武器兵器調達課#58: 「RC-135」 <ー まだとんでいるのですか~?
今回は「RC-135」について見て行きましょう。
これって、イラク戦争の時にとんでいたはずなのですが...
「RC-135」: アメリカ空軍の多目的偵察機です。C-135輸送機をベースに、さまざまな電子情報収集(ELINT)機器を搭載しています。
RC-135は、1962年に初飛行し、現在もアメリカの諜報活動において重要な役割を果たしています。
RC-135は、大きく分けて2つのタイプに分けられます。
電子情報収集機(ELINT機):敵国の軍事施設や兵器からの電波を収集して分析する機種です。
画像情報収集機(IMINT機):地上や海上の目標の画像を撮影する機種です。
RC-135は、さまざまなELINT機器を搭載しています。代表的な機器としては、次のようなものがあります。
空中側視レーダー(SLAR):地上の目標を側面から撮影するレーダー
側視電子戦支援装置(ESM):敵国のレーダーや通信信号を傍受する装置
電波受信機:敵国の電波を収集する装置
RC-135は、長距離飛行に対応した機体です。航続距離は約5,500kmで、一度の飛行で、地球の半分以上を飛行することができます。
RC-135は、アメリカの諜報活動において重要な役割を果たしてきました。今後も、アメリカの国家安全保障を支える重要な偵察機として、引き続き使用されていくでしょう。