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【2024しゃけこ振り返り】開業1年目の個人事業主は、メンタルブロックとの戦い。

※standFM「しゃけこのヒトイロ!」の文字起こしを要約したものです。


こんばんは。しゃけこのヒトイロ!です。
今日は振り返りシリーズ第3弾、「2024年開業1年目はメンタルブロックとの戦い」というテーマでお届けします。今年2月に開業し、心理カウンセリングとソーシャルワークを提供する「カウンセリングセンターみらいbloom」を立ち上げました。この10ヶ月間は本当に激動の日々でした。今回はその中で感じたこと、気づいたことをお話ししたいと思います。


起業初期の不安と自己価値

私は長年非営利組織で働いてきました。そのため、いざ自分で収益を上げるとなると「私にできるのだろうか」という不安がつきまといました。価格設定にも苦労し、最初に提示した金額が同業者から驚かれるほど安かったこともあります。

「相談業務=最低賃金レベル」という思い込みが根強く、自己価値を適切に評価することができていなかったのです。そうした過去の思い込みを振り返り、自己価値を正しく見つめ直すことが必要だと気づきました。


SNSと顔出しの壁

次に直面したのが、顔出し・名前出しへの抵抗感です。「近所の人に知られたらどうしよう」といった不安がありました。しかし、SNSで活動を続けるうちに「見たことあります、しゃけこさんですよね」と声をかけられることが増え、顔や名前を出すメリットを実感するようになりました。不安を乗り越え、発信活動の重要性を理解できたのは大きな進歩でした。


異業種交流会とマルシェへの挑戦

商工会議所に入り、異業種交流会や地域のマルシェに参加することも新しい挑戦でした。最初は服装や名刺の準備、何を話せばいいのか分からず戸惑うばかりでした。それでも参加を重ねるうちに「片肘を張らなくてもいい」ということが分かり、少しずつ慣れていきました。

明石のマルシェに初めて出店したときは、全く人目を引けず、自分の存在意義に疑問を抱く場面もありました。しかし、その経験があったからこそ「人とつながる」という意識を強く持つようになり、以降の活動の原動力となりました。


SNSでの発信とリアルな関係づくり

X(旧ツイッター)では、毎朝「鮭ノ朝」というテーマで投稿を続けていました。キャンバを使って画像を作り、毎週テーマを決めて140文字以内のメッセージを発信していましたが、朝の家事や仕事が後回しになることもあり、現在は不定期にしています。

発信を通じて、リアルで会った方との関係を深めたり、次に会いたいと思ってもらえるような内容を意識するようになりました。SNSは販売や宣伝の場だけでなく、つながりを築くためのツールとしても活用できることを実感しています。


自分らしさを形に

夏から秋にかけては、地域コミュニティの活動、カウンセリング業務、福祉関連の支援など、多岐にわたる活動を行いました。その中で気づいたのは、私自身の肩書きを既存の枠にはめ込むのではなく、「しゃけこ業」として自分らしさを形にすることの大切さです。

また、最初は「疲れたお母さん」をカウンセリングのターゲットにしていましたが、実際には40代以上の男性からの反響が多いことに気づき、ターゲット層を見直すことにしました。やってきて見えてきたことを参考に、新たな方向性を見つけるきっかけになりました。


起業1年目で得た学び

今年の11月末、忙しさの中で体調を崩した経験を機に、「短距離走のような働き方では続かない」と痛感しました。選択と集中を心がけ、カウンセリング事業のテーマを絞り込みました。

カウンセリングとコーチングの要素を組み合わせることで、利用者のニーズに応えられるサービスを提供できるようにも取り組んでいます。


来年の目標

来年に向けて、次のような目標を掲げています。

  1. 長期的にお付き合いできるクライアント(相談者)さんと出会い、サポートを充実させる。

  2. SNSの発信内容を整備し、効率的に情報を伝える仕組みを構築する。

  3. 企業との連携を強化し、新たなチャンスを広げる。

  4. 講師や行政等の委員会への参画など、カウンセリング以外の可能性を探り、多角的な事業展開を目指す。

  5. 合同会社化を視野に入れ、法人としての信頼性を高める。

また、オンライン講座のプラットフォームを活用し、自分の知識やスキルを効率的に共有する仕組みも検討しています。


振り返りの中で感じたこと

今回の振り返りでは、私自身の起業1年目での葛藤や成長をお話ししました。誰かが同じような状況に直面したとき、少しでも参考になる部分があれば幸いです。


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