条約#1:「クラスター爆弾禁止条約/オスロ条約」
今回は「クラスター爆弾禁止条約/オスロ条約」について見て行きましょう。
「クラスター爆弾」は、使うのをやめましょうという文字通りの意味なのですが...
「クラスター爆弾」については: ↓
「クラスター爆弾禁止条約/オスロ条約(Convention on Cluster Munitions / Oslo Treaty)」: 2006年2月のオスロ会議で始まり、2008年12月3日に同じくオスロで調印された国際条約です。この条約は、クラスター爆弾の使用、生産、貯蔵、転送、ストックファイルなどを禁止し、犠牲者救済や汚染地域の清掃、破壊された地域の再建支援などのための国際協力を促進することを目的としています。
具体的には?
クラスター爆弾の定義: 条約では、クラスター爆弾を爆発物の容器と複数の小さな爆発物(サブミュニション)からなる装置と定義しています。
禁止事項: 条約は、クラスター爆弾の製造、取得、保有、貯蔵、転送、使用、販売などを禁止しています。
犠牲者救済: 条約は、クラスター爆弾の被害者への援助や救済、医療、障害者支援などのための国際協力を強調しています。
他の国際法との関係: 条約は、人道国際法や人権法などの他の国際法との関連性を認識し、相互補完性を持つことを目指しています。
クラスター爆弾禁止条約は、現在までに120以上の国や地域が署名・批准しており、国際的な規範としての地位を確立しています。この条約により、クラスター爆弾の人道的な被害を最小限に抑えることを目指しています。