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SUPER AMBULANCE 理論値の取り方【オンゲキ】

こんにちは、わかばです。

今回は2年ぶり2回目の #ゲキチュウマイアドカレ にライターとして参加させていただきました。

前回は初参加ということもあって、内容はオンゲキだけどチュウマイ勢が読んでも楽しめる(?)内容で書きましたが、今回はがっつりオンゲキ勢向けのコアな内容になるのでご了承ください🙏

前回記事はこちら

今回の記事の内容ですがタイトルの通り、イチ一般オンゲキーズがSUPER AMBULANCE(以降、救急車)の理論値を取るまでの過程を書いた記事になります。
詰めていく上での運指の組み方や意識するポイントなども解説してるので、「お、丁度そろそろ救急車を詰めようと思ってたんだよね〜」と考えていたそこのあなたにピッタリの記事になっていると思います。

是非最後まで読んで頂けると幸いです。


記事を読む前に注意事項なんですが、これからひたすら救急車の譜面について話していくので先に譜面動画をみておく事を強く推奨します。


自己紹介


本題に入る前に、まずお前誰やねんということで音ゲーの実力について自己紹介をしたいと思います。読むの面倒な人は飛ばしてね

・メイン機種:オンゲキ
稼働開始から半年後くらいに始めたので、かれこれ6年近く。アーケード音ゲーで初めてちゃんと触ったのもオンゲキの人
レートは今作が1番高くてMax16.83。14のほとんど、14+の半分くらいを鳥プラで埋められるくらいの実力ですかね
ちなみに理論値はちゃんと埋めてる方で、紫12+以下全部、紫13の9割、13+10個くらい、14は1個だけです。

・サブ機種:ボルテ 弐寺
ボルテは結構前からそこそこ遊んでてVF17.6くらい
弐寺はレベル5が遊べるようになってきたくらい(最近始めた)
どっちもオンゲキ力(ぢから)を伸ばすために遊んでます。

あとはやってる内に入らないチュウマイって感じです。


長々と書きましたが、読むの面倒で飛ばした人向けに要約すると
「オンゲキ出身だからオンゲキはそこそこできるけど地力が無くて左手も弱い人」っていう認識で大丈夫です。

左手ホントに弱いんですよ。。。



事の発端


時は半年ほど前、2024年5月の下旬頃

もともと紫の12+以下全部と13をそこそこ理論値で埋めていたこともあり、理論値カウントが500近く(削除分も含む)になってたので、キリ番は強めの譜面で決めたいと思っていました。
しかし、なかなか「これにしよう!」というものが見つからず何にするか決めかねていたところ、とあるフォロワーさんから1件のリプライが来ました。

全ての始まり

当時、かくかくしかじかあってLv.14以上の通常譜面の理論値が「あ・り・ま・す・か?」しかなく(ツッコミ禁止)、救急車詰めても地力不足で理論値は不可能だと思ってました。
そもそも救急車自体プレイ回数20回とかで鳥プラ乗せて放置だったので譜面すら覚えてない。
でもまぁ曲は好きだし、せっかくの機会なので一旦ABまではやってみようと思い、運指を組み始めました。




鳥プラ〜ABまで


救急車のABを狙うにあたって、乗り越えねばならない難所があります。

はい、拘束しながらの内側折り返し配置です。
正規で押してもまぁーー勝率の低いこと。

ちなみに、運指を組む時に考えている事としては

  1. 指押しをできるだけ無くして交互押しにする

  2. 右手だけで取れる配置は左手の負担減らす意味でも右手だけで押す

  3. 指押しはなるべく得意な指を使って押す

  4. 困ったら全押し、2色押しに頼る

こんな感じ。
交互変換、極力右手、得意な指、全押し。
特別意識している訳ではないですが、自分が組んだ運指は大体このどれに当てはまっています。
ちなみに、見たまま押す力がない頃からオンゲキをやっているのもあって、運指を組む力に関しては人一倍あると自負しています。

