パリオリンピックを終えた比江島選手への手紙
比江島選手へ
少し前の話となってしまいましたが、オリンピックお疲れ様でした。リールまで観に行きました。観に行って良かったです。比江島選手がスタメンとしてオリンピックの舞台に立つ姿を見られて、とても幸せでした。
当時33歳というタイミング、八村選手や渡邊選手をはじめとした素晴らしい選手がたくさんいる中で、日本代表のスタメンに選ばれたこと、並大抵の努力では成し遂げられなかったことです。今回2番のポジションには、スリーポイントシュートと、世界を相手に戦えるDF力が求められていたと思います。そんなポジションに比江島選手が選ばれたことがとても誇らしかったです。ブレックスに来てDF力を培い、2021-22シーズン優勝とMVPを勝ち取ったこと。トムさんがヘッドコーチになってからのチームスタイルの変化に対応してスリーポイントを撃ち切り、W杯ベネズエラ戦でチームを救ったこと。こうしたひとつひとつの積み重ねが、トムさんをはじめとする皆からの信頼に繋がり、パリオリンピックのスタメンという結果になって表れたんだと思います。比江島選手がB.LEAGUEスリーポイント王になる姿も、オリンピックでシュルーダーからボールをスティールする姿も、私が比江島選手を応援し始めた頃には全く想像もできませんでした。ファンの大きな期待をはるかに飛び越えて成長し続ける比江島選手を、心から尊敬しています。
比江島選手が羽ばたく姿に引っぱられて、私も気付けば色んな所を訪れていました。上海も沖縄もフランスも、比江島選手がいなければ一生縁の無い場所だったと思います。私はとても人見知りなのですが、比江島選手を追いかけて現地観戦している内に、バスケファンの友人もたくさんできました。試合でたまたま隣に座った人と比江島選手を一緒に応援したことや、オリンピックに向かう飛行機の中で比江島選手のファンと仲良くなったこともあります。なんと今日はその飛行機で知り合った友人と一緒に観戦に来たんです!比江島選手のおかげで、私の世界も広がりました。本当にありがとうございました。
今シーズンもブレックスの優勝を願って、応援しています。身体に気を付けて、バスケを楽しんでください。
2024.10.13
なつみ
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