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武器兵器調達課#131: 「AH-64D」

今回は「AH-64D」について見ていきましょう。

アニメでは、ロシア製の軍用ヘリМи-24(NATOコードネーム:ハインド(Hind、雌アカシカ)」)が多いようなきもしますが、米国の軍用ヘリは映画で見かけますね。

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「AH-64D (アパッチ・ロングボウ)」: アメリカ合衆国で開発された攻撃ヘリコプターです。その強力な攻撃力と高度な電子機器により、「空飛ぶ戦車」とも呼ばれています。陸上自衛隊でも採用されており、日本の防衛に重要な役割を果たしています。

AH-64Dの特徴

  • 強力な武装: 30mm機関砲、対戦車ミサイル(ヘルファイア)、ロケット弾など、多彩な武装を搭載可能です。これにより、戦車などの地上目標だけでなく、航空機とも交戦できます。

  • 高度なレーダー: メインローターの上部に搭載されたロングボウレーダーは、広範囲の目標を同時に探知・追跡できます。これにより、悪天候下や夜間でも高い攻撃能力を発揮します。

  • ネットワーク能力: データリンクシステムにより、僚機や地上部隊と情報を共有できます。これにより、連携した作戦行動が可能となり、戦場での優位性を確保します。

  • 高い生存性: 重装甲と各種防御装置により、敵の攻撃に対する高い生存性を備えています。

AH-64Dの役割

AH-64Dは、主に以下の役割を担います。

  • 対地攻撃: 戦車部隊や陣地などの地上目標を攻撃し、敵の進撃を阻止します。

  • 対戦車戦闘: 対戦車ミサイルを用いて、敵の戦車部隊を撃破します。

  • 偵察: 高性能レーダーとセンサーを用いて、敵の状況を偵察します。

  • 味方部隊の支援: 地上部隊を航空火力で支援し、作戦の成功に貢献します。

陸上自衛隊におけるAH-64D

陸上自衛隊は、AH-1Sの後継機としてAH-64Dを導入しました。主に以下の部隊に配備されています。

  • 航空部隊: 各方面航空隊などに配備され、方面隊の作戦を支援します。

AH-64Dの諸元

  • 乗員: 2名

  • 全長: 約17.7m

  • 全高: 約4.9m

  • ローター直径: 約14.6m

  • 最大速度: 約300km/h

  • 航続距離: 約480km

  • 武装: 30mm機関砲、対戦車ミサイル(ヘルファイア)、ロケット弾など

AH-64Dに関する情報源

  • 陸上自衛隊のウェブサイト: 装備品紹介ページなどでAH-64Dの情報が掲載されています。

  • 防衛省のウェブサイト: 各種資料や広報活動を通じてAH-64Dの情報が公開されています。

  • 航空専門誌: 航空ファン、航空情報などの専門誌でAH-64Dの解説記事が掲載されています。

  • インターネット百科事典: WikipediaなどでAH-64Dの概要や性能に関する情報が掲載されています。

AH-64Dは、陸上自衛隊の重要な装備の一つであり、日本の防衛に大きく貢献しています。その高性能と多用途性により、様々な作戦で活躍が期待されています。

お値段は?

はっきりわからないのですが...

AH-64Dアパッチ・ロングボウの値段は、取得年度や契約内容によって変動するため、一概にいくらとは言えません。しかし、いくつかの情報源からおおよその価格を把握。

情報源ごとの価格情報

  • Wikipedia (日本語版): 調達価格は30機で約2,000億円と記述されています。これは1機あたり約67億円となります。

  • 陸自調査団ウェブサイト: 最終年度の価格として約52億円と記述されています。

これらの情報から、AH-64D 1機あたりの価格はおおよそ52億円から67億円程度と推測できます。

価格変動の要因

AH-64Dの価格は、以下のような要因によって変動する可能性があります。

  • 取得年度: 取得年度によって、インフレや為替レートの変動などが影響します。

  • 契約内容: 機体の改修費用、予備部品の調達費用、訓練費用などが含まれるかどうかで価格が変わります。

  • 製造ロット: 大量に調達する場合は、単価が下がる可能性があります。

補足情報

  • 陸上自衛隊は、平成14年度(2002年)から平成25年度(2013年)にかけて、合計13機のAH-64Dを調達しています。各年度の調達数と予算額はWikipediaに掲載されています。

  • AH-64Dは、機体は富士重工(現SUBARU)、エンジンはIHIがライセンス生産しています。

AH-64Dは非常に高価な兵器ですが、その高性能と多用途性により、陸上自衛隊にとって重要な戦力となっています。

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