【ワンクリックで自動生成】Gmailの返信をAIで作成できるアプリができました
この度、ワンクリックでメール返信を自動作成できるアプリを作ってしまいました!
まずはこちらの動画をご覧ください。
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メールの返信、めんどくさい...
「お世話になってます」って書く意味あるんか?別にお世話してへんし、されてもないやんか?
もうええでしょう
ビジネスメールの返事は、面倒で、誰にとっても時間のかかる作業です。
内容が決まっていても、体裁を整えるのに手間取ってしまう
他のタスクに追われて、ついついメールの返信を後回しにしてしまう
メール対応に多くの時間を割いてしまい、肝心の仕事に集中できない
生成AIを使っても、意外とコピペが大変だしプロンプトも難しい
そんな面倒を「少しでも手早く済ませたい」という思いから生まれたのが、WizReply(ウィズリプライ)です。
WizReplyはワンクリックでメール返信文を生成できるChrome拡張機能です
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このツールがあれば、毎日のメール作成が驚くほど簡単になり、手間が省けます。少なくとも、私はメール返信では必ず使っていて、もうこれ無しで生きていけません。
そんなWizReplyのシンプルな機能と、今後の計画を、この記事でご紹介します。
御託はいいから試してやる。という方はこちらからどうぞ。
設定不要&無料で試せます。
Chrome拡張機能をインストールするだけで、すぐにGmailで使えます。
WizReplyの利用イメージ
まず、Gmailのメール詳細に下記のバーが表示されるようになります。
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で、紫色の生成ボタンを押すとこう。
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自動的にメールの返信内容が書き込まれます。
数えたら、大体3秒でした。ノールックなら3秒で返信できます。
WizReplyでできること
ワンクリック メール生成
1回ボタンをクリックするだけで、メールが生成されます。
スレッドから過去のやり取りを分析し、最適な内容を提案します。
返信トーンの選択
どんな方向性で返信するか(トーン)をワンクリックで選択できます
トーンを編集・新規作成できるので、利用用途によってカスタマイズできます。
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返信の指示出し
もちろん、具体的な指示を出すことも可能です。
指示をするときは敬語は不要。適当に指示しましょう。
音声認識もできるので、喋って指示もできます。
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始め方
書くほどでもないんですが、始め方はこちら。面倒な設定はゼロです。
公式サイトに移動し、アカウントを作成する
Chrome拡張機能をインストールする
Gmailを開き、詳細画面に表示される生成ボタンをクリックする
メール内容が読み込まれ最適な返信文が作成されます!🎊
なぜWizReplyを作ったのか
つらつらと私情を書いてるだけなので、飛ばしてもOK
メールは細かい面倒が積み重なってる
そもそも、WizReplyを作ることになったのは、「メール対応が面倒すぎる」という日々のフラストレーションがきっかけでした。返信内容が頭に浮かんでいても、ゼロから書き始めるのって、なんだかんだで手間ですよね?
最初の一文からして、「お世話になっております」だの「ご無沙汰しております」だの、形式的なフレーズに引っ張られて、気がつけば10分。しかも、肝心の本題にたどり着くまでに、また細かい言い回しで悩んでしまう。
そんな時間を使っている場合じゃない。もっとサクサクっと、でもちゃんとしたメールを送りたい。そんな思いから、WizReplyの開発が始まりました。
ChatGPTも面倒
実は途中でChatGPTに頼んでみたこともあるんです。でも、これがまた意外と手間で。過去のメールをコピペしてChatGPTに貼り付け、生成された内容をGmailに戻して貼り直す。その作業が思った以上に面倒でした。
さらに、プロンプトを書いて指示を出すのも一苦労。GPTsとかいうのも試してみたけど、何だかよくわからないまま、結局「もう自分で書いた方が早いじゃん」ってなってました。
返信画面で完結したい
こんな手間を省いて、もっと簡単に、でもちゃんとしたメールがサクッと作れるツールが欲しい。それがWizReplyを作る原動力でした。だからこそ、Gmailの画面上で完結できる、シンプルで使いやすいツールを目指したんです。
今後の計画:差別化と未来の展望
最近では、Googleの「Help me write」やApple Intelligenceなど、ビッグテック企業が次々とAIを活用したメールの新機能を発表しています(日本語対応はまだだけど、早くきてほしい…)。
これらの機能は確かに便利そうですが、ビジネスの現場では、それだけではカバーしきれない細かなニーズがたくさんあります。
ビッグテックにとって、こういった細かなニーズや外部システムとの連携を含めた機能を出すのは難しいでしょう。
差別化のためにも、今後特定のユースケースに特化した新しい機能を強化したいと思ってます。
まだ妄想に過ぎないですが、例えば以下のようなシナリオです。
1. 営業活動での日程調整をさらにスムーズに
営業の現場では、日程調整URLを送るのが難しい場面も多いですよね。そんな時、文字での日程提案をサポートする「日時の文字を作るくん」を愛用している方もいるかもしれません。(私はめちゃ使ってます。感謝🤗)
WizReplyに近い機能を直接組み込むことで、日程調整のやり取りをもっと簡単に、そしてスマートにできるかも?
