真夏に、神戸の農家さんで農作業体験をしながらふと考えた、これからの食べ物の選び方
わが町、神戸市灘区水道筋・王子公園かいわいSoweluさんのじじじ会(地元の有機野菜を自炊する会)のメンバーで、お出かけをしてきました。
神戸市西区で、有機農法に取り組まれているnaturalism farmさんへ農作業体験に行ってきました!夫と息子もいっしょです。
思ったよりも「まち」に近い
JR明石駅からバスに乗り、さぞかし山の奥なんだろうなぁと思いきや、10数分で到着。田んぼがたくさんあって、すっごく広い!
熱中症警戒アラートも出ているような暑い日で、9時前とはいえ、その時点でもかなり暑い・・・。ビニールハウスの中はもっと暑くて、作業と見学合わせて1時間ほどで、ということになりました。苗床の土を抜き、新しい土を入れて、エンサイの種まきをするという作業も、噴き出す汗を拭きながらなんとかやれたという感じでした。
とはいっても、普段これだけしっかり汗をかくこともないので、湿気や水分がたまると、体調が悪くなるタイプの私としては、わりと気持ちいい感じもしていました(水を飲みながら)。ただ、息子は途中で暑くてしんどいーという感じになってきたので、クーラーの効いた直売所で少しお休みさせてもらい、元気回復しました。
庭に2羽、にわとりがいたり、ヤギさんがいたり
その直売所でお休みさせてもらっている時に、窓から不思議な光景を発見しました。にわとりが木の下に1羽、そしてよく見るともう1羽いる!これこそが、まさに「庭に2羽にわとりがいる」現象です。
元気になった息子も、直売所を出てにわとりさんの観察を始めると、1羽のにわとりさんがおトイレをしはじめました。そうだよねー、そりゃ生き物だからトイレぐらいするよねー。
テンションが上がった私も、道にいたバッタを捕まえましたww
そして、かわいらしさぶっちぎりのヤギさんたち。とくに、この子やぎちゃんがママにすっごい甘えていて、もう目がハートになりました。
夏の農家さんは、命がけではなかろうか
私が勝手に抱いていた農家さんのイメージだと(出典:おもひでぽろぽろ、鉄腕DASHの「DASH村」)、山の上のひんやりとした場所で農業をしていて、日照りはあるにしてもこんなに酷暑の中で農作業をされている、というのは、全く想像もしていませんでした。
もちろん、普段はかなり早朝から作業をされているそうですが、それにしてもこの酷暑の中で、いろんな作業をしている農家さん。ある意味、命がけだなぁという思いになりました。
それと同時に、こんなに暑いと思った通りに野菜たちは、生育できるのかなぁとちょっと心配になったり。
地球温暖化のしわよせが誰にいっているのか
むずかしいことはよく分からないですが、ふと思ったのは、これ以上温暖化が進むと、今まで日本で作れていた野菜やお米が取れないということもありえるのでは?、と初めて食料のことにちょっとだけ危機意識を持ちました。
まちに住んでいる人間が電気をバンバン使い、温暖化が進んでしまい、そのしわ寄せがまずは、農家さんやエッセンシャルワーカーさんにくる、と。(ちょうど、真夏の入浴介助は本当に大変というのを聞いたところでした。)
消費者と農家さんが離れていると、農家さんにしわ寄せがきていることにも気づかないんだろうなぁと思い。食べ物を安いというだけで選ぶのも、なんか違うよなぁという気にもなりつつあります。
社会がサスティナブルに回るような仕組みになっている場所から、食べ物を入手することの必要性も感じました。
まずは知り、食べ物をなんでも安いだけでは選ばないのも大事
naturalism farmさんは、神戸市西区の有機農家グループ、BIO CREATORSのメンバーとして活動し、Community Supported Agriculture(地域支援型農業)、CSAの活動にも取り組まれています。
私も、神戸の農家さんのことを知る、食べ物を安いからだけでずっと選び続けないことなど、できることに取り組んでいこうと思います。