コンカフェに通って思う推し活動と恋愛感情
※前々から文章に書き起こしたのですが、まとまらず一旦放流します。
お金が発生しないのであれば、推しではなくお気に入り
はじめに
リモートワークになって1年が経過しようとしていた2021年春。私はコンカフェに入り浸るような人間になっていた。入り浸るは語弊がある。推しが出勤している日はなるべく出向くようになっていた。
きっかけはいつも偶然だ。2020年の年末、秋葉原のガールズバーのキャッチに捕まった。その行先で女の子に推しを教えてもらって、その推しの外見がドストライクだったので一度行ってみようと思っていた。
(女の子に別の女の子を教えてもらう行為、今にして思うとどうなんだってところはある。)
そこから数ヶ月が経過していた。当時はメモの代わりにフォローしていたのだが、偶然閲覧したFleet(instagramのストーリーみたいな機能)があまりにも良くて、こんなメッセージを送っていた。
初来店
メッセージをしていたこともあり、タイミングが合えば行ってみたいなって気持ちにはなっていた。5月のゴールデンウィークが明けた頃、ちょうど推しが出勤するというツイートと私の暇なタイミングが一致したので満を辞して来店することになった。
何もかもわからなかったので開店前に行ったと思う。学生の頃から新宿には慣れており、歌舞伎町も土地勘はあった。しかし、コンカフェ自体には人生で今まで縁は無く、初めてだった。また、好きな芸能人や声優さんのライブとか行ったこともあったけど基本的に双方向ではない。なので、双方向体験というのは初めてだったかもしれない。
正直、初来店時には、何を話したか覚えていない。初対面の人と話す際に、私は、饒舌に話すために『話し相手とは2度と話さない』という前提のもと話すのでトーク内容を記憶しない。初来店は多分1時間ぐらいしか居なかったと思う。ただ、趣味嗜好があっていて、話が盛り上がったこと。そして、リモート化で友達ともラフに会って話せない、同年代の友達が家庭を持ち誘いづらいという状況も加味され、体験的にすごい楽しかったのだと思う。
一度きりにするはずだったのに、楽しかったからだろう。会話に飢えていたのだろう。私はたびたび推しの出勤日をスケジュールの起点の一つにするようにしていた。救いが欲しかったのかもしれない。
2回目以降の来店については、どんなことを話したかは大枠覚えている。来店した際にはチェキをお願いしているので、そのチェキと日付・会話内容を一つの塊として刻む。
通ってみて思うこと
来店を重ねていく中で、いろんな客層が観測された。当時は緊急事態宣言下というのもありお酒を求めて来る人、時間潰し、純粋な推し感情の客から恋愛感情・ガチ恋勢までさまざまな客層がいること。
また、客層も高校生・大学生から社会人、仕事内容も多種多様で本当に色んな人が来店していた。私は生誕祭で知り合った極少数の人を除いて基本的にお客さんとは接しない。推しとの時間を大切にしたい心情があるから。
私も失恋時期を経てのハマりだったので一時は恋愛感情なるものもあったのかもしれない。錯覚する理由について、考えてみたけどやっぱりキャストさんは基本的に会話において肯定しかしない。否定しないし、基本的にポジティブ。そういう心理的安全性があるのかもしれないななんてね。
あと顔が可愛い。
おそらく当時、推しからしても厄介な客だったと思われてそう。
ただ、カウンター越しでしかあなたと話せない。 そう思った瞬間に恋愛感情なんて吹き飛んでしまったけどね。
なので、今そこにあるのは純粋な推しな気がしてきた。いつ夢から覚めるかもしれないし、錯覚かもしれない。
私は、コロナ以前は下北沢のライブハウスに行くのが好きだったり、好きなアーティストのライブへ赴くのが好きだったのですがそのお金が自然とコンカフェへ注ぐようになっていった。
初めてシャンパンを入れたあの感覚というのも何かよくわからない高揚とした感情があった。その後はシャンパンにも無駄に詳しくなっていった。
シャンパンを乾杯してる写真は好き。シャンパンを入れるところから乾杯するまでの過程が一番好き。
話
他のお客さんがどんな話をしているかわからないけど、私はキャストさんと音楽の話や服の話をしているときが一番好きかもしれない。
推しは、私の知らない音楽を教えてくれる。それが最高にたまらないんだ。好きが好きを教えてくれる。私も好きになる。
服の話も楽しい。コロナ下で一年くらいファッションから離れてたけど。その人の好きなブランドの話を聞くと、ぜったい似合うだろうなって気持ちが強い。
chloma とかはキャストさんに教えてもらって知ったし、たくさん買ってしまった。
コンカフェ
コンカフェは推しと話す時間と使った金額に関係性は無い。なのでどんな人でも平等ってところが良くも悪くもある気がする。多分キャバクラやホストクラブは違うと思ってる。
礼儀正しい接客を求めてたり、お財布に余裕がある人やアフターを望む人は、多分コンカフェよりキャバクラとかの方が良いんじゃないかなって思う。
だからこそ、コンカフェで大金払ってシャンパンを入れたり、お酒を入れてあげることは本当に「想い」だけって感じがする。
(ドリンクを自分の分とキャストさんの分をいちいち用意するのがめんどくさいのでピッチャー感覚でシャンパンを入れる写真)
終わりに
私は、一応明確な線引きをしている。推しが辞めたら私もコンカフェ編は終わりにしようと思ってる。
推し以外のキャストも可愛いし話が合うキャストさんも多い。けれど、今の推しが最初で最後の推しであると思う。
だからこそ、推しが居なくなるまでは波はあれど通う気がすると思う。けれど依存しないようにしないといけない。
依存は共依存でなければ、意味がないよ
想いを大切に、けれど両立できるような。そんなバランスを持った生活をしていきたい。
何気ない日常であっても、私にとっては非日常。ありがとうと感謝を🌷