『イケメン戦国 THE STAGE 明智光秀編』の感想と、配信視聴のおすすめ
『イケメン戦国 THE STAGE 明智光秀編』（戦ステ）の千秋楽から1週間くらい経ちました。
ああ～……やっぱり、イケメンがいっぱい出てきてみんなで女の子に壁ドンするみたいな舞台じゃなかった。（そんな舞台見たことない）
すごく面白くて、楽しくて、毎回夢中で物語の世界にのめり込むことができる素敵な作品でした。
回し者では全然ないのですが、この作品を配信でもぜひたくさんのオタクに見てほしいので勝手に宣伝したいと思います。
この記事では大きなネタバレを避けつつ、戦ステの個人的な感想や見どころを紹介しようと思います。
この記事で戦ステに興味を持つ人が1人でも増えてくれたら嬉しいです。
・あらすじと好きなシーン
物語は主人公「水崎舞」が戦国時代にタイムスリップするところから始まります。燃える本能寺にタイムスリップした舞は、何者かに襲われ気を失っていた（？）織田信長を助け出します。その手柄によって舞は織田信長の命を救った「幸運のお守り」として織田軍に迎え入れられ……という感じです。
この始まり方、いいですよね。私も現代のしがらみを全部捨てて、身一つで戦国時代にタイムスリップしたいです。もう現代で生きるのはうんざりです。何もしなくていいお飾りの姫になりたい。ただそこにいるだけで「験担ぎのお守り」として有難がられたいです。
その後すぐに織田軍が戦を始めることになり、舞ちゃんも「お守り」として戦に連れていかれることになります。このとき舞ちゃんは怖がって、「一番後ろの部隊でお手伝いをさせてください」と信長に頼みます。
このとき！！！！！光秀が誰にも気づかれないところでにやりと笑うんです！！！！！配信では抜かれていなかったのでここに書いておきます。なぜ笑うのかはすぐに明らかになります。
実はこの場面、最初に見たときは私の席からだと光秀の表情がよく見えませんでした。後日別の角度からちょうど光秀の表情が確認できる席で見たところ、予想通りというか、予想以上に最高の光秀が見られたので心の中で特大ガッツポーズになりました。舞台何回も見るの最高～！これこれ～～～！！！って感じでした。
もう一つ、舞ちゃんが光秀に「あなたに追いかけられて、脅されて、怖くて…」と言うシーンでも嬉しそうに笑う光秀が好きでした。この光秀の表情も配信では確認できなかったので、ここに書いていつでも思い出せるようにしておこうと思います。
2017年の『イケメン戦国THE STAGE~織田軍 VS “海賊”毛利元就編～』でも、今回と同様に明智光秀役は橋本全一さんでした。この『イケメン戦国THE STAGE~織田軍 VS “海賊”毛利元就編～』は推しの主演舞台ということもあり、「推ししか勝たん🥺」という強い気持ちを持って観劇していたのですが、それでもつい明智光秀に心を奪われてしまった思い出があります。それほど、橋本さんが演じる明智光秀は魅力的な存在でした。
今回は大好きな明智光秀の活躍を思う存分見ることができて、本当に満足です。いや、嘘です。本当はもっと見たかった、もっとチケットを取ればよかったと思って少し後悔しています。
・8ヶ月ぶりの生の推し
突然ですが、私の推し俳優さんである原嶋元久さんの姿を生で拝むのは約8ヶ月ぶりでした。
私には舞台上の原嶋さんの姿がいつも眩く光り輝いて見えるのですが、今回も……めっちゃくちゃ輝いてました。イケメン戦国の毛利元就には「悪の華」というオシャレな二つ名が付いているのですが、その姿はまさに咲き乱れる悪の華という感じで、見ているだけで息が止まりそうなくらい美しかったです。
毛利元就が場に登場するだけで、空気が変わります。（私が「推しだ！」と思って強く意識するからそう感じるだけかもしれませんが……）
彼の台詞は、その日その瞬間にしか生まれない感情を伴っています。それがとてもリアルで、説得力があって、「毛利元就という人物がその場に生きている」という実感を生みます。これがたまらなく好きです。
イケメン戦国の毛利元就は、かなりいかれた思想を持つ人物です。なんかこう、日本中が血で血を洗う戦場になればいいと思ってるみたいなヤバい人です。
でも、そういうヤバい人ってなかなか現実味のない存在ですよね。ところが、原嶋元久さんが演じる毛利元就はぞっとするほど「リアルにいかれた人」です。これ以上言葉で説明できないので、リアルな演技を見るのが好きな方、いかれた男が好きな方はぜひ配信を見てください。毛利元就の出演シーンが多いのは幸福ルートです。→
https://up.auone.jp/articles/id/81012?ref=os
・まとめ
久しぶりの観劇でしたが、この状況での観劇はいつも以上に貴重で特別なものに感じました。「今目にしているこの光景は当たり前のものではないし、いつまた舞台が観られなくなるとも限らない」と思うと、舞台上の景色をしっかり目と心に焼き付けておかなければという思いが強くなりました。先の見えない状況ではありますが、今回の観劇で得た感動と興奮、楽しさ、そして喜びを胸に、自分もしっかり前を向こうと思っています。
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