用語集: 「クルディスタン」 <ー この系統の人々が、埼玉県川口市でいろいろやらかしていますね
今回は「クルディスタン」について見て行きましょう。
「クルディスタン(Kurdistan)」: 中東北部に位置する、トルコ、イラク、イラン、シリア、アルメニアにまたがる地域です。伝統的にクルド人が居住する地域であり、クルド語を母語とする人々が約3,000万人から3,500万人暮らしています。
クルディスタンは、19世紀から20世紀にかけて、オスマン帝国、イギリス、フランスなどの列強によって分割され、各国の支配下となりました。そのため、クルド人は各国で少数派として差別や弾圧を受けてきた歴史があります。
近年、クルド人の間では、独立国家の樹立を目指す動きが活発化しています。特に、イラク北部では、クルディスタン地域政府(KRG)が設立され、高度な自治を獲得しています。
クルディスタンの将来は、各国の政治情勢やクルド人の民族意識の変化などによって大きく左右されると考えられます。
以下に、クルディスタンの歴史と現状について、簡潔にまとめます。
歴史
古代から中世にかけて、クルド人は、メソポタミアやアナトリアなどの地域に居住していた。
16世紀以降、オスマン帝国の支配下に入る。
19世紀、オスマン帝国の衰退に伴い、クルド人は独立国家の樹立を目指す動きを強める。
第一次世界大戦後、セーブル条約でクルディスタンの独立が認められるが、ローザンヌ条約で否定される。
1946年、イラン北西部でクルディスタン共和国が建国されるが、1年後に崩壊。
1970年代以降、イラク、トルコ、シリアなどでクルド人による独立運動が活発化。
現状
イラク北部では、クルディスタン地域政府(KRG)が設立され、高度な自治を獲得。
シリア北部では、民主統一党(PYD)が支配する自治区が形成されている。
トルコ南東部では、クルディスタン労働者党(PKK)による武装闘争が続いている。
イラン西部では、クルディスタン民主党(KDP)による武装闘争が過去に行われていたが、現在は停戦状態。
クルディスタンの将来は、各国の政治情勢やクルド人の民族意識の変化などによって大きく左右されると考えられます。クルド人が独立国家を樹立できるのか、今後の動向が注目されます。
なお、ビックリなのですがあの「サラディン」はクルド系です。
サラディン: ↓