諜報業界用語: 「(ハッカー業界用語)トロイの木馬」
今回は「(ハッカー業界用語)トロイの木馬」について見ていきましょう。
こんなのもしょっちゅう日本はやられている気もしますが...
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「トロイの木馬」:ギリシャ神話に登場する「トロイの木馬」の話に由来する、マルウェアの一種です。
トロイの木馬の仕組み
一見、無害なプログラムやファイル(例えば、ゲーム、動画、画像、ソフトウェアなど)を装ってユーザーを騙し、コンピューターに侵入します。ユーザーがトロイの木馬を実行すると、マルウェアはバックグラウンドで密かに活動を開始し、様々な悪意のある作業を実行します。
トロイの木馬が実行する悪意のある作業の例
情報の窃盗: 個人情報、クレジットカード情報、銀行口座情報、パスワード、ログイン情報、機密文書などを盗み出す。
システムの破壊: ファイルの削除、改ざん、暗号化、システムの誤動作などを引き起こし、コンピューターを使用不能にする。
バックドアの作成: 攻撃者がコンピューターに侵入するための裏口(バックドア)を作成し、遠隔操作を可能にする。
スパムメールの送信: 感染したコンピューターを踏み台にして、大量のスパムメールを送信する。
DDoS攻撃への参加: 感染したコンピューターを DDoS攻撃(分散型サービス妨害攻撃)の実行に利用する。
トロイの木馬の感染経路
添付ファイル: メールに添付されたファイル(特に、実行形式のファイル)を開くことで感染する。
ダウンロード: 怪しいウェブサイトからソフトウェアやファイルをダウンロードすることで感染する。
ウェブサイト: 悪意のあるコードが埋め込まれたウェブサイトを閲覧することで感染する。
USBメモリ: 感染したUSBメモリをコンピューターに接続することで感染する。
トロイの木馬対策
セキュリティソフト: セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つ。
不審なメール: 不審なメールの添付ファイルは開かない。
ダウンロード: 怪しいウェブサイトからソフトウェアやファイルをダウンロードしない。
ウェブサイト: 信頼できないウェブサイトは閲覧しない。
USBメモリ: 出所不明のUSBメモリは使用しない。
まとめ
トロイの木馬は、巧妙な手口でユーザーを騙し、コンピューターに侵入するマルウェアです。感染すると、様々な被害を受ける可能性があります。日頃からセキュリティ対策をしっかりと行い、トロイの木馬に感染しないように注意することが重要です。