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Fall Out Boy 最新アルバム『So Much (For) Stardust』について語る🔥
2023年3月24日に発売されたFall Out Boy(フォール・アウト・ボーイ) 枚目のアルバム『So Much (For) Stardust』についてバンド・メンバーが語っているインタビューを全文日本語に訳して皆様にお届け⚡
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アルバムを聴きながらこのnoteを読んで、より深く楽しんでみてください🔥
インタビュー和訳
「やあ、俺はピート(ベース)(真ん中)。」
「俺はアンディ(ドラム)(左)」
そして俺たちがFall Out Boy!
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1「Love from other side」
ピート:今回は新作アルバム『So Much (For) Stardust』について話していくよ。というわけで、まずは「Love From The Other Side」。最高にノレる曲!!
こいつの言うとおり。パトリックが最初にデモを流した時。。このマイク長いな。トラヴィス・バーカー風だな。と思ったよ。パトリックが最初のデモをかけたとき、俺はこの曲のコーラスに心を奪われたんだ。この曲はアルバムのための良いスタート曲だと感じたし、すぐにこの曲のビデオのアイディアが浮かんだよ。
アンディ:ライブで演奏するのがすごく楽しそうな曲だと思ったし、実際そうだったんだ!!
2「Heartbreak Feels So Good」
ピート:この曲に対しては、素晴らしい曲だ。
アンディ:それだけ(笑)
ピート:「Heart break feels so Good」は特にポスト・コーラスに注目して欲しいと叫んでいるような曲で、「Love From The Other Side」と同じような時期にできたと思うけど、まったくもって似てないから面白いよね。あと映画「NOPE」に影響を少し受けてるね。そう「NOPE」、いつも名前を忘れるんだ。いつも曲の名前とか全部忘れちゃうのはお馴染みさ。でも、映画「NOPE」も大好きで、映画「カラス」の悪者で出演した俳優も出てくるし、よくできた映画だと思う。 この曲とはあまり関係ないんだけどね、まあいいさ。
3「Hold Me Like A Grudge」
ピート:この曲のミュージック・ビデオを撮影したばかりだけど、すごく楽しい撮影だったよ。3日間かけて撮影したんだけど、昔のミュージック・ビデオ制作のようにとても長いプロセスだった。この曲のサビは2000年代のオルタナティヴ・ラジオを思わせるような躍動感があると思う。でもやはりパトリック・スタンプらしさがあるよね。
アンディ:間違いない。
4「Fake Out」
ピート:これはアルバム制作の初期に完成した曲の中の一つ。俺にとってこの曲は、多くの人に最初に聞かせる曲ではないけれど、聴かせると多くの人が注目する、隠れた名曲のような存在だと思う。この曲には、「赤ワインはお城の温度で飲む」という歌詞があるんだけど、それは前ラジオ局のやつが教えてくれたんだ、「ワインは城の温度で飲むのが伝統」だって、それを今でも覚えてる。
アンディ:この曲は時間が経つにつれて好きになっていったよ。ブリッジの部分も最高だし。
ピート:The Cure(ザ・キュア)などの影響を受けているような気がするね。たしかに。「Dance Dance」みたいな部分もあって、演奏するのが楽しいんだ。
5「Heaven, Iowa」
アンディ:「Heaven, Iowa」。
ピート:パトリックが最初にデモを作った曲のひとつ。サビに壮大さがあった。この後、他の曲も作ったんだけど、これを超えることはできなかったけど、この曲は新しい子犬みたいなものだった。だから、この曲についてみんながどう思うのか、とても興味があるよ。
アンディ:実はこの曲は、俺がこのアルバムの中で一番好きな曲なんだ。
ピート:今まさに「みんな」の声を聞いてるよ。これは演奏するのが楽しい曲で、サビにもバースにも大きな開放感がある。俺たちが15年前や20年前に作れた曲ではないことは確かだね。
6「So Good Right Now」
ピート:この曲は、少し前にパトリックがサビを歌ったのを聞いたことがあって、そしてこの曲は、僕たちだけが作れるような楽曲だと思う。サビのメロディに幸福感や明るさがあるんだ。でも、歌詞はちょっとほろ苦い感じで、墓場まで持っていくようなものを連想させる。
アンディ:そうだ、弁証論だ。弁証論。ハッピーに聞こえるが、それを反映しない歌詞になっているってことさ。
ピート:その言葉いいね。ありがとう。
7「The Pink Seashell」
ピート:次は俳優のイーサン・ホークをフィーチャーした「The Pink Seashell」、これはイーサン・ホークが映画「Reality Bites」で語ったスピーチを使ってる。前からこのスピーチがすごく好きで、アルバムのニヒリズトな部分にあっている気がする。彼はとても素晴らしい人で、スピーチを使わせてくれた。それに合わせてメロディーを合わせてるんだ。いつか誰もが存在しなくなるような、そんなことをよく考えるんだけど、この曲はそんなことを思い出させてくれるんだ。
8「I Am My Own Muse」
