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飲食店のインスタは写真が命!カメラ歴10年の私が教えるスマホ撮影の極意

最初に(このnoteはこんな人にオススメ)

・インスタグラム集客を頑張りたい飲食店
・写真の撮り方に自信がない飲食店
・おいしそうな写真が撮りたい飲食店

飲食店を探すときにインスタグラムで検索するというユーザーが増えたことで、とりあえずインスタアカウントを作ってみたという飲食店も多いのではないでしょうか。

しかし美味しそうな写真を撮るためには、知識が必要です。料理を美味しそうに撮るための知識がある人とそうでない人は、写りに圧倒的な差が出てしまいます。

インスタグラムは写真が命です。

インスタグラムの写真がすてきな飲食店は、それだけでインスタ上で目に留まりやすく、集客効果に繋がります。そこでインスタグラムに載せる写真のクオリティをワンランクあげるテクニックを紹介していきます。

このnoteで分かること

・美味しそうな写真を撮る方法
・いいねが増える撮影設定
・初心者向けのカメラ知識

インスタグラムにおける写真の重要性は、インスタグラムのハッシュタグ検索をすると明らかです。ためしにインスタグラムで「#新宿グルメ」と検索してみましょう。

スクリーンショット 2021-07-21 13.39.02

どの写真も美しく、思わず「おいしそう!」「なにこれ!」とテンションが上がった方も多いはずです。写真で惹きつけられたユーザーは「どこのお店なんだろう」と店舗情報を探し、購買行動に繋がります。

美味しそうな写真を撮る方法

・被写体は1つだけ写す
・自然光で撮る
・明るめ(ハイキー)で撮る
・シズル感を意識する
・とにかくボカしてみる

被写体は1つだけ写す

スクリーンショット 2021-08-19 10.04.05

飲食店アカウントを運営している方の中には、メニューを紹介したいあまり、1枚の写真にあれもこれもと複数のメニューを載せて撮影しがちですが、この撮影方法は残念ながら時代遅れです。

5年前であれば画角いっぱいにメニューが並ぶカラフルな写真が流行りましたが、今はシンプルがトレンドです。余白を残しつつ、メニューは1つだけ載せるようにましょう。

また余白に店舗情報や商品名を書くことも効果的です。インスタグラムは検索結果に膨大な数の写真が並ぶので、テキストを入力するだけでも他の写真と差別化でき、ユーザーに店舗情報を伝えられます。

必ず明るめ(ハイキー)で撮る

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画像引用:布や余白の使い方、配置のコツまで。プロに学ぶオシャレなInstagram写真の撮り方

インスタグラム受けする写真を撮るためには、普段の写真よりも若干明るめに調整しましょう。編集画面から「露出」「シャドウ」「ハイライト」の3つをさわるのがおすすめです。

露出:画面全体を明るくしたり暗くしてくれる
ハイライト:明るい部分をさらに調整できる
シャドウ:暗い部分をさらに調整できる

明るさを調整することで食材の柔らかさが伝わり、ユーザーからの反応率が高くなります。

自然光で撮る

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料理を美味しそうに撮るなら必ず「自然光」を意識しましょう。なかでも午前中の光は、昼間の光よりも柔らかいため料理の魅力が伝わりやすくなります。

光が当たる角度は、逆光か反逆光がおすすめです。直射日光を真正面から当てる順光では、光が被写体にうまく入らず、のっぺりとした印象を与えます。

シズル感を意識する

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美味しそうと感じる写真を見てみると、食材の輝きや、湯気、水滴などのシズル感が重要なことに気づきます。その中でも食材の輝き(ツヤ感)は表現しやすいポイントです。

ツヤ感を出すためには、上記と同様、自然光のある環境で撮影すると簡単に表現することができます。もし自然光がないのであれば、遠くから被写体にライトを当てるのもいいでしょう。

とにかくボカしてみる

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料理を簡単に美味しそうに見せるテクニックとして、被写体の背後をボカすという方法があります。ボカしを入れることで、被写体の魅力を際立たせることができるのです。

最近のスマホでは、ポートレートモードとして、被写体をぼかしてくれる機能が追加されています。手軽にプロっぽい写真が撮りたいという方は、是非試してみましょう。

いいねが増える撮影設定

コンスタントにインスタグラムに写真を掲載するには、ある程度まとまった量が必要なため、プロに頼むよりも自分で撮影した方が安上がりになるはずです。

そこで以下では、カメラ知識のない方でもいいかんじに撮れるようになる撮影設定を紹介していきます。この数値だけ覚えておけば、クオリティをアップさせることができるので覚えておきましょう。

【絶対に覚えておきたい設定】
F値:4.0以下
SS:1/100以上
ISO:100以上3600以下

・F値(エフチ):どれだけボカすか
数字が小さい方がよくボケて料理がきれいに撮れます。数字が大きくなると、遠くまでピントがあったカリカリとした表現になります。

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(画像引用:f値(絞り値)の基本|風景写真をf8で撮る理由を説明できますか?

・SS(シャッタースピード):シャッターが降りる速度
1/80以下だとシャッターが閉じるまでのスピードが遅いのでブレます。一方、1/1,000以上だとシャッターが閉じるまでのスピードが速すぎて、光を集めることができず暗い写真になってしまいます。

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画像引用:シャッター速度は高速と低速、表現の違いを知ることが大切

・ISO(アイエスオー):光をどれだけ集めるか
ISOは数字が大きいほど、周囲の光を集め画面を明るくしてくれます。そのため写真が暗いと感じたらISOを触りましょう。(明るい室内であればISO200程度でOK)しかしISOが3600以上だと余計な光が入り、汚くなりがちです。

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画像引用:ISO感度との上手な付き合い方

インスタグラマーに依頼するのもアリ!

インスタグラムの写真を撮る時間も、プロカメラマンに頼むリソースもないという店舗は、インフルエンサーに依頼してSNSマーケティングを仕掛けるのもいいでしょう。

例えば、インフルエンサーが挙げてくれた写真をリポストとして紹介したり、インフルエンサーに撮影代行の依頼をして、撮影データをもらうという手法もあります。

インフルエンサー代行してもらうの写真は「いいねがつく写真」に特化しています。そのためプロカメラマンの写真よりも、いいねがつきやすく、集客効果が高くなります。

まとめ

インスタグラムに投稿する写真は、撮影のわずかな違いで、大きくインプレッションを上昇させることができます。いままで写真テクニックを気にしていなかったという方はこれを機に、写真を一新してみましょう。



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