情報技術課#3:　「情報漏洩のMICE：　スパイが相手を寝返らせる４つの理由」　＜－　相手を寝返らせる方法、飲み屋のお姉さん、ホストのお兄さんもこれでひっくり返る？

今回は「情報漏洩のMICE：　スパイが相手を寝返らせる４つの理由」について説明します。

「MICE」：　通常、インテリジェンス業界では情報の漏洩をする、相手に寝返る原因は下記の４つと言われています。

また、人間の要求は大体４つに分かれ、それを満たすことで色々できると思われます。

その要素は？

M: Money 金
I: Ideology 　思想
C: Compromise　脅迫　（通常の意味は妥協）
E: Ego　エゴ

これは、一般社会もおなじだと思います。　。

具体例をあげていきます。

M: Money 金

お金が欲しくて、しょうがない。　ギャンブルなどで穴をあけ現金が必要、家族の一人が病気持ちでお金がかかる、息子娘の教育費がかかる、愛人の為にお金が必要、見栄を張る為にお金が必要、などなど。

相手によっては、多くの＄を支払う相手に情報が流れる可能性やガセネタの可能性も時々あるかもしれません。

I: Ideology 　　思想
一言では、ゾルゲのような奴。　共産党が理想であるそれを実現するためにはなんでもする。　情報の確度が一番高い。　なんといっても、自分の信条を実現させるためですから強いです。

C: Compromise　脅迫　（通常の意味は妥協）
そのまま、脅してやらせる。　ただ、協力的な情報の拾得方法にて、情報の正確度が下がる可能性もあるかもしれません。

E: Ego　エゴ
これは、承認欲求のことです。　「俺はこんなに知っているんだ」といつても誰も認めてくれないので「敵側に情報を流してしまう」という事です。
相手のエゴを利用すると、ただか、少額の金額で情報を勝手にもってきてくれ、且つ情報の信頼度が高いです。これも、情報漏洩のソースとしてかなり有用ですね、少額の金額で高度な情報を売る輩はこの手が多いです。

政治家を褒め殺したり「ｘｘｘの件はご存じですよね」とかの罠をかけると「俺は知っているの承認欲求」を発揮し、機密情報を無料でベラベラしゃべりだします。

ここに該当するのは、犯罪にも多いです。　たとえば、秋葉原で大量殺人を犯した人物がいましたが、この手の承認欲求でしたね。

相手から情報を得る場合、この４つのカテゴリーのどれに該当するかを見極めると簡単に落ちるかもしれません。

ライバル会社の情報を引き出すときや、売り込みの時にも、上記のどれかをピンポイントで攻めていけば落ちる確率もあがるでしょう。

飲み屋のお姉さんを口説くときも役に立つと思われます？　　金で動くか、褒め殺しのエゴを利用するなど、調査員・諜報業界で活躍する練習にもなります。