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道案内

わたしはおそらく道を聞かれる事が多い方だと思う。



なのに、私は道案内がちっとも上手くない。

というかそもそも現地までの経路が分からないことが多い。



なので、よほど遅刻ギリギリでなければ

現地まで一緒に行ってあげるのだが…



池袋の中央口で「東武デパートはどこですか?」と女性に聞かれた時。西武と東武どっちが東口で西口なのか自信がなかったので

一か八か一緒に東口に行った。案の定、そこにあったのは西武で…結局引き返えし、西口にある東武デパートの入り口まで送ってあげた。




また、カナダ人に英語でホテルの場所を聞かれた時は、突然目の前に現れた金髪の大男2人にパニックを起こし、出てくるワード全てが韓国語になってしまって全く伝わらず…

仕方ないのでそのまま九段下から汐留まで一緒に行ってあげた。

(何故か電車代を奢ってあげてしまったし…)



ある時は、バイクに乗ったおじいちゃんと孫にスカイツリーはどこか?と聞かれた。


正直目の前に展望台が見えてはいるんだが、道自体は分からない。

mapでルートを教えようとしても、老眼のおじいちゃんにはスマホに映る地図が見えず。


かと言って、何個めの信号を右に曲がってその先の信号を左に曲がって…と教えても、おじいちゃんではとても覚えられなさそう。


とくに急ぎの予定はなかったので、結局

乗ってきた自転車でバイクと並走し、スカイツリーの駐車場まで連れて行ってあげた。



色々あっても何だかんだ最後はみんな「ありがとう」と言ってくれるし、それはそれで嬉しいのだが


尋ねるのならもっと道を知っていて、かつ的確に教えられる人を選んでほしいし、

そんな人を見つけられる目を養って頂きたい。





なぜなら私の良心が痛むからである。





話したいことが山ほどある。山ほどあるからゴールを見失いがち。結論ファーストは仕事だけで十分。