【不動産投資】区分マンションはダメなのか?
前回のnoteで今現在の私が買わないことにしている条件を書きましたが、区分マンションはダメなんですか?というご質問を数件いただきました。それについて少し捕捉的に書きたいと思います。
区分マンションはダメなのかどうか、結論から言うとだめじゃありません。
不動産を買うことによって、どこにたどり着きたいのか、どのくらいの規模になりたいのか、どのくらいのリスクをとれるのかによって、買ったほうがいいのか、買わない方がいいのかが違います。
旅行に例えると、たどり着きたい場所によって最適な移動方法が違うのと同じでです。例えば、私は東京から博多に行きたいので、飛行機を使いますが、東京から名古屋に行きたい場合は新幹線で行くと思います。わざわざ飛行機で行く必要が無いからです。また目的地が小田原だったらさらに新幹線も不要で、電車でいいかもしれません。
こちらは以前載せた区分マンションの長所/短所ですが、短所に資産性が低くみられやすい、とあります。
つまりものすごく簡単に言うと、同じ金額の中古アパートと区分マンションを買っていった場合、区分マンションのほうが早めに融資が頭打ちになる可能性が高いということです。(実際には物件の積算や個人の資産、属性にも左右されます)
最終目標が月々10万円くらいのCFを得たい、ということであれば区分マンションを何戸か買うことによって達成できる可能性がありますが、月々20万円以上のCFを得たい場合は区分マンションを買っていく方法では達成が難しいと思います。私の場合、目指すところが後者なので、区分マンションは買わないことにしているというだけです。
またシミュレーションをすればわかるのですが、区分マンションはどちらかというとインカムゲインではなく、キャピタルゲインを狙う投資です。
インカムゲインは、毎月入る家賃は急激に変動する可能性は少ないので底堅く、キャピタルゲインは、売却時の値段はその時々の市況にかなり左右されるので、上にも下にも変動する可能性が高くなります。キャピタルゲインによる投資の組み立てをしてないので、区分マンションは買わないのです。
目指すところがどこであっても、最初の一戸は一通りの流れを勉強するため、損をしないような区分マンション(新築はお勧めしません、中古推奨)や中古戸建を買うのはいいと思います。ただ最終目標がどこなのかによって、それ以降は何を買っていくべきなのかは戦略を立てる必要があります。私は不動産に関しては目標と戦略ありきで考えています。
少しでもどなたかの参考になれば幸いです。