武器兵器調達課#95: 「スホーイ57」
今回は「スホーイ57」についてみていきましょう
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「スホーイ57」: ロシアのスホーイ設計局が開発した双発双エンジン多用途戦闘機です。2010年に初飛行を行い、2020年からロシア航空宇宙軍で運用されています。
性能
ステルス性: レーダーや赤外線探知装置などに映りにくいステルス技術が採用されています。レーダー反射面積を小さくするために、機体形状が工夫されています。また、エンジンノズルや排気口にもステルス技術が施されています。
超音速巡航能力: マッハ2以上の速度で飛行することができます。2基の高推力エンジンを搭載しており、高い加速性能と機動性を実現しています。
高い機動性: 高い機動性を実現しており、ドッグファイトなどでも優位に立つことができます。カナード翼やスラストベクタリングノズルを採用することで、従来の戦闘機よりも優れた機動性を実現しています。
長距離航続距離: 長距離の飛行が可能であり、戦略的な偵察や攻撃任務にも適しています。内部燃料タンクに加えて、コンフォーマル燃料タンクを搭載することで、長距離航続距離を実現しています。
多用途性: 空対空戦闘、空対地攻撃、偵察など、様々な任務に使用することができます。様々な兵装を搭載することができ、状況に応じて最適な任務を遂行することができます。
兵装
30mm GSh-30-1機関砲
R-37M、R-77M、KS-172など空対空ミサイル
Kh-38M、Kh-58UShKEなど空対地ミサイル
KAB-500S、KAB-1500Lなど誘導爆弾
FAB-250、FAB-500など無誘導爆弾
アビオニクス
N036A-1E AESAレーダー
L140KS-N 光学センサー
IRST-M 赤外線探知装置
10L-145M 電子戦システム
運用状況
スホーイ57は、現在ロシア航空宇宙軍で運用されています。シリア内戦やウクライナ侵攻にも投入されており、実戦経験を積んでいます。
しかし、生産数はまだ少なく、運用コストも高いため、本格的な運用には課題が残されています。
将来
スホーイ57は、ロシアの次世代戦闘機として期待されており、今後ますます重要な役割を果たしていくと考えられます。
輸出も予定されており、インドや中国などへの販売が期待されています。
その他
スホーイ57は、愛称で「フェロン」とも呼ばれています。
スホーイ57は、世界で5番目に就役したステルス戦闘機です。
スホーイ57は、F-22ラプターやJ-20と並んで、世界最先端の戦闘機の一つとされています。
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スホーイ57の値段はどのぐらい?
Su-57の1機あたりの価格は約3400万ドル(約34億円)です。ロシアは76機のSu-57を約26億3000万ドル(約2900億円)で調達する予定であり、これは多くの軍事専門家によって「安すぎる」と評価されています。
ロシアはSu-57の価格を抑えて、ロシア製戦闘機の優位性をアピールしており、実際に海外の顧客へSu-57を輸出する際には、さらなる費用がかかることを考慮している可能性が高いです。
ただ、これって凄まじく安いです。
そんな~
というレベルです。
本来この3倍ぐらいしてもおかしくないですね。
なんか、変です。
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