングしながら「これぞレッチリ」と実感するパフォーマンスが体感できる曲だ。
6. Californication
レッチリのライブで、「Californication/カリフォルニケイション」は常に最も盛り上がる曲の一つ。本国の公演では、一番盛り上がる曲と言っても過言ではないと思う。『ローリングストーン』誌はこの曲を彼らのベストソングに選んでいるが、コンサートで最も大きな合唱が起こるのを目にすると、『Californication/カリフォルニケイション』というアルバムとこのアルバムタイトル曲が、ファンにとっても特に重要な作品になっていることが分かる。ジョンが最初にバンドに復帰した時の曲なので、当時の思い出も蘇るのだろう。前回の来日公演はまだマスク着用中だったので、今回こそ思い切りシンガロングが楽しめるはず。
7. Dani California
『Stadium Arcadium/ステイディアム・アーケイディアム』のファースト・シングルで、全米シングル・チャートの6位を記録。ライブでは「Californication/カリフォルニケイション」と同様にシンガロング曲であると同時に、途中でジャムが始まることもある一曲だ。ちなみにこの曲に登場するダニというキャラクターは、「Californication/カリフォルニケイション」、「By the Way/バイ・ザ・ウェイ」の歌詞の中にも存在している。
8. Under the Bridge
レッチリが世界的にブレイクすることになった1991年のアルバム『Blood Sugar Sex Magik/ブラッド・シュガー・セックス・マジック』のセカンド・シングル。全米シングル・チャートで2位を達成し、現在に至るまで彼らの最も成功したシングル曲となっている。メランコリックなメロディーに合わせてオーディエンスが掲げる携帯のライトが場内を幻想的なムードに包み、ライブのハイライトを創出する曲だ。
9. Otherside
『Californication/カリフォルニケイション』からのサード・シングルで、全米シングル・チャートで最高位14位を記録した。これもライブではシンガロング曲で、中盤で入るジョンのソロが圧巻だ。
10. Give It Away
レッチリのライブで最も多くパフォーマンスされている曲が、この「Give It Away/ギヴ・イット・アウェイ」だ。『Blood Sugar Sex Magik/ブラッド・シュガー・セックス・マジック』のファースト・シングルで、初めて全米モダン・ロック・チャートの1位を達成した上に、グラミー賞の「最優秀ハード・ロック・パフォーマンス賞」を受賞した彼らの代表曲。
ライブではアンコールの最後に披露されることが多く、その頃にはアンソニーが上半身裸になっている。ショウの間中、ずっと飛び跳ねたり走り回ったりしているフリーの動きも最高潮になり、とにかく爆発的に盛り上がるファンキーな曲だ。
まとめ
いかがでしょうか?
いよいよ来日公演!ライヴの予習用に、
プレイリスト<On Tour Japan: Red Hot Chili Peppers>
も公開中しておりますので、是非チェックしてください🎵
RED HOT CHILI PEPPERS
<The Unlimited Love Tour>
会場:東京ドーム
2024年5月18日(土)開場16:00/開演18:00 (SOLD OUT)
2024年5月20日(月)開場17:00/開演19:00 (残りわずか)
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