諜報業界用語: 「アセット」 <ー 普通と諜報業界用語の英語の意味が違います

今回は「アセット」について見て行きましょう。

スパイ映画のなかの会話に出てくる「アセット」は下記の意味です。 

意味が分かると、もっと映画を楽しめると思います。

「アセット(Asset)」: 情報収集や任務遂行に利用される人物や物のことを指します。アセットは情報源や協力者として活躍することがあります。スパイや情報機関が彼らを管理・利用することで、情報収集や任務の成功に寄与します。

アセットには以下のような種類があります:

  1. ヒューマンアセット(Human Asset):一般人や他の組織の内部に潜入し、情報を収集したり、特定の任務を遂行するために協力する人物のことを指します。彼らはしばしばスパイとの連絡を通じて指示を受けることがあります。

  2. ダブルエージェント(Double Agent):本来は他国や他組織のスパイであるが、同時に自国や自組織に対してもスパイ活動を行う人物のことを指します。彼らは複雑な状況で活動し、どちらの側にも情報を提供することがあります。

  3. テクニカルアセット(Technical Asset):スパイ活動において使用される技術的な機器や装置のことを指します。例えば、盗聴器、隠しカメラ、暗号化機器などが含まれます。

  4. インテリジェンスアセット(Intelligence Asset):情報機関が獲得した情報のことを指します。特定の人物や組織から得られた情報などが含まれます。

アセットの運用はスパイ活動において非常に重要であり、情報機関はアセットを厳格に管理し、任務の成功と安全性を確保することに努めます。しかし、スパイ活動は常に危険を伴い、アセットがバレることによるリスクもあります。そのため、スパイとアセットの関係は慎重に築かれる必要があります。

なお、日本の諜報業界では「協力者」と呼んでいます。

「協力者」 = 「アセット(Asset)」

です。

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