最近のニコニコメドレーについて


最近のニコニコメドレー、他のジャンルに押されがちだとかVtuber登場による積極的な告知やある程度の承認欲求が必要という世の中の雰囲気もあって、
何かと主張が激しく、それに伴う技術(打ち込みに留まらずボカロやMAD、生演奏方面も)や「魅せ方」「コンセプト力」「ブランド力」が上昇している傾向にあると思います。

難しい話よりも、「好きなようにメドレーを作った人が伸びている」と言いたいところですが、具体的には?というところでもあります。
というわけで(?)最近話題だったりお勧めされたメドレーを技術的な観点からも構成面からもいくつかレビューしていきたいと思います。
ではでは。(激長文&自分の言いたいことの垂れ流しになってるかもしれませんがご容赦ください。。。)

1.【ニコニコメドレー】Nico⏲Clock!! / 銀河P、#ぷる

https://www.nicovideo.jp/watch/sm34717803

まずキラキラ系のサウンド、重ね多めだけど1曲になるところの緩急の緩、3曲重ねのところはだいたい音源を使い分けてるのがそれまでの銀河Pの路線のまま進化した感じ。
自分のサウンドと言い張れるようなものだと思います。
序盤のほうの小室進行でだんだん盛り上げていくのはSFや深夜合作などに見られたものが更にパワーアップした感じだし。

Affectionはまるで序盤の締めくくり。そのタイミングでL2につながって雰囲気変わっていくのは分かってるなぁって感じですね。
そこからは最近氏がハマってそうな暗めで荘厳なオーケストラアレンジ。ほんとこれ奥義みたいに出てくるの最近ヤバい。

中盤のアップテンポになるところから。結構各々の曲の良さを見出したアレンジが目立ちます。
ハロープラネットはアップな銀河サウンドに合ってる気がして良。
Big Blueはどっから探してきたんだって感じのすごい原曲感あふれる音源。ここの重ねもエモ。
あとIOSYS重ねのところといい、このメドレーは動画でも緩急を見せていくところが目立ちます。
BE MY BABY草
謎のultra soul草。何で低速で笑わせに来るのか。

そして後半戦。
暗く低速のところから、Eyesとゾンビランドサガの若干暗めな曲を経て、王道進行で徐々に長調になっていくところから幕を開けます。
このどう考えても盛り上がるときにEternal Harmonyが長時間来るというのが、自分も好きな曲だけあって最強だと思う。
ここから若干テンポ感あがってデレステの明るい曲につながっていくのもデレステ愛を感じる。
気ままな天使たち辺りのかわいいパートに繋いでいくためにテンポ落とすのすき。

この流れるような感じで終盤。
ここで使うのを待っていた感じのぼくのフレンドすきだし、
最後ボカロ曲2曲はエモな締めくくりだしスタッフロール(?)流すのにも最適で、そこで大きな物語が終わった感じを出しているのもすき。
実際大きな物語だったなーって感じのメドレーでした。

総評としては、アレンジは俗に言うニコメドらしい音ではなく、シンセなど1から工夫を凝らして、できる限りのバリエーションをふんだんに盛り込んだニコニコが好きな音屋の音という感じでした。
特筆すべきは構成で、普通ニコメドは選曲のバリエーションが多すぎて今メドレーのどこらへんか分からなくなる構成になりがちでこの作品もそう思うところはありましたが、
好きな曲を長く使ったり珠玉のアレンジをしたり、謎のネタを挟んだりすることですごく言いたいことが伝わりやすいメドレーだと思います。
こういう"好き"をぎゅぎゅっと詰め込んだ(原文ママ)メドレーはもっと伸びてほしい。

その他お気に入りポイント
全体的に超高音のメロディシンセが良い仕事してる。あとピアノは万能だった説。
最初のアッーウッウッイネイネのカットアップが原曲やMADの雰囲気に合っててよかった
起承転結の承くらいの位置に最初にあったカレーメシの歌と若干メロディが似てる元気全開DAY!DAY!DAY!が来るの、2番って感じがしてすき。
魔法少女達の百年祭×OS-宇宙人、こんな重ねがあったかって感じ。
ultra soulと上海紅茶館神重ね。
雪、無言、窓辺にて。×鳥の詩のところ、ピアノとバイオリンだけで統一されたアレンジっていうのがいい。