今回も運指ジェネレーターはこちらのサイトの物を使用させて頂いてます。なんなら日常的に使ってます。

さて、まずは拘束を片手に寄せて階段を交互にするところから

こうですね。これで覚えて押せる人はこれでいいんですが、自分は手前の8分をを全押しにしてさらに覚えやすくするために

こうします。

こんな感じで、自分なりの「覚えやすくて押しやすい運指の究極系」を組み立てていきます。

1回だけくるミラー配置も同様に組んでいきます。
ここは拘束に入る直前の配置が異なるので、ちょっと工夫が必要

これを

左手はもちろん薬中+人で

こうです

極力頭を使わない運指を考えた結果こうなりました
ちなみに、ここから先も運指全部こんな感じになるので覚悟してください。
こうでもしないと押せない自分が悪いです

押せはするけど精度向上のため、楽に押すために運指組んだ箇所も何ヶ所かあるのでまとめて放出

フリックは真ん中らへんで止める
1つ上の続き
得意な指使うのマジ大事
これくらいしか組みようがねぇ

見にくかったらスマン!

こんな感じですかね
とりあえずAB通過厳しいとこの運指は組めたし、ここ覚えればABは行けるはず…。平日の仕事の日はゲ凸厳しいのでエアオンゲキで練習して2日後、いざゲーセンへ。

確定で赤が出るところや、たまにHitが出る箇所がいくつかあるものの、とりあえず初日は15-1-0まで出せました。
7900だったスコアも9100まで上昇。どんだけ苦手やったん
この日から始まった救急車のAB狙い、初日は良好なスタートを切りました。

以降も休みの日は欠かさずゲーセン通って救急車詰め。
精度は段々良くなるもののなかなか噛み合わず…

結局噛み合せるまで2週間かかりました。下手〜

ともあれまずはAB、一旦の目標達成です。
この時点でのプレイ回数は130回ほどだった気がします


さて、こっからが本番なんですが
ABを詰めていく段階で、"ここが絶対通らないから理論値は不可能だな"って場所がひとつも無かったので、
「あれ、これめちゃめちゃ噛み合えばワンチャンあるな…」と思い、目標をABから理論値に変更。

これまで自分が避けて通ってきた高難易度の理論値狙い。何回かかってでもやってやるぜ!の気持ちだけで出発しました。
ここからが本当の戦いです。




初AB〜1落ちまで


初ABを出したその日に6落ちも出て順調に精度をつけていましたが、ここで単曲を詰める上で避けて通れない壁にぶち当たります。

千夏がしゃがんで待機してる地帯

ここにとんでもない癖がつきました。

具体的には、2回目の右手3連の時に指が動かず、ベチャ押し気味になり緑と赤を超早押ししてしまうように…
赤は出るものの特に意識もせずAB通過できていたのですが、この時のここのAB通過率は体感3割くらいまで低下。
原因を探るために手元も撮りました

今見ると明らかに薬指が伸びきってるのが原因の癖だと分かるんですが、当時は単に認識の問題だろうと思い特に対策はしませんでした。
交互運指を組むのも頭をよぎりましたが、綺麗に組めないのは分かっていたので一旦スルー。
これが良くなかったですね


そんな中、6月にゲームランド津田沼で行われたオンゲキ大会に参加してきました。
ルールは3人1組の投げ合い方式で、課題曲(ルナダイアル)で予選を行い、1回戦は13と13+、準決勝まで進めば14と14+が投げられます
この日は知り合いも沢山参加していて大盛況でした。

