R6.7.4(木/曇・晴)【釈尊語録…自分に何が出来るか…四摂法(ししょうぼう)】
心理学者のアドラーは
「どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを
毎日考えるようにしなさい。
そうすれば憂鬱な気持など吹き飛んでしまいます。
反対に自分のことばかり考えていたら、
どんどん不幸になってしまいますよ」
と述べています。
人を喜ばすには思いやりが必要です。
思いやる具体的な方法として釈尊が説かれたのは
布施、愛語、利行、同事により自我心を捨てて、
生きとし生けるもの全てのために尽くす
四摂法(ししょうぼう)の教えです。
この四摂法を瞑想とともに
日々実践することがそのまま善行となり
苦から抜け出し、
慈悲喜捨にみちて誰からも喜ばれ愛される
自分になることができます。
1.「布施」とは、我欲を捨て、物でも心でも、
他にわけ与え、他を生かすということです。
2.「愛語」とは、常に心を清め
やさしい慈愛の言葉がけをすることです。
3.「利行」とは、見返りを求めず、
ひたすらに他を利する行動をすることです。
4.「同事」とは平等心で、
相手を自分と同じように思いやる心です。
瞑想で心を調え
四摂法の実践で苦しみから脱しましょう。