2.【打ち込みメドレー】nico zizi / 黒産ワサビ

https://www.nicovideo.jp/watch/sm33891992

ハモリや打ち込みの工夫が良い!
全体的に和風かレトロで割と短調が多い印象ですね。スーファミからPS2辺りの歴史を感じる。
それがいい味を出していて、たまに来る長調がすごく印象に残る。
最初と最後に長調が固まってて「戻ってきた」感を覚えるのがすき。
あと守って上げたい辺りやはっぱ隊辺りのヌクモリティ良。はっぱ隊のミッソのところはわかりみも相まって最高。
あとテンポの変更がいちいちバエるやり方だなぁと思います。

音は少なくMSGSだからバエるアレンジになっているのもポイント高い。
トータルで使ってる音の種類は多いけどそれでミックスが破綻しないのはストイックなアレンジスタイルの賜物かなと。

出だしの青空のラプソディ→トゥートゥートゥマシェリーマンシェーリーの楽器が互いの音を補い合う感じのアレンジが楽しい感じで掴みがバッチリ。
Starry Skyから着々とハモリが加わってきて、エモゾーンになるの好き。
ファフナー詐欺の後のブラスのフィルもこれまた楽しくて陽の世界観に引き込まれると言った感じですね。(あとないせんのうたの前のプゥー↑も)
そして続くのは氏の繋ぎ重ねの世界で、FLOWER×True BlueでFLOWERが崩れていくのが凄い。そして和だとかロック気味のテイストのブリキノダンス→セツナトリップ×ブリキノダンス→シュガビタゾーン。ほんとこういうの好きなんですよさり気なさが。
とりとめのないアニソンmix→メガラバの辺りは合作「さんかんしおんっ!」の匿名勃起&匿名亀頭パートのオレンジ色な雰囲気を意識した選曲を彷彿としますね(メガラバも夏だからオレンジかな)。コメントでも雰囲気が良いとあるので、雰囲気も強みという印象。(なお最後のほうの新宝島辺りもオレンジかな)
そういった雰囲気とか聴きやすさの秘訣というのも世界タービンとMEGALOVANIAの音が高く跳ぶのが掛け合わされているところ、そういう「抜き差し」がしっかりしているセンスがあるからかもしれませぬ。こういったテクニカルパートはseyana周辺のテンポチェンジを跨いで続く。

この流れるようなノリで後半戦へ。Bad Apple!!のキメるリズムがキマっててエモ。
Bad Apple!!の和風な雰囲気で民族楽器で遊んでるのほんとこういうことしたいなってなる。
なおこの先もBPM芸が発されるしアコーディオンとか出てくる。旅パートと言ったところでしょうかね。
とげとげタルめいろ×鳥の詩も空って感じの選曲でトライアングルだし。更に激しくBPMが加速し、Paradisus-Paradoxumのブァァァァァっていうコードでキマる。
最後は、日本に戻ってくるみたいに首都圏の駅名とか和風とかになって笛が暖かく迎えてくれる感じかな。あとオンリーワンダーのここ最後に持ってくるの無さそうで有った。
ラストにさしかかってきましたがここで突然王道曲ぶち込んで来がちなニコメドですが、この運びでサンレッド陰陽師は納得the納得でエモですね。サンレッドに至っては左のドラクエにありそうなオルガンすき。
陰陽師はピアノが荒ぶったり、テンポ落としてキメをつけて行ったりと遊び心満載。楽しかった!

あとここは要考察って感じなんですけど、
カレンダーガールのBメロとTulipのBメロが似ているのに別のサビゾーンで使うとこと、サンレッドOPと陰陽師がミミミな感じだけど終盤の別のところに使うとこ。
これはヘビロテしてるとどっちがどっちか分からなくなりがちですが、でも割と近い位置にあるので二回似たメロディを使ってアクセントを付けるか二番みたいな扱いとかかもしれないなぁと。
この点有効活用のために参考にさせてもらいたいところです。

総評としてはシンプルイズテクニカルイズベストなアレンジといい楽しさ重視でニコニコに留まらない範囲の選曲といい、ニコメドはこうであってほしいみたいな感じです。
それでもなんだかんだニコニコ愛が結構伝わってきて、作業用BGMにして聴いてもその時代の動画が目に浮かぶものでした。楽しい気分になれましたありがとうございます。

