岡崎の奇跡
第25回Wリーグ岡崎大会
1日目4,546人
2日目4,821人
今シーズン最多入場数でした。
過去の記録が乏しくアレですが、おそらく過去25年においてもレギュラーシーズンでは過去最多なのではないかと思われます。
それでも興行1週間前に前売り券売切れの報は入るものの、疑わしさは拭えませんでした。
なぜなら岡崎市中央総合体育館(略して中総)は当リーグにおいて魔のアリーナなのです。
魔の理由はとにかく立地。
名前こそ中央ですがどう見ても市の中心部ではなく…小高い丘の上にそびえるラピュタもびっくりの天空の城、それが中総。
しかも一本道のため車のアクセスすら悪い。
そしてなんといっても公共交通機関が脆弱。
昔(私が来る前!)の事務局がここで無謀にも1日3試合興行を実施した時は3試合目の途中で終バスが終わり、何十人ものお客様を数台のタクシーがピストン輸送するという大失態。
※何度でも言うが私が来る前!笑
遠そうで遠い場所、それが中総なのである。
それではこの岡崎の奇跡はなぜ起きたのか?
①五輪出場権獲得の余韻
②首位攻防戦なカード
③選手の知名度向上
※まあ①②と同じような理由とも…
とはいえ、やはり最大の理由はトヨタ自動車という日本最大級の企業が「本気を出した」ということなのだと思います。
本気を出したってのは結局チケットバラまいたんでしょ?という人もいるでしょうけど、バラまいて集まるならこんな簡単なことはありません。
この娯楽多様な時代に、多くの人々にとって週末の過ごし方は重要です。
無料でも楽しめる娯楽はごまんと溢れています。
昔と違って企業も強制的な来場などできない時代です。
そして前述の立地問題です。
それでも2日間で延べ9,000人が集まった唯一にして最大の理由は「観たいと思うコンテンツだった」ことに他なりません。
そのきっかけを作る努力をしたのがトヨタ自動車だったのです。
実際に起こったことなので、そもそも奇跡とか言う私がどうかしてます。
私たちのコンテンツは観るに値する素晴らしいものなのです。
きっかけさえあれば
魅力的なコンテンツには人は集まるのでしょうし、
魅力的でなかったとしたら次は二度と来ないのでしょう。
ゼロイチとか言いますけど、この時点ではまだゼロ。続いてこそのイチ。
イチにするための仕事は無限に続きます。
コンテンツには自信を持ってますが、それだけじゃダメなのは当たり前。
また来てね!
ほど難しいものもないのです。
でもまた来てね笑