武器兵器調達課#13: 「ゲパルト自走対空砲」 <ー 古いのに、ウクライナで活躍中

今回は「ゲパルト自走対空砲」について見て行きましょう。

2023年5月26日に、キーウィを襲ったイラン製のドローン(シャーヘッド136)を追い払う。

シャーヘッド136: ↓

2012年に倉庫送りになったはずなのに、ドイツがウクライナに供与し大活躍中...ドイツの兵器は古くともスゴイ?

実は、供与当時は他の国から「ドイツさん、兵器が古いんじゃないのか?」、そもそも「古すぎで実弾がないではないか?」との陰口を叩かれていたのに...

とパラレルワールド界でも話題になってたのですが、ふたを開けてみると?

「ノルウェー」が弾薬&実弾をウクライナに供与、後ほどドイツのラインメタル社でも2023年中に製造可能になるとか...

「ゲパルト自走対空砲(Gepard Flakpanzer)」: ドイツ連邦共和国が開発した自走式の対空砲システムです。1960年代に開発され、主に西ドイツ陸軍で運用されました。

ゲパルトは、砲塔上に搭載された2門の35mm口径機関砲と、射撃制御システムを備えた車両からなります。砲塔は360度回転し、水平方向に追尾射撃することができます。また、砲塔は仰角-5度から+87度まで可動し、高角度での対空射撃にも対応しています。

ゲパルトは、対空射撃のために搭載された35mm機関砲を使用します。これは高射速であり、射程距離は約4,000メートルです。機関砲は連射性能に優れ、秒間約550発の弾薬を発射することができます。さまざまな種類の弾薬を使用することができ、近距離防空から低空域防空まで対応可能です。

ゲパルトは、車両の履帯駆動システムと独立した射撃制御システムにより、移動中でも高い射撃能力を維持することができます。また、射撃制御システムにはレーダーと光学センサーが組み込まれており、目標の検出や追尾を行います。

ゲパルトは、対空自衛任務や軍事施設の防空など、主に地上部隊の防空任務に使用されました。その後、より近代的な対空システムに更新されるなどして、運用が減少しています。

2022年には、ウクライナにも供与されています。

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