3. #NICO_CANTABILE  ニコカンタービレ♪

/参加者はコチラ→https://docs.google.com/spreadsheets/d/1JKTyrQHcuNCf78dcrM8vadFrlDZ95wWzciy2IU8ZHdE/edit?ref=pc_watch_description#gid=1055175568

https://www.nicovideo.jp/watch/sm34879365

自然な繋ぎ方、重ね方に『組曲』リスペクトみを感じるの好き。
それに加え、冒頭の明るいゾーンから一転。危険な○○シリーズのところ密林を進んでいくような雰囲気に。
変化に富んでいるし運び方も上手いです。
アレンジについては、メドレーの全体像というのは基本的に構成で決まるが、この作品はアレンジもその大役を担っていると感じるレベルですね。
特にノーポイッ!→ビバハピのアレンジ&ミックスがすごくて、リズムを変えないで音圧を下げることで単調にならないかつ次の盛り上がりゾーンへの橋渡しも完璧といったところ。
Glaring Dream→打上花火は身の毛がよだつ耽美さの神アレンジスポットでフックをつけてきますね。打上花火のサビゾーンより寧ろ直前を聴くほうが体にいいんじゃないかってレベル。(あとこのサビゾーンに挟まるSecret Baseは地味にスイングだけどさっきから鳴ってる裏メロがうまい具合にそのまま重なって自然なアクセントになっているなぁ~という分かっているアピールをしてみるなど)

中盤はジャンル対抗戦や遊んでるゾーンが多くて激しい感じ。
シオカラ節や花ハ踊レヤいろはにほ辺りは共通メロディでストイックに突き進む感じで駆け抜ける様を披露し、アイマスとラブライブのところではドラムなどライブ感を意識したアレンジで盛り上げ、てってってー→響けユーフォニウムのところではヒット的な打ち込みと重いキックで極限まで盛り上げて行ってます。ここから顕著にリアル演奏が入って来るのは視聴者、作者陣ともに凄く盛り上がったものだと思います。
普通生演奏が入ったことで音がわちゃわちゃしがちなところを、ふしぎなくすりが辺りから工夫を凝らしたような「珠玉のシンセ」がメロディからも伴奏からの踊り出てきてなおかつバランスも保ってる感じが好きです。珠玉のシンセ亜種に切り替えて神アニメAngel Beats!!で締めるというのはまさにエモ。
いーあるふぁんくらぶと千本桜は本家の動画の雰囲気が似ているから、その観点の繋ぎも面白そうと凄く思った。あと背景色々草。

ここからは終盤に向けてのエモいクールダウン的な立ち位置。
何故か知らないけれども動画でアスノヨゾラのシルエットに約束の千早を重ねるのつい千早に感情移入してしまうから凄い。あとアスノヨゾラのリフから少しずつ入ってくるのリフ推し補正なしでもやばい。
この約束→アスノヨゾラ→君の知らない物語Cメロのラインナップは位置的に完璧だと思いますね。

終盤は、駆け抜けにも通ずるようなコネクト→デジモン繋ぎと春香さんおっぱいで陰陽師カオスゾーンへ。
カオスゾーンのボリューム感は七色+ニコってる?!をぶっ込んで来たようなレベルで長時間疾走を続けます。あとDelay Lama草
かと思ったら流行りのオルフェンズのフリージアをほぼ単体でぶち込んでくるという気の利き具合。曲の雰囲気やアニメのエモもあいまってここに突っ込んでくるのは天才かと思いました。あと伴奏的にI'm so happy突っ込んでくるところは大作の終盤として完璧な雰囲気でした。
カオスゾーンの続きは途中のonly my railgunで「ん?」と思わせてスパイダーマンからぐっと雰囲気を変えて変化をつけて、更に一気に転調するのが好き。さらにしれっと長調と短調重なっても爽快感は常時あるしここまでできるメドレーはこれまであまり無いと思います。
最後のタメてから入る定番なアンコール的なジャパリパークで後味も最高でした。

総評としては、2019年大容量オールスターメドレーの一言ってところですね。
何よりお祭り感が凄い。いや、制作陣も多種多様の豪華メンバーで、生演奏という新鮮な担当も存在しているので制作陣にも視聴者にも本物のお祭りと言っても過言ではないでしょう。
説明文「皆の好きな楽曲をひとつのメドレーにしました!」とあるように選曲はまさにニコニコ民の共通認識で、「帰ってくる場所」という感じがしました。2019年もこんなメドレーが投稿されたのでいい年でした!ありがとうございます!