一発勝負の緊張の中、危なげなく予選(11落ちAB)、1回戦を通過

さすがに上手すぎた1回戦
はぴすたが自選

いざ準決勝、自選はもちろん救急車。
きっといいスコアを出してくれるだろうと、知り合いが後ろから動画を撮影してくれていました。
格上2人相手に果たして…

2回目の右手3連でHit×2

はい、例の階段で見事にやらかしました。
この他にも色々ミスって鳥プラすら乗らず…
大会で救急車を投げられたのは満足でしたが、悔しさが残る結果となりました。

この悔しさをバネに、全てのプライドを捨てて本気で安定する運指を組みにかかります。

まずはサビ前の階段から
やっぱり交互押しに抵抗があったので、初めは2-2(指押し+縦連 → 縦連+指押し)でやってみることに。

今思うとBPM200でようこれが押せたな

体に馴染むまで少しかかりましたが、これが意外と光ることが分かり、スコアを6落ち→3落ちに一気に更新。

続けて、左手の安定感が求められる前半のここと、サビのここ

ここでしょうもない赤を出さないように、右手に持ち替えました

3打目で右手に押し替え
フリック急げ でも右手焦るな

こんなことしてる人マジで自分くらいだと思います
もしこの運指使ってるよって人いたら連絡ください
友達になりましょう。

次にサビ前の階段配置
指押し+縦連の2-2運指を採用してましたが、理論値を狙うとなるとさすがに安定感に欠けるのと、連奏して疲れてくると縦連が間に合わなくなってくるので、ここでようやく交互運指に切り替えました。

最初からやれ〜い

ここの交互、楽できるのが右手だけで左手は忙しいままなのであんまりやりたくなかった(組んでも押せるか怪しかった)んですが、いざ組んでみたらあっという間に馴染んで譜面が消えました。
大会前に組んでおけば良かったと本気で後悔

あとはプライド0の全押しラッシュ

ごめん
ここPスコア光るときもちい
通るのが悪い!通るのが悪い!
ここの左手にも癖ついてた
右壁を16分遅らせて押すのがポイント

もうね、理論値狙いなんてね、光れば全押しだろうがなんだろうがどうだっていいんですよ
光ればそれが正義なんすよ

あとはウィニングランの壁交差を無くした運指も

120小節目で絶対赤出したくない

そんなこんなで運指を組みに組みまくって安定に安定を重ねていった結果。。。

とうとう1落ちまでこぎ着けました。

詰め始めたのが5/22、1落ちが出たのが7/4なので、実に1ヶ月半が経過。
いやーここまで長かった(終わってない)

ちなみに1落ち出した時の赤出した場所ですが、

ここの緑で出しました
インペリにもあるトリル中の指押し配置ですね
要は上手く指押しができず緑を早押しして赤が出た感じですね。リザルトもFastに1とついてます。

この時はここで赤出した事については「ムズいとこ光ってたのにもったいねー」くらいにしか思ってませんでした。




1落ち〜理論値まで


運指もカッチリ固まったので、 相変わらず連奏して安定感を上げつつ、難所の勝率を上げていきます。

ちなみになんですが、この時が多分詰めてる期間で1番上手かった時期で、体感ですが千夏登場(サビ入り)まで0個率が7割、幅寄せトリル地帯直前まで0個率が5割くらいと、前半を相当安定させていました。

しかし、一行に噛み合わない。
幅寄せトリル以降が純粋にみたまま押すしかない難しい配置ばかりなので、それはそうなんですが

難所が光らず噛み合わない、プレイしてもPスコアしか進展がない、(当社比)体力譜面なので連奏するにも限界がある
これらが重なり、1落ちを出してから1ヶ月近くの間はそれまで息抜き程度に遊んでいた他の高難易度やボルテの時間が増えてしまいました。所謂モチベの低下ですね

その間のちょっと上手かったリザルト↓

この時すでに、ラストの配置2箇所にまたしても癖がついていました。

1つ目は1落ちを出した時に赤出したトリル中の指押し
2つ目はラストの両手トリルですね

1つ目の指押しは左手側の時は平気なのになんで右手側のここに癖ついたのか今でも謎なんですが、ここは使う指を薬中+人から薬中+親に変えたらすんなり押せるようになりました。

問題は2つ目の両手トリルです。
左手側が疲れてくると間に合わず光らなくなってました。
しかも疲れていなくてもそこまで0個で通ると緊張して押せなくなるおまけ付き。
ただ間に合わないだけなら元気な時にやればいいんですが、段々癖がついてきて4打目の緑でLATEがでる押し方になってしまい、正規での勝率がほぼ0

これもボルテの縦トリル(Aと左FX)みたいに親指を使って押すことも考えましたが、いかんせん筆者はそこまでボルテが上手いわけでもないのでBPM200の縦トリルは間に合わない。特に左手が。

その他にもいろいろ考えました。

両手トリルのまま6打目も押してみる、読み替えてアンフェスの開幕みたく指押しする、配置はそのまま手袋つけて擦る、手袋つけて外→内まで指押ししてから親指で外に擦る………←??????

