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武器商人 秘書オリガのノートブック#88: 「「仮想通貨はトレースできるから安心」と最初の頃に言っていた人たちを思い出します。」 <- ブロックチェーンで管理しているのに、どうして仮想通貨は、将軍様のワイン代やミサイル開発費になり得るのか?
今回は「「仮想通貨はトレースできるから安心」と最初の頃に言っていた人たちを思い出します。」について見ていきましょう。
こちら、先日投稿した: ↓
パラレルワールド新聞: 「バイビットの巨額ハッキング被害 北朝鮮のハッカー集団ラザルスが関与か=セキュリティ専門家が指摘」 <- ラザルス、記事の内容では初取り上げ|武器商人秘書:オリガの資料室
にいただきました葛西さんコメントです。
葛西さん: ↓
確かに、コメントごもっともです。
ということで、今回なぜ「仮想通貨(暗号資産)」が北朝鮮のミサイル代や将軍様のワイン代に貢献しているかを見ていきましょう。
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仮想通貨が出てきたときには「(仮想通貨の)ブロックチェーン」技術で履歴を追っていけるし、改ざんもできないので安全だ~
というのがある意味キャッチフレーズでした。
論理的には、その通りなのですが...実は、ここから物語が始まります...
なぜ、ブラックハットハッカーは仮想通貨を好むのか?
そもそも、仮想通貨はトレースできるはず、これなら盗み使ったとしても足が付くはずではないかの疑問...?
確かに、仮想通貨はトレース可能です。ブロックチェーン技術を利用することで、仮想通貨のトランザクションは公開され、誰でも確認できるようになっています。これにより、特定の仮想通貨アドレス間の資金の流れを追跡することができます。
仮想通貨のトレースは、マネーロンダリングや詐欺などの犯罪行為を防ぐために重要な役割を果たしています。ブロックチェーンの透明性を活用することで、法執行機関や規制当局が犯罪者を特定し、追跡することが可能になります。
でも、これは論理的な話です。 従い、仮想通貨が出てきたときに「仮想通貨はトレースできるから安心」とう報道になります。
ただ、現実は...↓
一言では「TOR」みたいなことをやられると、手も足もでないということでしょう。
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ハッカーが仮想通貨を盗む動機?
ハッカーが仮想通貨を盗む理由はいくつかありますが、主な理由は以下の通りです:
1. 即時性と匿名性: 仮想通貨は即時に送金でき、国境を越えてすぐに移動させることができます。この即時性と一部の匿名性がハッカーにとって魅力的です。
2. マネーロンダリング: 仮想通貨は、違法に得た資金を洗浄するための手段として利用されることがあります。仮想通貨を他の仮想通貨に交換したり、ミキシングサービスを利用することで、資金の追跡を難しくします。
3. 取引所の脆弱性: 仮想通貨取引所やウォレットは、セキュリティが十分でない場合があります。ハッカーはこれらの脆弱性を利用して攻撃し、仮想通貨を盗むことがあります。
4. 法的規制の不備: 仮想通貨の規制は国によって異なりますが、まだ十分に整備されていない地域もあります。このような地域では、ハッカーが法的なリスクを軽減しやすくなります。
5. 利益の大きさ: 仮想通貨の価格は変動が激しく、一度に大量の仮想通貨を盗むことで大きな利益を得ることができます。これは、犯罪者にとって強力な動機となります。
仮想通貨のトレースが可能であっても、これらの理由からハッカーは依然として仮想通貨を狙うことがあります。適切なセキュリティ対策と法的規制の強化が、これらのリスクを軽減するために重要です。
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盗んだ仮想通貨はトレースでき、使った場所が分かるのでは?
なはずですが...盗んだ仮想通貨を使うと、トレースされてバレる可能性が高いです。仮想通貨のトランザクションはブロックチェーン上に記録されるため、透明性があり、誰でも追跡可能です。特に、法執行機関や規制当局は、仮想通貨の取引を追跡するためのツールや技術を持っています。
ただし...
下記のような手段で、足が付かないようにもできます。
仮想通貨を盗んだハッカーは、トレースを避けるために以下のような手段を取ることがあります:
1. ミキシングサービス: 仮想通貨のミキシングサービスを利用して、盗んだ仮想通貨と他の仮想通貨を混ぜることで、資金の出所を隠そうとします。 形をかえたプライムローンみたいな感じ(笑)で、オリジナルの素性を隠蔽...
2. 複数の取引所の利用: 複数の取引所で仮想通貨を取引し、資金を分散させることで追跡を難しくします。 TORポイやり方のことです。
3. 匿名の仮想通貨の利用: モネロやジーキャッシュなどの匿名性の高い仮想通貨を利用することで、トランザクションの追跡を困難にします。
しかし、これらの手法を使っても、完全にトレースを回避することは難しいともいえるのはいえます...法執行機関は高度な分析技術を駆使して、盗んだ仮想通貨の移動を追跡し、犯人を特定することが論理的には可能とも言えます。したがって、表面上は盗んだ仮想通貨を使用することは非常にリスクが高い行為ではありますが...
現実的には...上記を組み合わせると、素性を追うことはかなり難しいでしょう。
インターネットで言えばTORというか、多数の踏み台を使われたり、VPN経由だと、世間に非友好的な国を通ると調査になど協力するはずもなく、トレースがそこで切れおしまいになります。
つまるところ仮想通貨でも似たようなことになってしまうということですね~
もしくは、盗んだ後に上記のような手法&使われてしまうともどうしようもありません。
コストも、ランチのキムチ代ぐらいしかかからずラザルスも力を入れるわけです。
ハイテクが発展するのはいいのですが、仮想通貨犯罪は敵もその恩恵を受ける例だと思います。
これに対し、憲法9条が~
とかで、相手に何もしない、できないのは悪を世界にはびこらせる憲法だと思いますけどね~?
で、取られた仮想通貨でミサイル開発、核兵器開発で日本が狙われるのでもう、コメディーですね。
参考:
諜報業界用語: 「(仮想通貨の)ブロックチェーン」 <- メンドクサイので飛ばしていただいてもOKです|武器商人秘書:オリガの資料室
用語集: 「TOR」 <ー ダークウエイブならこれを使うしかないでしょう。 でも、よいこのみなさんは近づかないように、おもちゃではありません|武器商人秘書:オリガの資料室
諜報業界用語:「Lazarus」 <ー 北朝鮮ハッカー集団|武器商人秘書:オリガの資料室
諜報業界用語: 「(ハッキング業界における)踏み台」 <- KADOKAWAさんやニコニコさんのアタックの時も使われたと思います|武器商人秘書:オリガの資料室
用語集: 「仮想通貨(暗号資産)」 <- 北の国庫に貢献している通貨?|武器商人秘書:オリガの資料室
パラレルワールド新聞: 「バイビットの巨額ハッキング被害 北朝鮮のハッカー集団ラザルスが関与か=セキュリティ専門家が指摘」 <- ラザルス、記事の内容では初取り上げ|武器商人秘書:オリガの資料室