その他ここすきゾーン
ナイト・オブ・ナイツのところ最後だけほのぼの神社になるの、これが今の東方だッ!!という啓示を感じてすき
ドカベン草
低速寿司食べたいとそこの表の神繋ぎ
音量バランス良好のBad Apple!!のところ地味に後半原曲に忠実なシンバルになってるとこ

4. 【ニコニコメドレー】N+EVER!!【オールスター】/メスシリンダー

https://www.nicovideo.jp/watch/sm35565832

開幕は壮大なアニメスペシャルの拡大版OPと言ったところか。
UNION/O x Tで初っ端から炸裂するコッテコテのメスシリサウンド好き。あとこのへんで左右で交互に鳴ってるギターすき。
キルミッツ→時を刻む唄の4分付点で押して抜け出していくのがたまらないんですよね。このへん構成やばやば感が垣間見れます。
この先またメスシリ特有のエモオーケストラが来るものの、しれっとぼくらの16bitエンズ・トリガーでシンセ系の激しいものになるのすき。さり気なくギターのゲインが上がってくるのがミソ。(あと金町の幸子若干エロみ)
序盤の終わりは夏祭りとsecret baseですが、約束(アイマス)詐欺風味で次に繋がっていくのが凄くエモい。

ガラスのくつにしれっと重なる今日はおやすみなさいの激エモから始まっていく中盤は、いろんな要素で遊びまくってる感じ。だいすき。
だいじょばない~教育までの富士山ゾーンは4majから始まるコードのスローテンポと、裏メロ的な復活の呪文で常時エモでいながら遊んでるのがエモ(語彙)。この先のエロゲの喘ぎ声の明るいゾーンへの繋ぎとしても秀逸。
続く奥歯ガタガタ言わせ節周辺はブラス入りJ POPオシャレアレンジによって、ジャンルや時代関係ない曲でも何でもアリで楽しい状況となっています。まいちゃんをリミックスしてみたと動く、動くの神重ねが良い味を出している!
このわちゃわちゃ感にしれっとゾンビランドサガが紛れ込んでホラーゾーンへ。

~ホラーゾーンから~
テンポ無視音割れストリングスとルイージの声から始まってスパーンと戻ってくるこの落差が最高。あとアシュリーのノイズリダクションで切れたようなストリングスも非常にエモ。
Vtuberのヤバい目とかRay of Hopeの寂しいsaw波とかあってホラーとして完璧。
そして狂花水月×新宝島とかいうダークと希望の間によって抜け出して、狂花水月と似た雰囲気のAriaで引き継ぐ。
ロックバンドな動画と蛹、モニター直撮りを挟んだ長く短い祭りで今度は「渋い」ゾーンが始まり、ピアノとエレピとオルガンの完璧なコンボが披露され、渋いブラスヒットで締める。

~地獄から天国へ~
童謡のようなテンポ遅めの入りから完璧。おっぱいが揺れるゾーンですがそれに相応しいアップなアレンジが秀逸ですね。
Pretty Flyとかイケナイ太陽とかそういう動画もメドレー入りしてくるとは思わなかったw
Revoltからのアツいフルオーケストラアレンジには、やっぱりメス氏はその「収録風景」をリスペクトしたアレンジが醍醐味なんだなと思ってみたり。
ドレミファロンドの入りもまさにこれで、まぁピコピコだけどスタジオで試しに1曲やろうとしているギターみたいな感じかなと。
次のいままでのあらすじの入りで「魅せ方やばい」というコメにもあった通り、音の抜き差しと原曲に使われてる楽器の使い方って大事なんだなと痛感しました。
エンジュシティ→アヤノ幸福論は天国パートと言って然るべきの、きれいな風景を魅せるアレンジになってますね。この辺もメスシリ節と言っても過言ではない。

