武器兵器調達課#75: 「ストームシャドウ巡航ミサイル」 <ー あのクリミアのS-400防空システムを突破したと言われるヤツです
今回は「ストームシャドウ巡航ミサイル」について見て行きましょう。
噂ですが、S-400と勝負したらかってしまった、ミサイルです。
「ストームシャドウ」: 英国とフランスが共同開発した長距離巡航ミサイルです。空中発射型と艦艇発射型があり、精密な目標攻撃能力を持ち、現代の戦場における重要な兵器となっています。
ストームシャドウの概要
開発国:英国、フランス
射程距離:250km以上
飛行速度:亜音速
エンジン:ターボジェットエンジン
弾頭重量:450kg
誘導方式:GPS/INS、地形照合、ターゲットマッチング
発射プラットフォーム:
空中発射型:
トーネード戦闘機
ユーロファイター戦闘機
B-1Bランサー爆撃機
B-52Hストラトフォートレス爆撃機
艦艇発射型:
シルヴァー垂直発射システム
ストームシャドウの特徴
高い精度:GPS/INS、地形照合、ターゲットマッチングなどの誘導方式を組み合わせることで、高い命中精度を実現
敵防空網突破能力:地形追随飛行や高度・速度変更などの機能により、敵防空網を突破
多様な目標攻撃能力:固定目標、移動目標、海上目標など、様々な目標を攻撃可能
ネットワーク対応:C4ISRシステムと連携し、戦場全体の状況を把握しながら運用可能
ストームシャドウの運用状況
ストームシャドウは、英国、フランスをはじめ、イタリア、サウジアラビア、カタールなどの国々に配備されています。実戦では、2003年のイラク戦争や2011年のリビア内戦などで使用されました。
ところで、ストームシャドウミサイルの価格は、約1億円と推定されています。これは、他の長距離巡航ミサイルと比べると比較的安価な価格です。
ストームシャドウミサイルの価格は、以下の要素によって決まります。
開発費用: ストームシャドウミサイルは、英国とフランスが共同開発したため、開発費用が高額になっています。
生産費用: ストームシャドウミサイルは、高精度な誘導装置やターボジェットエンジンなどの高価な部品を使用しているため、生産費用も高額になっています。
輸出価格: ストームシャドウミサイルは、英国とフランス政府が輸出を管理しているため、輸出価格は政治的な交渉によって決定されます(笑)。
将来的には、ストームシャドウミサイルの改良によって、価格がさらに上昇する可能性もあります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?