単純にニッテやSpirの日程調整URLを保存しておいて、自動生成の中で出してくれるのもありですね
2. Salesforce連携でよりパーソナライズされた返信を
営業やサポートの方々に向けて、WizReplyはSalesforceとの連携も視野に入れています。例えば、amptalkなどで文字起こしされた通話記録が残っている場合、その内容を分析し、最適な返信内容を提案するというアイデアです。
3. カスタマーサクセスのためのナレッジ連携
カスタマーサクセスの現場では、顧客からの問い合わせに迅速かつ的確に対応することが求められます。WizReplyは、Notionなどのナレッジベースと連携し、そこに蓄積されたドメイン知識を活用して、最適な返信を生成する機能を提供したり。
ソフトバンクが提供予定のsattoでも同じようなユースケースが紹介されていましたね!楽しみ!
ついにsattoとDifyを繋げて、カスタマーサポート時間を読書時間に変えることに成功しました。 pic.twitter.com/eT2wiJotec
— 平岡 | 誰も置いていかない生成AI発明家 (@hiraoka_dx) August 25, 2024
4. 広報担当者向けの過去問い合わせチェック機能
広報担当者にとって、過去の問い合わせと同じような内容がないかを確認しながら、一貫したメッセージを発信することが非常に重要そうな。
例えば、過去の同様の問い合わせを自動的にチェックし、その過去返信を基に適切な返信を提案する機能ができたりしたらどうでしょう?
妄想するだけなら無料です。
が、実際に業務を行なっている方と一緒に機能開発したら、きっと皆さんが「これがないと困る」と感じるような必須ツールとなるはずです。
今後は、特定のユースケースにおいて重要な機能の開発に協力してくれるユーザーを募集する予定です。
初期リリースがうまくいかないと妄想で終わりそうなので、Xなどで広めてもらえるとと嬉しいです🙇
一緒にWizReplyを育てていくことに興味がある方は、今後のご案内をお待ちください。共にこのツールをさらに進化させていくパートナーになっていただければ嬉しいです。
ユーザーのコメント
WizReplyを試してくれた最初のユーザーから、こんなコメントをいただきました。
「1クリックで返信が生成されるのが嬉しすぎる。まず0→1って無駄に労力がいる。それがなく、初版が生成されレビュワー視点で始められるので心理的な負荷がほぼ0になった。もちろんいつも完璧なわけじゃないけど、大体9割はちょっと指示を変えたり、不要な文言を削除するだけで済んでる。想像してた大変さがなくて、あれ、もう返信終わったか・・みたいな後味。」
すいません、自演自作です。
でも、私自身がWizReplyを別プロダクトへの問い合わせ対応や、税理士などの士業の方との連絡に実際に使って、本当に率直に感じたものです。
もし使ってみて「いいね!」と思ったら、是非コメントをいただけると最高に嬉しいです!!お願いします!!
無料でお試しを!
WizReplyが提供するのは、シンプルで直感的なユーザー体験です。 毎日の業務を少しでも楽に、効率的にするために、ぜひ一度試してみてください。無料で試すことができるので、まずはWizReplyがあなたの仕事にどんな影響を与えるのかを実感してみてください。
もっと今後の開発
最後に開発を検討している機能を雑にもっと紹介します。
上記でまとめたもの以外になります。
これは、「この機能あったら仕事楽になる!」と思うきっかけの一助になることが目的です。
もし共感したら、Xでご意見をいただけると嬉しいです!
Gmail以外の対応先拡大
Outlook
古巣ではOutlookを使っていました。昔の自分が知ったら、Outlookに対応していないことに憤慨したと思うので。
Slack
Slackコネクトで社外の人と繋がりますよね。その返信が面倒臭いという方もいますか?
機能拡充
テンプレート
トーンじゃなく、もっとカチッとしたテンプレート
一部{{ここはクライアントの業種によって文言を変える}}みたいな自然言語の変数が入っているイメージ。
新規作成への対応
これはコンテキストがユーザーによって直接入力される場合、ビッグテックが出すもので十分そう
別サービスからデータを連携した上で作る場合、真価を発揮しそう
返信すべきかの仕訳
Googleが出しそう
データ連携元
CRM
Salesforce
Hubspot
ナレッジベース
Notion
Spreadsheet