ダンダダン7話 よくある悲しい話をサイエンスサルが最高の形に仕上げた
あまり好きな話じゃなかった
こういった悲しい過去を回想で語るのは
よく見かけるし新鮮さがない
子どもがなぜ連れ去られたのかよくわからない
なぜそうなったのか、そうしたのか
そこが曖昧なままどこからともなく悪人がでてきて
説得力のない悲劇を見せられても感情移入できない
売春の描写があったからそこから犯罪組織に狙われたとか
まあ色々想像はできるけど誘拐部分に関しては
そこに繋がる描写がほとんどなくて想像を膨らませる価値はない
考察には価値があるけど「俺の妄想」でストーリーを補完するのはバカバカしい
話変わるけどこれが理由で
いわゆる難解映画も好きじゃない(デイヴィッド・リンチとか)
アクサラはメインキャラクターではないだろうから
もう登場しないはず
出てきたばかりでしかもすぐ消えるであろうキャラの
回想を何分も見せられるのは退屈だ
よっぽど面白い話なら別だけど
正直言って今まで何度も作られてきたものだよ
仮にこの回想がメインキャラクターの開発に深く関わるなら
まだわかるんだけどあんまりそういう感じもしないかな
ただこの回想をサイエンスサルは出来る限り最高の形でアニメにした
特に母親の一人称視点で娘を追いかけるシーン
声の演技も良くて
顔も映してないのに見ているだけで母親の心情が伝わってくる
あの画面の動きとか
死に物狂いで子どもを取り返そうと走る姿が
すごく心に訴えかけられる
7話は最高のアニメーションとアートスタイルだった
サイエンスサルがこのアニメをより素晴らしいものにしてる
余談
ダンダダンのアクションが好きです
ちんちんと玉を探すというストーリーも面白い
会話は上手くできていて
特にオカルンとモモのやり取りは信じられないほど良いです
ロマンスとコメディ要素が上手く混ざり合っています
ほとんどの作家はこれほど上手く描けないと思います
その上で言いますがありきたりな悲しい過去で
話を作ることに少しガッカリしています
魅力的な主人公とヒロインを作れるなら
伏線を張り巡らせたり難しいストーリーではなくても魅力的です
回想も必要ないです
メインキャラクターに時間を使ってください