武器兵器調達課#106: 「M1A2エイブラムス」
今回は「M1A2エイブラムス」について見ていきましょう。
「M1A2エイブラムス」は、米軍で一番運用されている戦車です。
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「M1A2エイブラムス」: 1980年代から配備されており、高い生存性、優れた機動性、強力な火力、高度なネットワーク化などの性能から、世界最強の戦車の一つと評価されています。
M1A2エイブラムス以外にも、米軍では以下の戦車が運用されています。
M1A1エイブラムス: M1A2エイブラムスの前のモデル。
M60パットン: ベトナム戦争などで活躍した戦車。
M109自走榴弾砲: 155mm榴弾砲を搭載した自走砲。
近年では、戦車以外にも、無人戦闘車両や人工知能などの技術を活用した次世代戦闘システムの開発が進められています。
M1A2エイブラムスの詳細
概要
重量:約70トン
主砲:120mm滑腔砲
副砲:7.62mm同軸機関銃、12.7mm重機関銃
エンジン:1,500馬力タービンエンジン
最大速度:約72km/h
航続距離:約480km
乗員:4名
特徴
高い生存性: 車体と砲塔には複合装甲や反応装甲が施されており、敵の攻撃から車体と乗員を保護します。また、アクティブ防護システムも搭載しており、敵の対戦車ミサイルやロケット弾を防ぐことができます。
優れた機動性: 1,500馬力タービンエンジンを搭載しており、70トンという重量ながら高い速度と機動性を備えています。
強力な火力: 120mm滑腔砲を搭載しており、高い精度と威力で敵を撃破することができます。
高度なネットワーク化: C4ISRシステムやセンサーネットワークを搭載しており、他の戦闘車両や指揮所と高度なネットワークを構築することができます。
開発・生産
M1A2エイブラムスは、1970年代後半に開発が開始されました。1980年代から米陸軍に配備され、現在も主力戦車として運用されています。
M1A2エイブラムスは、ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズによって生産されています。
価格
M1A2エイブラムスの価格は、約800万ドルから1200万ドルと言われています。価格は、装備やオプションによって異なります。
近年におけるM1A2エイブラムス
M1A2エイブラムスは、イラク戦争やアフガニスタン戦争など、様々な戦場に投入されてきました。
近年では、M1A2エイブラムスの能力向上に向けた取り組みが進められています。具体的には、以下の様な改良が行われています。
砲弾の威力の向上: より強力な砲弾を開発することで、敵の装甲をより容易に貫通できるようにしています。
センサー性能の向上: より高性能なセンサーを搭載することで、敵の状況をより正確に把握できるようにしています。
ネットワーク機能の強化: より高度なネットワーク機能を搭載することで、他の戦闘車両や指揮所との連携を強化しています。