[相場変動の要素]アメリカ利上げのあとさき
金融政策は各国の中央銀行が決めます。
情報公開も迅速に多く供給され、相場への影響もダイレクトなので、資産運用をされる個人の方は、かなり高い優先度でニュースを拾うといいですね。
欧州(中央銀行はECB)は量的緩和からの脱却を試みつつ利上げはしないと連呼しており、
日本(中央銀行は日銀)では、出口戦略は2019年以降で、と余裕の姿勢。
そんな中、アメリカ(FRB)はただいま利上げのまっただ中。
伝統的には中央銀行は短期金利を上下させるのだけれど、
理屈としては、短期金利が上がれば長期金利が上がる。
長期金利が上がるということは、債券価格が下がるということ。
金利が上がれば株式運用でリスクをとる必要性が薄まるので、株式相場は下がる。
株式を売却した資金は現金に流れるため、通貨高になる。
うん、理屈としてはね。
実際はどうだったかというのを検証してみました。
アメリカの過去の利上げ
アメリカの過去の利上げはこんなスケジュールでした。
直近3回の利上げの前後、NYダウとドルがどんな値動きをしたのかを確認すれば、今回の利上げの影響についてのシナリオが書きやすいはず。
それではいってみましょー、まずはNYダウから!
利上げ前後のNYダウ
3回分、チャートでご覧いただきますね。
赤枠内が利上げ期間です。
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