【Web】自分がWebの勉強するのは何故?と今一度考えてみること
こんにちは、加藤若菜(@wk624)です。最近は、Udemyやデイトラなど、様々な方法でWebの勉強ができる時代になりました。しかし、いくら勉強して知識を得ても、現場に出て実務をこなした人には敵わないのです。では、何故勉強をしているのかを今一度考えてみましょう。
動画で勉強するのは果たして効率的なのか
動画でWebデザインやHTMLを勉強することは悪いことではないと私は考えています。スクールに行くと、古い知識しか身につけられない点が否めません。
最新トレンドや技術が毎年変わるWebの世界では、新しい知識をいかに自分の中に取り込められるかが大事なので、動画は非常に良いツールだと思っています。
しかし、動画を観るには「時間」がどうしてもかかってしまいます。その間にも次々と新しいWebクリエイターが生まれ、需要がどんどんなくなってしまうわけで、効率的かと言われると、どちらかといえばあまり良くないのではないかと私は感じています。
模写コーディングは正解がないので「見た目だけ」の満足に浸ってしまう可能性もある
よく見かける「模写コーディング」。これはあまり私はお勧めしません。何故かというと、見た目を優先して、無理やり再現しようとするから。その結果、ソースにdivがたくさん使われていたり、クラスが大変なボリュームになってしまっていることも。
模写よりも私は「サイトのソース解析」をひたすら行うことをお勧めします。ソースの解析をすることで、「ここでこんな技術を使うんだ!」という発見ができます。
やり方は簡単で、Google Chromeのデベロッパーツールを使う方法が一番効果的です。どこに何が使われているのか、HTMLを見ながらCSSも同時に確認できるため。結構お勧めです。
実際のところWebで何をしたいのかを明確にすべき
Webの勉強をしている皆さんは、果たして何を目指しているのでしょうか。その勉強は果てしなく続き、制作歴20年の私ですらまだまだ勉強が足りないと感じています。
「いつ」勉強が終わるのか見えないこの業界で、ただひたすら勉強することだけで満足していませんか?
「Webを勉強して副業として、或いは独立して仕事をしたい」だけでは足りない業界が、Webという世界です。Webを勉強して仕事を得て、フリーランスになりたい、という考えは、ハッキリ言って甘いです。
目的をもっと深く掘り下げていくことをお勧めします。
ひたすら「今日の積み上げ」をしても中身がなかったら意味がない
Twitterでよく見かける「今日の積み上げ」ですが、確かに今日やったことを公開するのは、継続のモチベーションが上がるので良いかもしれません。
でも、本来やろうと思っていたことが達成できていなかったり、今日の積み上げを書いて周知させて満足しているだけでは意味がありません。中身の薄い内容を書いていたら、それこそ意味がないですよね。
「おおー、頑張ってるなぁ」と思われるために書いているわけではないとしても、「今日の積み上げ」を書く前に「今日やること」のタスクを重視していくと良いかと思います。
じゃあ、どうすればいいのかを考えてみる
まずは自分がなんのために勉強しているのかを考える。これが一番大事なことです。デザインやHTMLはただの「作業」にすぎません。作業は覚えれば誰だってできますし、自分じゃなきゃできない、なんてことはありません。
そこで、「自分の強みを見つける」ことをお勧めしています。勉強している中で自分はどの工程が向いているのかを考え、強みを強化していくことによって、「この人がいないとダメだ」と思わせるような魅力を作らなくてはなりません。
まずは強みがどこなのかを明確にし、その強みを引き出してくれ、的確なアドバイスをしてくれるメンターを探しましょう。そうして最短ルートを辿って、早く実務をこなすのが一番手っ取り早く効率の良い方法だと私は考えています。
質のいいメンターを見つけるコツ
本物のクリエイターというのは人に教えることが苦手な人が多いです。何故なら、自分のスキルをもっと強化したいと考えていたり、自分の時間を有意義に使いたい人が多いから。
逆にそういった人を見つけて、積極的に教えてもらう、アドバイスをもらうのがお勧めです。たとえアドバイスをもらえなくても、その人のことをよく見て、普段どんなことをしているのか、作業をどうしているのか、タスク管理はどうしているのか、そういう部分を見るだけで良いのです。
そうして、本当にこの人みたいになってWebの業界で生き残りたい、と思ったら、それは自分にとっての「質のいいメンター」になりうる可能性が高いと言えるでしょう。
「短期間でWebの技術を身につけられる!」に踊らされてはいけない
よく見かける「2ヶ月でWebデザイナーになれる!」「たった3ヶ月でプログラミングをマスターできる!」といった謳い文句で人を集めているのは、あまりお勧めできません。
その人自体、本当にWeb業界で生き残れているとは限らないからです。どちらかというと、勉強している人へ「情報」を提供することによってお金を得ているからです。
Web業界で生き残っている人というのは、目まぐるしい情報更新を常にアップデートしているので、そこまで手が回らない人の方が多い印象があります。
果たしてその人はちゃんとデザインできているのか、業界的に有名な人なのか、HTMLのソースは綺麗なのか、最新技術を取り入れているのか、その辺りを考えていくと、自分に有益かどうかがわかるはずです。「目利き」が最も大切です。
さいごに・・・
あなたはWebを勉強して、何になりたいのですか?ただの作業員は山ほどいますし、あなただけが特別ではありません。では「特別」になるにはどうしたら良いかを、今一度考えてみましょう。
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