武器兵器調達課#93:  「Drone Buster」 <- 米国の武器はすごかった~

今回は「Drone Buster」についてみていきましょう。

「Drone Buster」は、ドローン対策用の武器です。

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「Drone Buster」: 敵対ドローンを検知、追跡、撃墜または無力化するために使用される、様々なシステムと兵器の総称です。種類と機能は以下の通りです。

1. 電波妨害装置

  • 機能:ドローンの通信を妨害することで、操縦不能にしたり、墜落させたりする。

  • 利点:最も一般的で安価。

  • 欠点:効果範囲が限られる。

2. ネットガン

  • 機能:ドローンを網で捕捉し、墜落させる。

  • 利点:確実に撃墜できる。

  • 欠点:近距離で使用必要がある、再使用に時間がかかる。

3. レーザー兵器

  • 機能:ドローンをレーザーで撃ち落とし、破壊する。

  • 利点:長距離で使用可能、高精度な攻撃が可能。

  • 欠点:開発・運用コストが高い、天候の影響を受けやすい。

4. 対空砲

  • 機能:ドローンを砲弾で撃ち落とす。

  • 利点:確実性の高い攻撃が可能。

  • 欠点:民家等への誤射のリスク、騒音問題がある。

5. ドローン

  • 機能:ドローンで敵対ドローンを攻撃する。

  • 利点:状況に合わせて攻撃方法を選択できる。

  • 欠点:操縦技術が必要。

6. ワシ

  • 機能:訓練されたワシがドローンを捕獲する。

  • 利点:市街地での対策に有効。

  • 欠点:動物愛護の観点から倫理的な問題がある。

運用方法

米軍は、これらのDrone Busterを単独で運用するだけでなく、複数のシステムを組み合わせた統合的な防空システムを構築しています。また、人工知能(AI)や機械学習を取り入れた、より高度なDrone Busterの開発も進めています。

開発・導入の背景

米軍は、世界各国でドローンの脅威が拡大していることを認識しており、Drone Busterの開発・導入に力を入れています。近年では、テロリストや反政府勢力がドローンを用いた攻撃を実行するケースが増加しており、米軍としても兵士の安全を守るために効果的な対策が必要不可欠となっています。

課題

Drone Busterの開発・導入には、技術的な課題だけでなく、倫理的な課題も存在します。例えば、民間航空機への誤射や、電波妨害装置による通信障害などが懸念されています。また、ワシを使ったDrone Busterは、動物愛護の観点から批判されています。

今後の展望

米軍は、技術革新を図りながら、より効果的なDrone Busterの開発・運用を目指していくものと予想されます。今後、AIや機械学習を取り入れた自律型Drone Busterや、電波攻撃に強い耐性を持つDrone Busterなどが開発される可能性があります。

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