どれも光りはしたものの勝率に乏しく、手袋つけて擦りが1番マシという感じでした。体感勝率2〜3割くらい

幸い、手袋をしながら音ゲーをすることには慣れていたので、最後の為だけに手袋しても道中の勝率はそこまで下がりませんでしたが、そもそもここまで0個で通すのも大変なのにそこからさらに成功率2、3割のガチャをやって負けるのが悔しくて結局やめました。


あれもダメ、これもダメ
正規はもう使い物にならないし、縦トリルは下手だし、手袋の擦り、しかも往復なんて練習して上手くなるもんでもないしどうすれば…



ここで、あることに気が付きました。





縦トリルを死ぬほど練習して
上手くなればいいのでは?


押し慣れてなくて下手なら、練習して慣れればいい。
もう自分にはこれしか残されていないと思い、その日から猛練習しました。

ここで、自分がよくやる指トレの方法として浴槽でやるものがあるのでここで紹介します
やり方は簡単で、浴槽に浸かった状態で湯船の底を鍵盤の様に叩いて鍛える方法です。
水の抵抗があるので思った以上に指/腕を動かず際の負荷が強く、筋トレになります。
シングルスピード、交互トリル、指押し、全部鍛えられる最強のトレーニング法です。
お湯の中で浴槽の壁を叩けば壁も練習できます(これは練習になってたかどうか怪しい)

要はこの練習法で、ひたすら縦トリルを練習しました。
9月だったので風呂はシャワーで済ませたかったですが、これのために毎日浴槽に浸かりました。
親指の付け根が痛くなるまでトリルしては休んで、またトリルして。
手袋をやめてから1週間、毎日ひたすら練習しました。


そして、来る9/21の土曜日
連休明けの出勤を終えていつものゲーセンに向かって…

まずはアップがてら某オンラインPスコアタの課題曲(とびだせ!TO THE COSMIC!!)を2、3回プレイ(下手)

身体を温めるためにedenを1回プレイ(下手)

今日下手な日か?と思いつつ、そろそろ指も温まったし救急車やるか〜とプレイ開始して

意外とあっさり出ました。

練習の甲斐あってか、決まるまでの数日は縦トリルの勝率も5割程まで上がっていたので、手前の6鍵指押しまで光った時は不思議と緊張せず自信を持って押せました

縦トリル練習始めてから両手トリルまで0個で通った回は多分これが最初だったはずですが、しっかり指が動いてくれました。
色々ありましたが最終的に出てくれて本当に良かった。

全ラン57人目
Pスコア4位タイ ←?
期間は4ヶ月弱
総プレイ回数は1,001回
ダントツでマイベストの1番上です

これにて無事に理論値500譜面、および紫14+初理論値、達成です。

応援してくれた全ての人に最大の感謝。




最後に


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

理論値出した後、備忘録的な感じで記事を書きたい気持ちはあったんですがめんどくさがって書けてなかったので、アドカレという場を提供してくださったマカさんには感謝しております。


終わりに、救急車を愛し救急車に愛された自分しか知らないであろう小ネタを2つ披露して締めようと思います!


救急車のジャケットにSUPER CORE(恐らくジャンル名?)の文字と、BPMに由来したであろう時速200キロ制限の標識マークがある

SUPER AMBULANCEのマスター譜面のベルの数が救急車を呼ぶ時の電話番号である119になっている


以上になります!知ってたかな?
皆さんもよいオンゲキライフ、そして救急車ライフを!

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