武器商人秘書オリガのノートブック#17: 「戦術核と戦略核の違い」 <ー 最近話題の核攻撃ですが...
今回は「戦術核と戦略核の違い」について見て行きましょう。
使い方が少し違うと思います。
みなさん、ご存じたと思いますので個人的な復習とさせて頂きます。
さて、違いは?
戦術核(Tactical Nuclear Weapons)と戦略核(Strategic Nuclear Weapons)は、核兵器の種類を指す用語であり、その使用方法や目的において異なる特徴を持っています。
戦術核(Tactical Nuclear Weapons): 戦術核は、比較的小型で、限られた破壊力を持つ核兵器を指します。これらの兵器は、戦場や戦闘地域で使用されることを意図しており、具体的な軍事作戦や戦闘の支援に使用される可能性があります。戦術核は、敵の軍事基地、兵器、軍隊の集結地など、比較的小規模な目標を攻撃するために使用されることがあります。その特徴として、爆風や放射線の影響範囲が比較的限定されており、核戦争全体を引き起こす可能性は低いです。
戦略核(Strategic Nuclear Weapons): 戦略核は、より大型で高破壊力を持つ核兵器で、主に国家間の戦略的な脅威や抑止力として使用されることを意図しています。これらの兵器は、敵国全体やその経済基盤、軍事能力など、広範囲にわたる目標を攻撃するために使用される可能性があります。戦略核は、その威力や影響範囲から、核戦争を引き起こすリスクを伴うため、主に抑止力としての役割が強調されます。国家間のバランスを保ちつつ、核兵器使用を抑制し、大規模な破壊を回避することを目指します。
総括すると、戦術核は主に限定された戦場や戦闘地域での使用を想定した小規模な核兵器であり、戦略核は国家間の戦略的な関係や大規模な目標への攻撃を抑止するための大型で高威力な核兵器です。
ということで、ロシアが核ミサイルを使うとすれば「戦術核」と思われますが、もしロシアが核兵器を使いNATOのどこかの国が被ばくすれば、当然NATOも「北大西洋条約の第5条」に基づき、当然、核ミサイルでの報復、その攻撃に対し、ロシアが「戦略核」を使う事になり、俗に言う、核兵器による「チェーンリアクション」が発生。
結局、ロシアと西側で核攻撃をしあうことになり、人類がだいぶ消滅することになる「シミュレーション」は既にNATOもロシアもやっていると思われます、ロシアならゼロサムゲームになってもやりかねないと思われ、欧州がどう出るのかは未知数です。
結果、大事になるのがわかっているのでウクライナへ「戦術核」が撃ちこまれてもNATOとしては、少なくとも核の反撃はしないとおもわれます。
日本にもNATO加盟国の基地があるので(ないと、既に尖閣は中国領土になっているでしょう。自己防衛力がないとこれだから困ります。 既に以前フィリピンで証明されています)、日本も他人事ではなく、北朝鮮の前にロシアから核ミサイルを撃ちこまれ、のんびり憲法9条があるから大丈夫などというお花畑は焼け野原になるでしょね。
ロシアなんて、本気でサルマート配備すると言っているんですからね:
しかも、今の状態だと何の反撃能力もなし。
これが、正しい道なんですかね~?
「北大西洋条約の第5条」: ↓