ピート:この曲はパトリックの作曲的な面を最も代表する曲だと思うんだ。シネマティックなクオリティがあると思うし、個人的にはこの曲のブリッジがすごく好き。この曲は、20年前に私たちが試したかもしれない、もっと横道にそれてしまったかもしれない、いろいろなものを入れすぎてしまったかもしれない、というようなことを思い出させてくれる。ニール・アヴァロンと仕事ができてよかったよ、彼は
「最高の素材があるなら後ですべてを隠すために多くのソースをかける必要はない」
と言ってくれた。ニール・アヴァロンのプロデュースは、俺たちにとって本当に有益なものでした。
9「Flu Game」
ピート:この曲は、悪名高いマイケル・ジョーダンがプレーしたバスケットボールの試合にインスピレーションを受けた曲名。彼は、一部の人が言うように、努力知らずだ。この曲は、いろんな要素が混ざった局で、「Dance Dance」や「A Little Less Sixteen Candles, A Little More "Touch Me"」を思い出させるもの。新しいことをしたくて、「Arms Race」という曲を出したんだけど、その時は正気の沙汰とは思えなかったから、この曲はそれを反映している。でも、パトリックはメロディーと歌詞のフレーズで、すべてをうまくまとめた。君のドラムもすごく良いよ。
アンディ:ありがとう。この曲はレコーディングが本当に楽しかった。ルー・リードのようなビートでとても楽しい曲さ。
10「Baby Annihilation」
ピート:次は「Baby annihilation」。メンバーで話してたんだ、スローバック的な性質をどう使うかは、注意しなければいけないなって。自分の好きなバンドやアーティストにそれを求める人もいると思うが、それは必ずしも意味があるとは限らないし、アルバムには流れが必要だ。今回のアルバムでは、スピーキング・ワードのパートを設けることに意味があると思うし、それをやることにとても興奮した。タイトルはとてもクレイジーだと思われているようだけど、説明させてください!長い間、「Little Annihilation」というタイトルにしていたんだけど、それが 「Baby Annihilation」に変わって、このタイトルになったという感じ。そうだね、セッションをしながら演奏するのが楽しいんだ。
11「The Kintsugi Kid (Ten Years)」
ピート:「The Kintsugi Kid (Ten Years)」、この曲はもうすこしでアルバムに入らなかった曲なんだ。俺に言わせれば、Skrillex(スクリレックス)とDiplo(ディプロ)、そしてJustin Bieber (ジャスティン・ビーバー)が作った曲を思い出さる曲だな。この奇妙なメロディーを使って、キャッチーになりそうもないのに、なぜか耳に残るような曲になるところとかね。この曲結構好きだよ。当時3歳だった俺の娘が、この曲の終わりで遠吠えをするんだ。彼女は遠吠えにハマってて、ロックバンドも大好きさ。そんな瞬間も楽しいよね。この曲は、アルバムに収録されて本当によかったと思う。左に曲がってもいいんだけど、右にたまたま曲がったような感じ。ここで左に曲がるのではなく、右に曲がったからこそ、この曲をアルバムに収録することになったけど、よかったよ。すごく気に入ってる。
12「What A Time To Be Alive」
ピート:この曲はパトリック・スタンプらしい曲だね。この曲のことを考えるとき、彼の性格や頭の使い方のようなものを考える。彼と話していて、この曲はパンデミック(世界的流行病)の曲だと思ってたけど、彼は
「これはパンデミックの前に取り組んでたよ」
と言ってたから、不思議だよね。私たちは種として常に過去を振り返っていると思う。何て言ってたっけ?弁証法的ああ。そんな要素があるんじゃないかな。言葉の意味知ってる?
アンディ:知らない。Antethesis(アンチテーゼ)、つまり正反対のもの、そしてその2つが対になることで生まれるもの、ということだよ。並置か。ピート:ダイオード、ダイアドでもあるだろ?ダイアド?だろ?うん。ダイアドなのか?ああ そうだ スターウォーズから何も学ばなかったとは言わせないよ。良い言葉だ。ちょっと違うが、ああ。ダイアドとは二つという意味だよな。ああ。まあ「What A Time To Be Alive」もその一例ということだ。いい言葉だから、いつかこっそり歌詞に入れよう。
13「So Much (For) Stardust 」
ピート:最後は 「So Much (For) Stardust 」で締めくくる。タイトルトラック!冒頭のストリングスによる大きなオーケストラの瞬間があり、最後は聖歌隊で終わるという、このアルバムに本当にふさわしい終わり方だとも思うよ。以前リリースした「Love from the Other Side」を締めくくるような歌詞がたくさんあるから、アルバムを終えるのいにふさわしい曲だと思うな。俺たちの弁証論なレコードだ。
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最後に、、
以上、Fall Out Boy最新アルバム『So Much (For) Stardust out now』についてのメンバー解説をお送りしました。彼らにしか作れないメロディアスな音楽とパンク要素を掛け合わせた耳なじみのいい、アルバムを是非たくさん聴いてくださいね♪