~声入りゾーン~
Idol Fancyの突然の声からハットリくんの声再現、クソエモであるダダダダ天使の途中からしれっと入るコーラス声からフラグは完璧。
ここから声入りだからできるseyana×Enans、声入りかつ転調するからできるseyana×夜な夜な夜なと、非常に実験的で新たな世界が開けそうなゾーンでした!
野バラを咲く路からはないちりんは中低音ストリングス・ブラスが良い仕事してるゾーン。

~シャニマスてぇてぇ!楽しい!からのクッソこだわりを感じる七色再現Don't say Lazy~
楽しい時間の終わりにある哀愁を感じます。この先も楽しいですけれども。

終盤。
ズンと低速で来る銀河に願いをのエンディングありがとう!!
摩天楼に賛否両論あったものを賛一択にするような勢いのキミノヨゾラありがとう!!
The Girls Are Alrightは「ここにこの曲のここ持ってくる!?」という選曲、それを敢えて軽めの音でアレンジするというアレンジ力双方から攻めてきています。これでエンディング・カオスゾーンへのフラグは完璧。

UNION!!きたわね。
ここで物凄く相応しそうな曲を更に颯爽としたアレンジしてるのがでかいけど、まずメス氏がこうもミリマス曲の良さを分かってくれてるのが嬉しい!!
めっちゃ自然にエッグプラネットも重ねてる辺りガチだよなぁと。

カオスゾーンは表の曲だけ歌声で駆け抜けるというありそうであった感じだいすき。
それに対して重ねの音は敢えてダサい音源で存在感をしっかりアピールしてるのも上手い。

そして「なにこのエンディング」と言わんばかりだけど、途中から入ってくる陰陽師で「きたわね」と微笑ましくなるエンディング。
「あっけなく終わる」というやり方で爆死した身としては大いに参考にさせていただきたいところであります。
ここまでホラーもあり、遊びもありということでやってくるのはゾンビランドサガと「生きろ」。
闇を抱えたものの、最後にそう言い切ってメッセージとするのは、もっとも説得力があると言っても過言ではないですね。
いや、明るくなれるメドレーをありがとう!といったところでございます。
あとこう声ネタなど幅広い技術力があれば、構成の棲み分けもいろんな工夫が凝らせるし、こうぶっ飛んでかつわかりやすい構成はレビューも書きやすいです。ありがとうございました!


以上最近のメドレーの感想でした。


この作品たちから見れるメドレーの傾向としては…
やはり「アイドル」が最近盛んでは?というところですね。
デレステ愛に満ちた⏲、N+ENER!!の随所に出てくるゾンビランドサガやミリマス、吹奏楽も言ってみりゃアイドル感も若干あるカンタービレ♪、作者自身もVtuberをやっているnico ziziと。
やはりアイドルゲーム、Vtuberに影響されてそれにならって内容・告知ともに主張が強いものが多い気がします。
「馴れ合い」とか「単なる流行りの便乗」「自己顕示欲が過ぎる」とか、
そういう批判に対して、自分のやり方で吹き飛ばすような勢いのある作品が勝ってきてるなという感じで嬉しいですね。

バラエティがものを言いそう。やはりメドレーを作るにはメドレーだけの技術では足りない…
この辺が多少大変な課題でもあったりするって感じですね。
特にN+ENERは一人でDJMの勢いと渡り合ったと言っても過言ではない。
時代は「個性」「面白おかしく」「DTM・ニコメド・ニコニコに留まらない多様性」と言ったところでしょう。

世間もミリシタだとかにじさんじだとか、タガの外れたものほどつよくなるって感じなので、
自分も含めてメドレー作者の皆さんにはそういったつよつよメドレーにどこまでも対抗心を燃やして自分のしたいことをバンバンぶつけてほしいものですね。
余談ですが、自分のやりたいことを伝えるにも「コンセプトをしっかりする」という方法もあって26Kさんのこちらの記事 (https://ch.nicovideo.jp/nicomed_tribute/blomaga/ar1887136) には詳しく説明されているので、メドレー伸ばしたい方は必見ですね!
これからも、ここで紹介したような「お祭り」みたいな好きなことや直感を大事にした楽しいメドレーをよろしくお願いしたいところです!

ちなみにメドレーの感想の宣伝ですが、この駆け抜ける合作全パートレビューもよろしくお願いします!
https://togetter.com/li/1428400
この記事も含めて割と技術的なところにも言及しているので、メドレー作成に役立てていただいたらと思います!!!

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